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国際化は問題だ
アジサイの広場
りさあいす中3
 我が国日本では最近「国際化」の必要性が唱えられている。しかし、世界に
おいて「国際化」がスローガンとされている国は日本だけである。では、なぜ日
本は国際化の必要性を唱えるのであろうか。それは日本自身が閉ざされた特殊
な民族と意識され、それを克服しなければならないと考えているからである。
現代の日本では国際化という言葉は美化され良いものだと受け取りやすいが、
実は単なる欧米化にすぎず、また欧米にとっては日本自ら自国に合わせてくれ
る都合の良い国でもあるのだ。日本の未来を思えば国際化だけに力をいれ自国
の文化を消していくよりも、自国の文化をもっと磨いていく方が大切であろう
 
 では、どのような方法があるのだろうか。まず日本人の、欧米は日本より勝
っているという固定観念を消し去ることが大切であろう。なにかと日本人は欧
米と比べ、日本を悪い方向へと持ってくる。この考えはおそらく日本の歴史の
発端でもある弥生時代から積まれて来たものだと考えられる。昔から日本は他
国からいろいろな文化を積極的に取り入れてきた。この習慣がつまれ現在の国
際化が生み出されたのだろう。だが日本ならではの文化も歴史の中でたくさん
つくられてきた。畳、ふすま、また茶道や華道、習字などがその例としてあげ
られる。最近の家はフローリングで統一する家が増え、家全体が欧米化してい
る家が多くなってきたが、日本ならではの文化をより広めていくということが
大切なのではないだろうか。
 
 また日本人の政治家を大幅に変える必要がある。誰から見ても日本の政治家
は頼りない。誰一人として日本の代表的な意見を外国に訴えることができず、
いつも欧米に合わせているように思える。最近のニュースとしては、元首相村
山さんが北朝鮮を訪問したことがあげられる。日本は北朝鮮にテポドンをうた
れた。これから打たれる可能性もある。もちろん日本は北朝鮮に怒りを示す権
利はある。しかし、アメリカが北朝鮮と国交を結ぼうと動き出したとたん、急
に日本も北朝鮮に行き笑顔をふりまいてきた。日本はアメリカのコピーではな
いのだ。アメリカはテポドンを打たれる心配はない。しかし、日本に打たれる
可能性は大きい。日本は北朝鮮に謝罪を求めるべきなのではないだろうか。こ
れからの日本のこともしっかり考えることができ、外国に対しても訴えること
ができるような政治家が日本には必要だ。
 
 確かに、日本は他国の文化を自国の文化として取り入れることがうまい。日
本のように他国のいいところだけ上手に取り入れることができる国はそうない
だろう。しかし、これには自国の文化を失うという弊害がつきまとう。他国の
良いところを学ぶことは大切なことだ。だが、コピーならばその国の価値がな
くなってしまう。自国独特の文化があるからこそ、他国からその文化を評価さ
れるのだ。「自国に対する賞賛が他国に対する軽蔑によってささえられている
のであってはならない」ということばがあるように文化に良い悪いはない。日
本は自国をけなすという考えがある。しかし、欧米が良いとはいえない。文化
に○×はつけられないのである。このことを日本人は自覚して自国の文化に自
身を持つことが大切だ。これが日本を発展させる第一の近道でもあるのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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