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あいさつや雑談から アジサイの広場
たば星人あころ中2

 私たちが言葉を用いるとき、何かを伝えたり語ったりするわけでもなく、ただ言葉を発すること自体に目的がある場合がある。人は、他人に出会
うと必ず警戒、不安、恐れなどの気持ちが生まれる。それを、ほぐし和らげ、次の交流段階につないでいくのがあいさつといわれる言語活動の役目 なのだ。他にも、雑談やおしゃべり、井戸端会議などと称せられる、一般には無意味と考えられているものに見られる。言葉を交わし合うこと自体 が、互いの心を通わせ、一体感を高める働きをするのである。  

 確かに、あいさつや雑談、井戸端会議は大切なものだと思う。例えば、放課後に教室で友達と二人っきりになったとする。そう言うときに何もし
ゃべらなかったらとても、嫌な雰囲気が流れる。しかし、  

 「よう!!。」
 

 と、一言言うだけでそう言う雰囲気が薄くなったり消えたりするだろう。その、
 

 「よう!!。」
 

 から、会話が始まっていくと思う。たとえ始まらなくてもあまり気まずい雰囲気に陥らずにすむと思うのだ。僕は、2年前この場所に引っ越して
きた。小学校の友達は誰一人いない中学校で、僕の周りには、かなり気まずい雰囲気が漂っていた。そんな中、僕はある友達に  

 「こんにちは。」
 

 と話しかけてみたのだ。そこから、ちゃんとした会話が出来てきた。一人友達が出来てしまえばこちらのもので、そこからどんどん友達を増やし
ていった。  

 しかし、単刀直入にすぱっと用件を言った方がいいこともある。例えば、学活の時間に先生がするお説教だ、はっきり何が言いたいかを言ってし
まえばいいのに関係のないことをずっとしゃべっていると、とてもいらいらする。要するに時と場合によって、単刀直入に話した方がいいときもあ ると言うことだ。  

 大切なことは、あいさつや雑談を始めに入れるか入れないかではなく、いっしょにいる相手に不快感を与えているかいないかだと思う。「時間を
作る第一の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うかを考えることである」という名言があるように、何かを話すときは、ただがむしゃらに 話すのではなく、雑談を入れるべきかどうか、考えてしゃべった方が良いと思う。                                         
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