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音楽は深いぞ アジサイの広場
たこたここむ高1

 一九世紀末イギリスでポール・ヴァレリーは「方法が支配し、偉大な個性は不用になる」と言った。個性とは、自分達の力で、物事を進めること
であり、方法とは、機械、機構、マニュアルなどで、問題を入れればスイスイと解けていくことである。  

 方法というのはとても能率がよく、便利であるが、私は個性のほうが好きだ。
 

 私は高校で吹奏楽部に入っているが、吹奏楽部というのは、その「方法と個性」の問題にとてもよく似ている。音楽なんてものはパソコンか何か
で音楽を作るソフトで楽譜を入力すればいくらでも作れるし、近くのレンタル屋などで借りればすぐに聞くこともできる。しかし、音楽とはそんな に薄っぺらいものではないぃぃぃ!!!吹奏楽部というのはたった一つの音楽であろうと2、3ヶ月練習に練習を重ねて作り上げていく。そして本 番で演奏したときの気分はどっかのソフトで作り上げたときなんかよりも何十倍、何百倍も気持ちが良いものだ。昔から伝えられてきた音楽という ものは「方法」なんかでは到底作り上げられない「達成感・喜び」を一人一人の「個性」というもので作り上げていくものなのだ!!!  

 たしかに「方法」で物事を処理していくのは正確で効率のよいものだが、一人一人の能力を豊かに作り上げていく「個性」も大事にしなければヨ
ーロッパ文化のいうように「方法が増えていくと才能のある人、天才というものがいなくなってしまう」のである。  

 
                                                 
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