題名 | 添削をお願いします。大学入試の小論文です。 |
名前 | 凪 |
時刻 | 2012-08-24 13:43:50 |
・課題の内容をきちんと踏まえているか
・諭旨展開でおかしいところはないか 主に上の2点を見てほしいです。 課題: 今日の日本では、経済のグローバリゼーションが進む中、食料をますます外国からの輸入に依存する傾向が強まっている。こうした食料の輸入依存傾向は、一方で安価な食料品を提供することを可能にしているが、他方で、食の安全性が脅かされるなどの問題点も生み出している。 食料品の輸入と食の安全について、今後日本はどうするべきか。具体的な事例を挙げながら、あなたの見解を800字以内で述べよ。 本文: 輸入依存傾向は、消費者にとってメリットをもたらす点もある。安価な製品の提供は、その中でも際立っている。しかし、同時にデメリットも内包している。農薬などの安全基準の違いや、近年の牛肉におけるBSEの事案などである。 では、日本はこれからどうしていけばよいのだろうか。まず、輸入食品に混入していた農薬による健康被害が発生したという教訓から、農薬の残留量や濃度のチェックを厳しくすべきである。輸出品の農薬濃度に関しては各国の裁量に委ねられているため、このようにするしかない。 だが、日本だけがいたずらに規制を強化することは、他国間との貿易摩擦の発生につながりかねない。また、日本がコメや鶏卵以外の農産物の多くを輸入に依存しているという現状から、安易な輸入規制は供給不足をまねくおそれがある。さらに、日本の加入するWTOのミニマム・アクセスの原則から、一部の農産物は輸入せざるをえない。よって、日本だけがむやみに基準を厳しくするわけにはいかない。 ここでは、日本が輸入製品で被った被害を国際社会にうったえかけ、農薬等の基準を国際的に制定するようにアプローチするべきである。また、消費者からも積極的に意見を求め、民意が食の安全を望んでいることを証明するべきである。私たちは、過去の健康被害から学ばなければならない。 食の安全は、もっと慎重に議論されるべき問題である。私たちが食べるものは、そのまま身体へと吸収され、その影響も身体に現れる。それは有益なものでも、有害なものでも同じである。だからこそ、日本は国民を守るという意味で食の安全を国際社会にうったえていくべきである。 |