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いたいいたい・・・
イチゴの広場
しっぽほし小4
「おや。」
 
 私が朝、洋服にきがえるとき、なにげなく背中にさわってみると、何か、丸
い大きな、こりこりしたものがありました。私はげんかんへ走っていってげん
かんにある大きなかがみで背中を見てみました。首をぐいっとねじまげてかが
みに映った私の顔は少しわらえました。ところが、背中のできものを見た時、
わらった顔はすぐにゆがんでしまいました。さわると、とても痛く、ねころん
だり、ランドセルをせおうのは、とてもつらかったです。お母さんに見てもら
うと、
 
 「ダニか、何かにさされたんだよ。」
 
 と言いました。できものは、ますますはれて、ズキズキ痛くなりました。私
には、できものが私をからかって、笑っているように思えました。
 
 女王アリ一匹ほどの大きさのできものは、こまったものでした。洋服を着れ
ば、もっこりふくれてしまいます。友達に、
 
 「これなあに。」
 
 と聞きながらさわられることもしょっちゅうでした。
 
 三週間ほどかけてやっと治った時のうれしさといったら…。うさぎのように
ピョンピョンはねあがってしまいました。
 
 私は、今度は、できものができないように、虫除けを毎日つけようと思いま
した。