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日本文化のすばらしさ イチゴ の広場
ひろりん あしゆ 中1

 だいぶ前から、金曜のテレビ番組などで「ではみなさん、よい週末をお過ごしください。」といった一昔前だったら絶対にない挨拶をするようになった。
これは日本人が外国の文化を進んで取り入れた結果だ。これを言語干渉という。特に目立つのが「水」をわざわざ「ウォーター」と言ったり「いちご」を「 ストロベリー」と呼んだりするようなことである。多くの日本人にとって、外国の文化は憧れの対象なのだ。しかし、その外国語をわざわざ日本語に翻訳し た言葉もある。たとえば、「automobi-e car」に対応するため、新たに作られた「自動車」だ。ほかにも、社会的公的な場面では西洋式を装 っているのに、家庭では服装から食事まですべてが日本式になることだ。それが可能になった要因は、日本に漢字と言う便利な言語手段があったからだ。欧 米の文化を広範囲で輸入し消化するとき、高度の文化文明を簡潔に表現する力をもっている漢字が日本にあったことは、幸運としかいいようがない。  

 最近アメリカで日本の文化がはやっている,と聞く。ポケモンやイチローをきっかけにおすしやご飯などのお店がどんどん増えているらしい。あるテレビ番
組では銭湯や布団なども使われ始めていると言っていた。いままで日本なんてとりあげられたこともなかったのに、まるで日本の明治維新のようである。明 治維新では日本にアメリカの文化が、そして今はアメリカに日本の文化が入ってきている。こうなれたのも強力な外国の文化に押されながらも日本の文化を 大切にしてきたからである。最近着物が着られなくなっている、というが「1日に一回は着ろ!」とはいかなくてもそういう文化が日本にあったことを誇り に思うべきである。  

 考えてみれば日本の文化はよく考えてあると思う。例えばうちわやせんすなどは、暑いのなら自分で風を作ってしまおう、という大胆な発想である。しか
しアメリカにはそういうものは私の知る限りない。おはしや菜箸もスプーンとフォークの機能を2つともそろえていて、非常に便利だ。もちろん漢字もひら がなやかたかなと組み合わせればほぼすべて書き表せるすばらしい文字だ。外国のものがはやっているからと言って実は日本文化に助けられている私たちな のだ。                                                      
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