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清書:人間の矛盾 イチゴの広場
香奈子いし

 近日、何かと先進国は「地球を守ろう」などと騒いでいる。一見すると、とてもいいことを言っているきになってくる。しかし物事には必ず裏が
あるもので、「地球を守ろう」という言葉は、「人間が住みやすく長く生存できる地球にしよう」なのである。それに増して悲しいことに「地球を 守ろう」は先進国の自己中発言にすぎないのだ。  

 「地球を守ろう」運動は、にブラジルの熱帯林の伐採を止めさせようとしている。森林を伐採しなければブラジルの人々は暮らしてはいけないの
に。発展途上国にしてみれば、「環境か開発か」がとても重要なことなのだ。人間は楽になってしまうと苦しい時の気持ちを忘れてしまうものなの  

 昔、世界で捕鯨がさかんだった。日本もそんな世界の一つだった。日本人は鯨を無駄なく利用していた。一方アメリカは捕鯨を鯨の一部であるひ
げをとるためだけに行ったそうだ。そして鯨の絶滅の危機と同時に捕鯨が世界中で禁止となった時真っ先に日本はせめられた。当時日本は発展途上 国であったから。そして今日本は同じことを熱帯雨林伐採国にしようとしているのだ。  

 弱い立場のものに強い立場からの言葉を発してはいけない。環境問題において論じているのが先進国ばかりでは結局何の解決にもならない。弱い
立場のものの立場になって話し合わなければならない。それはとても難しいことではあるが必ずできることのはずだ。もとはみんな弱かったのだか                                                    
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