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自国文化の賞賛
アジサイの広場
りさあいす中3
 日本の花の名前は、従来日本らしい味のある、またその花の雰囲気が伝わっ
てくるような名前がつけられていた。しかし、現在、日本語の花の名前を外来
語に変えつつある。おそらく、外来語の名前のほうが日本語でつけた花の名前
よりかっこよいという考えがあるからだろう。しかし、急に外来語で花の名前
をいわれても、どの花のことを言っているのか分からない人は、たくさんいる
だろう。なぜ、分かりにくい外来語を日本人は好んで使いたがるのだろうか。
日本人は、独自の文化を、そして日本語に対してもっと自信を持ってよいと思
う。すくなくとも私はそう生きたい。
 
 では、自国の文化を誇りに思うようになるためにはどうすればいいのだろう
か。まず、欧米諸国の文化が一番正しいという考えをなくすことである。私も
そうだが、つい日本より欧米のほうが良い国に思ってしまいがちだ。政治家な
どで比べてみたら一目瞭然だ。小渕首相よりクリントン大統領のほうが、決断
力があり、すべてをお金で解決せず自分のプライバシーの問題も解決してしま
う。しかし、日本もそれに劣らず良い面を持っている。なにより治安が良いと
いうことがいえるのではないだろうか。アメリカと違って、銃を保持すること
は禁止されている。憲法では戦争放棄について述べられている。原爆経験国と
して、世界の一歩前を進んでいるのだ。
 
 また、異文化を経験することも大切だ。海外へ行けば、その国の良い面ばか
りが目についてしまい、日本の文化をけなしてしまうということはあるかもし
れない。しかし、3ヶ月海外に滞在すれば日本の良い面があらためて見えてくる
だろう。他国から学ぶということも大切だが、自国の文化を賞賛するというこ
とも大切なのだ。
 
 私の叔母と叔父はロンドンに仕事の関係で4年近く滞在している。この夏私
が家族旅行を兼ねてロンドンに行った時、ロンドンに住んでいる叔母たちがす
ごくうらやましかった。なぜなら、たった一週間の滞在だったので、ロンドン
の良い面しかみられなかったからである。しかし、叔母は楽しそうにはしてい
たが、やはり日本に早く帰りたいと言っていた。たまには、ロンドンをまた訪
れたいという気はおこってくるだろう。しかし、何十年もお世話になった日本
はやはり叔母にとっては、一番住みやすい国なのだ。
 
 日本の欠点だけをみつめ、他国の良い面をみつけるのではなく、まず自国の
良い面を十分に理解することが大切であろう。外国の人が日本に訪れた時、自
信を持って日本の観光案内ができるような人になっていきたい。そして、だれ
もが日本の良い面を限りなく思い付くような日本になれば、素晴らしいと思う
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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