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個性を伸ばすためには・・・
アジサイ の広場
由樹子 あるさ 高2
 現在の日本の教育は、受け身の授業が多く、それでいて詰込み式のつまらな
いものが多い。生徒を中心にして授業をしていないから、それだけ生徒の意見
が尊重されていない。つまり、みんながみんな同じことを覚え、全ての事がで
きるようにしているのである。アメリカなどを例にとっても、そんな授業はし
ていない。先日、私の学校の姉妹校の留学生がアメリカからやってきて、私た
ちも向こうの学校の先生の授業を受けることができた。そのときに、一番印象
に残ったのは、まず歴史的事実を詳しく教え、さらに考えを深めさせるために
、生徒の考えを聞き、そして何故そう思うのか、どうしてこのような事が起こ
ったのか、と授業が進ませていたことである。その驚きと同時に、私は自分た
ちの国の教育の仕方にとてもショックを受けた。アメリカが生徒の考えを交え
て、個性を伸ばすような授業をしているのに対し、私たちはみんなと同じこと
を覚え、みんな同じ勉強をしているのである。それでは何故、こんな格差が生
まれるのだろうか?私は日本のような、同じことを勉強しなんでもできるけれ
ど、得意分野を持たないようなジェネラリストを育てるような教育は問題があ
ると思う。
 
 原因として、まず考えられることは日本の欧米化に早くおいつくことを目的
にしていた昔からの教育が、そのまま受け継がれていることにあると思う。日
本は欧米に追いつくためには、自分たちの個性を伸ばして、その特徴で一番に
なることは考えず、とにかく欧米のまねをしようと考えたのである。実際に明
治維新のときに多く建てられた洋風の建物は全て欧米をまねして作ったもので
あり、日本の独特の着物などもめったに着なくなった。
 
 また、第二の原因として考えられるのは日本人の性格にも関係していると思
う。日本人は人が持っているのをすぐにほしがる人が多いし、負けず嫌いな人
もたくさんいる。自分が持っていないものを持っているとすごく不安なのだ。
だから、高校生の間でも同じファッションがはやるのである。
 
 確かに、個性的なスペシャリストを育てる教育だけでは、ただの専門の分野
しか知らない専門バカになってしまうだけで、常識を知らない人になってしま
う。やはり、中学ぐらいまでに常識程度の知識を教えたうえで、その先は自分
の取り組める専門知識を身につけ、自分の誇れる分野を持てるのが一番良いの
ではないか?ある程度のことがまんべんなくできても、これだけは人には負け
ないと思えるものがないと、人は自分の存在を見落としがちである。「もっと
自分の可能性を伸ばすべきである。」と私は言いたい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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