先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
家具
イチゴの広場
関野わつ中3
<img
src="http://cgi3.tky.3web.ne.jp/~shine7/ib/ib094/img19990310183557.gif
">
 
 
 
 百年以上家具を使ったという例は別にめずらしくはない。使いかたさえ間違
えなければ、家具にとって百年というのは、むしろ短い時間と言える。またか
なり荒っぽく使っていてもう簡単には壊れはしない。最悪の場合でも、無拓の
天然木を津渇ていれば、ほんの少し修理したらまた使える。
 
 東京の新宿に「タグ」という店があるが、その中に使われている家具は、三
百年以上も前のがある。しかも、毎日毎日、使いつずけているのに、今でもま
ったく問題がない。それどころか、永年使いつづけた味わいはますまう深まっ
ている。それに比べて、車や電化製品はほとんどのが十年以内の寿命である。
そして、十年も使いつづけた後は、ほとんどの場合ただの鉄くずの価値しかな
い。ところが、家具の場合は、永く使えるため学校とかにようおいている。
 
 なぜだというと、安くて丈夫で無垢の木でできた質の高い、テーブルやデス
クを生活の中に入れてみると、人間の意識がかわるのだ。薄っぺらな合場板と
無垢の天然木は、存在感が違う。自然素材特有の温かさと柔らかさで受けてい
る。
 
 自分の家にある机や本棚やイスとか自分の周りには自然素材が使われている
でもシールをはっていたりしてあまり大事に使つていない家具百年以上もつも
のだからこれからは、大事に使おうと思う。
 
 しかし、家具もいいがそれを作るには木がひつようだそこで木を切る。学校
の近くの森の木が無くなっていたその木は紙になったのか家具になったか知ら
ないが、ちゃんとした木になるまでに何千年とかかってしまうだから、自然を
壊さないほうがいいと思う。