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知恵 イチゴの広場
潤之介かな中2

 何でもよく知っていて、よく話をする人がいる。聞いていると、話の内容は、大体が新聞や雑誌に出ていたことなどの、「情報」なのである。話
のある部分について、詳しく聞くと、はっきりした「知識」を持っているわけではないから答えられない。それに、どんな話をしてもその人の人生 経験に照らした上での「知恵」になっていない。人間として魅力があるのは、もちろん知恵のある人である。対照的に情報ばかりをぐるぐるまわし 続け、情報に踊らされる人の人生とは何だろう、と思わされる。知恵があるかないかは、一に、ものを自分の頭でじっくりと考えているかいないか の違いではないかと思う。  

 私は、聞いたまま、見たままのことを聞いた通り、見た通りに話すよりか、自分で判断し考えることが大事だと思う。その方が、自分も納得いく
答えがでるだろうし、考える力というものもつく。なんでもマニュアル通りというわけにはいかないのである。料理にしたってそうだ。レシピには 書いてない隠し味が、その料理をより一層美味しくする。そういうのも、自分で判断して研究を積み重ねてできた結果である。それが、自分の中の 一生の知恵になる。まずは考えてみることである。  

 だが、時にはマニュアル(知識)も重要になってくる。なにせ、そのことの素となる知識や情報がなければ、どんなに頑張っても、知恵に結びつ
かない。考えようと思っても、なにを考えるのかわからなければ、意味が無いからだ。それに、なんでもかんでも、自分だけで考えようとすると、 周りの人間と上手くやっていけなくなる可能性がある。だから、なんでも一人で抱え込んで、勝手に考えて納得すること意外に、他の人の持ってい る知識などを、理解する事も大事だと思う。  

 情報と知恵、どっちが大切か。などという事は一概にはいえない。だからこそ、私達一人一人が、知識や情報などをもととして、それらを知恵に
していくことのできる意識を持つ事が大切なのではないか。  

 
                                                 
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