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ひとこと
無題
アジサイの広場
渡辺すら高3
 最近の教育の専門家達は、子供に「レッテル」を貼って、住ませるが、本当に子供達を救うのは、専門
家の知識や意見ではなく、生身の人間の接触である事が多い。
 私は小学校の時、いわゆる「落ちこぼれ」の部類に入っていた。その時の事は昔の事で記憶があいま
いなのだが、たしか放課後、別のクラスの先生が私の事を「あんな落ちこぼれ生徒は初めて見た」と言
っているのを聞いた事があった。その時は言われてもあまり腹が立たなかったが、あとで考えてもの
すごく腹が立った。しかし、それだけで済まされていたら私はこんなところで小論文を書いていなか
っただろう。
 問題は、子供達にどのような「レッテル」を貼れば良いのかではなく、どのような対処をすれば良い
のかということである。そして、「レッテル」を貼られ、非行少年になった子供を救い出すのは、むしろ
専門エージェントの権威を持たない人、属に言う「裸の人間」なのである。この「裸の人間」によって多
くの子供が救われている。