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必要なものと不必要なもの
イチゴの広場
玲子あたゆ小6
 必要なものと不必要なもの
 
 どんなときにもなくてはかなわぬものとして子どものころからつねに身のま
わりに、かならず手のとどくところにあって、とても親しい。とくに大切にさ
れているというものでもない。
 
 わたしたちはどうかすると、くらしというのは、手に入れるものでつくられ
るのだとかんがえる。そう期待して、いつのまにか身のまわりを手に入れたも
のでいっぱいにしてしまう。ただすてるにすてられないものばかりになってし
まっている。
 
 くらしにめりはりをつけるのは、何が必要かではない。何が不必要なのかと
いう発見なのだ。
 
 私の部屋(机)には、捨てていいものなのにどうしても捨てられないガラクタ
(物)がたくさんある。捨てようと思ってかたずけを初めてもどうしてか捨てら
れず、また机の中で眠りにつくことになる。他にはバック本と色々とあり、机
の中からあふれだしそうになっている。どんなにものを持っていたって使わな
ければ意味がないのだ。ことわざでいえば、まさに「過ぎたるは及ばざるがご
とし」である。
 
 物が、どんなに少なくたってそのものがすべて必要ならば、物をたくさん持
っていて、いらないものがたくさんと同じ事なのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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