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あれは小学校三年の アジサイ の広場
友葵 あしも 小5 あれは小学校三年の  2001・7・17  

 葉をたべるということは、胃袋ばかり重くなって、飛び回るには都合が悪い。だから、草を食うのは、飛ばない幼虫の時代なのである。しかし、羽化して
、成虫になると、飛び回ることが最優先になり、消化のいいものだけを食べる。  

 私はこの長文を読んで、一番納得したことは昆虫にも『楽あれば苦あり』があるということだ。例えばチョウのように、幼虫の時に、都合の悪い葉を食べ
るようになっていて、成虫の時は都合のよい蜜を食べることになっているということだ。要するに、『子供の時に、“苦”の物を食べていて、大人になって “楽”な物を食べる』ということだ。  

 一年生の時にこんなことがあったのを長文を読んで思い出した。
 

 『学校でモンシロチョウを飼ったのだ。逃げないように箱に卵とキャベツを入れてふたをしていた。卵から孵った青虫が葉を食べている様子は私にはなん
となく気持ち悪かった。しばらくしてサナギになった。そして先生が授業中にその蓋を開けた途端ヒラヒラヒラヒラとモンシロチョウが舞い上がったのであ る。思わず見とれてしまった。私は、  

 「まるで変身したみたい…!!」
 

 と思った。』
 

 今になって思うと青虫を気持ち悪がって悪いと思っている。なぜなら私がご飯を食べているのを、恐竜などに気持ち悪がられたら、
 

 「人間の事、知らないくせに。」
 

 と思い、腹が立つからである。だから、たぶん、その青虫も、
 

 「人間め。青虫のことよく知らないくせに。」 と怒っていただろう(笑)。 この変身は人間にも当てはまるだろう。私はまだ十一才で、「誰」という
人はいないけど…。チョウは見た目が変身するが、人間だとたぶん性格が変身する方が多いだろう。  

 もし、青虫が花の蜜を吸っていたら、青虫から成長できなくて、チョウが見られないだろう。それにチョウのように飛びまわれたら、花の蜜を見つけるの
はまぁまぁ簡単なことだ。しかし、花の数も少ないし、青虫は動きが遅いし…。青虫にとっては、砂漠の中で水を見つけることのように、大変なことなのだ 。 私は、昆虫達の食べるものには、本当に深い理由があることがわかった!!                                     
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