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最近、と言っても・・・・・・を読んで ウグイス の広場
しっぽ ほし 中1

  最近、と言っても……を読んで
 

 日本では最近外国文化の取り入れが急速に進んでいる。他国でも結構取り入れているらしい。その取り入れ方は様々で、そのままそっくり取り入れる国と
、その国なりに消化してその国に合った文化に変えてしまう国があるらしい。  

 日本は今二つ目に挙げた例のほうで、世界では極めてめずらしい国らしい。確かに、最近日本はずいぶん外国語が増えている。街に繰り出すと(一体どこに
住んでいるんだ……?)、私の視界360度どこにでも外国語が目に入る。しかしここは日本である。やはり漢字のほうが多い。  

 例えば「野球」は外国で始まったゲームである。英語になおすと「baseball」である。初めて日本に野球が伝わったときはやはり「baseball」だったと思
うが、これを「野球」にしてしまったところが日本人のすごいところだと思う。  

 日本はすべて外国一色ではないが、日本の昔からの文化が薄れつつあるのも事実である。この間母から聞いたのだが、こんなことがあったという。デパー
トの一階の特設畳(?)で下駄職人が下駄を作っていたという。しかし、誰も相手にせず、その下駄職人はひとり寂しく下駄を作っていたという。しかし、そ のうち外国人が四人ほど来て、その下駄づくりをじっと見ていたという。するとまわりの人も集まって来て、その下駄職人は嬉しそうに下駄の良い点の説明 をしていたという。  

 外国の文化が沢山入ってきた今、日本に日本の文化があるというのは当たり前のようなことになっている。しかしその沢山の文化の中に埋もれている(笑)
日本文化はだんだんと存在感の薄いものになってゆく。そして新しい外国文化はどんどん取り入れられる。  

 それと同じように外国もめずらしい日本文化をとりいれる。
 

 やはり、その国なりに外国文化を取り入れる、というのもいいかもしれないが、
 

 国なりの文化も尊重しなければならない、と私は思う。
 

 
                                       
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