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判断力 アジサイ の広場
太公望 うの 高1

 人間が生きていく中である程度の道筋ができていると非常に楽であると思う。例えば学校などの進路決定において学校の先生や親の助言が非常に貴重とな
る。しかし、いつまでも他人の助言を聞いているわけにはいかない。自分で判断していかなければ世の中を生き抜く力もつかないだろう。今のマニュアル社 会では、自分で物事を判断する機会が減って来ているのではないかと感じる。確かにマニュアルがあると便利だがマニュアルに頼り過ぎるのは良くない。  

 私の学校では、考える力を身につけるような授業を行なっている。例えば生物の授業の場合先生は、「プリントや教科書を見てただ覚えるのは簡単だが、
本当の理解をしたことにはらない。」と言っていた。考えてこそ本当の理解ができると言っていた。現代社会では、ある程度の法則や考えについては昔の人 が発見しているためただ覚えるだけになってしまいがちである。しかし何故こうなるのかという疑問を持って考えることが非常に大切であると感じる。  

 先日朝日新聞で日本の会社とアメリカの会社の社員の考え方や仕事のやり方について載っていた。アメリカの会社では、社員一人一人に重大な責任があり
他者との商談でも日本のように「帰って上司と検討します。」というのは許されない。その場で判断、決定しなければならない。そのため責任が重大である のと同時に物事に臨機応変に対応し判断力というものを養わなければならない。つまりマニュアルという物が存在しないのでその場その場での判断が重要に なってくる。  

 確かに何か決められたレールのようなものに沿って生きていくのも悪くはない。リスクはないしほぼ確実に目的のものに近づけると思う。生きていく中で
マニュアルと言うのも無くてはならないと思う。  

 しかし、いつまでもマニュアルに沿って生きていると新しいことを発見できないだろうし私たちが進歩することもできないと思う。私自身もマニュアルに
沿って生きて来たと思っている。しかし、少しリスクの多いことにも挑戦してみたいと思う。新しい自分を見つけることができるかもしれない。経験して損 するものはないと思う。  

 
                                               
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