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清書:大きな動物 カモメの広場
れもんふれ小4

 「キャー。」
 

 思わず声を上げてしまいした。
 

 あの大きな大きな動物にあったのは、今年の林間学校の時でした。林間学校では、伊豆山そうにいきました。やっぱり、林間学校のいちばんの思
い出はと聞かれたら、あの大きな大きな、ことばには表せないほどびっくりするほど大きな動物に会ったことでしょう。  

 その大きな動物に会ったのは、林間学校のメインである自然散さくの時のことでした。自然散さくというのは、山コース、川コース、林道コース
の3コースを歩くことです。山、川、林といっても、普通の山、川、林ではありません。大自然の中の山、川、林ですから、もう道という道はあり ません。いつマムシが出てきてもおかしくない、というような道です。(実際にマムシを見たという班もありました。)  

 私たちのグループが大きな動物を見たのは、山コースの入り口でのことでした。(あれ、今何かが動いた。)そう思った私は、動いたものの近く
まで行ってよく見てみました。  

 「ゲロ、ゲロロロ。」
 

 「キャーー。」
 

 私たちは思わず声をあげてしまいました。そう、私たちが見たものとは、なんと、体長二十五センチメートルぐらいの、地面の土と同じような色
をした、まるでおすもうさんのようなカエルだったのです。こんな大きなかえるがいるなんて。すぐに逃げ出したくなる気持ちもありましたが、せ っかくなので、写真をとってから逃げました。逃げたときにかえるがとんだので、びっくりしました。その後、おそるおそる、二度、カエルと出会 った場所に行ってみましたが、もう大きな大きなカエルはいませんでした。  

 もしかすると、どこかからこっそり私たちを見ていたのかもしれません。こんな大きなカエルがいるなんて、やっぱり自然はすごいなと思いまし
 

 
                                       
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