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とても多い外来語
アジサイの広場
太一あうけ中3
このところ日本では園芸が大はやりであるが、花木や草花の名前が大変な勢いで外来語に置き換えられている。しかし、日本のように草花が多くな
かった英国では、植物名に乏しく、ギリシャ語やラテン語に頼らざるを得ない。これを日本が外来語として取り入れた結果、一度や二度聞いただけ
では覚えることも出来ない、紛らわしく言いにくいものとなった。このような現象の背景に、絶えず新しさを求めつづける日本人の積極性を認める
人がいるが、このような行き過ぎた外来語の流行はやめて欲しいと思う。
 


 確かに、外来語は使い慣れた日本語より新鮮な感じがしてかっこ良く、積極的に使いたくなる。また、自主的に今ある日本語を外来語と置き換え
るわけではなく、適当な日本語が無いので外来語を使っているというものはコンピュータ関係に多い。多い、というより日本語がないといった方が
いいくらいだ。だからコンピューター関係の話をしていると、詳しく知らない友人にとっては不可解で、「お前ら日本語喋ってる?」と聞かれたく
らいである。例えば、ドラッグとはマウスをクリックしたまま移動させること、と説明したい。ドラッグはともかく、ここでもう既に説明の中に2つ
も外来語が入っている。だから、「マウスってなんですか?」等と言われれば、最近のマウスはどう見てもねずみと似ているところはコードとしっ
ぽくらいしかないので、もう実物を見せて説明するしかない。クリックは何とか「ボタンを押す」という簡単な外来語と日本語で説明できる。そし
てドラッグも、マウスの操作方法より、クスリとしての方が幸か不幸か知名度が高いので、知らない人にとっては「何?クスリの話なんかしてるの
 


 しかし、日本はこうやって積極的に外来語を取り入れているが、頑張ってかなりの数のコンピューター系の外来語を置き換えている言語がある。
それが中国語だ。有名なところではコンピューターは電脳である。その他にもかなりの数が中国語に置き換えられている。中国語なので漢字だから
、日本人がそれを見るとなにか納得してしまう。コンピューターは電気で動く脳のようなものだから電脳。とても分かりやすく、日本人でも納得で
きる。このような外来語を積極的に母国語にうまく作り変える中国人はとても発想がユニークである。
 


 外来語を使っていくことも新鮮な感じがあってよいが、中国語のように新しい単語を作っていくのも、母語が大切にされ、とてもよいことである
と思う。確かに、日本でもそのような造語がないことは無いが、中国語に比べて、大切で重要な単語が訳されていないのだ。日本人はもう少し、自
分たちの母語を大切にしていくという意識を高めてもいいかもしれない。
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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