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科学注意報 オナガの広場
ホームズなか中1

 「ドラえもん」は、「鉄腕アトム」や「鉄人28号」に代表される、スーパーヒーロー型とは全く異なり、読者の日常生活に密着して愛されるタ
イプのロボットである。現代の日常生活は科学文明を過信するあまり、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしまっている。楽することを求める あまり、科学のなんたるかを忘れて暮らす現代生活のあり方に浴びせた作者の皮肉な笑い。「ドラえもん」の真の面白さは、我々の日常への痛烈な 風刺にあったのだ。僕は、科学に頼りすぎる現代社会は、いけないと思う。  

 その理由は第一に、あまり科学に頼りすぎると、時にはその力で失敗することがあるからだ。例えば僕は、小学校五年生ぐらいの時にパソコンに
入れていた、天体に関するデータを誤って消してしまったことがある。その頃僕は、やっとパソコンにもなれ始めた頃で、パソコンをいじるのが楽 しくて楽しくて仕方が無かった。そして、僕は天体にも興味を持っていたので、インターネットを使って、いろいろなことを調べ、自分なりに編集 して、データを保存していた。そして、僕は思った。(あぁ、パソコンってすごいなあ。こんなにすごい物があるとは、現代科学に感謝感謝。)と 。しかしある日、ちょっとした手違いで、そのデータを跡形も無く消してしまったのである。、その時は、何も思わなかったが、今ではこう思って いる。(科学の進歩はすごいけど、頼りすぎるのも良くないなぁ)と。  

 第二の理由として、科学に頼りすぎた例として、科学を利用したテロ、戦争があるからだ。つい最近起こった物では、アメリカのツインタワー爆
破テロ事件がある。また、「炭疽菌」という物も、本来は自然界の奥深くにあるらしい。それを何らかの方法で、この社会に引っ張り出してきたの も、科学の力のせいではないか。さらに、日本は唯一の被爆国である。それも、科学の進歩によって起こった悲劇である。  

 「カメラマンは、レンズのほこりを払うまえに目のほこりを払わねばならない」と言った名言があるが、科学の進歩に頼るよりも、その科学を人
間がどう使っていくかが大切なのではないだろうか。最近、いたるところで科学の進歩が目に付く。僕は、その進歩してきた科学を、大事に大事に 使っていきたいと思う。  

 
                                                 
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