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清書:土手の虫たち イチゴ の広場
ラブリー あにせ 小4

   土手の虫たち
 

  ラブリー
 

 私は、1学期の終わりに、学校の理科の時間に、土手の観察に行きました。
 

 1番悲しかったことは、バッタを持って帰ろうとして足だけ持っていたら、私が持っていたのは一本の足だけで、バッタの姿が無かったことです。友達の
篠さんに急いでいったら、  

 「バッタの足は再生するから大丈夫だよ。」
 

 となぐさめてくれました。(なんて優しい!!)
 

 
 

 「解散!」
 

 先生が号令をかけました。私と篠さんは、急いでバッタのたくさんいる草むらへ行きます。最初は、なかなか見つかりませんでした。しかし5分後、
 

 「いた〜〜〜〜!!」
 

 篠さんが叫びます。私は、篠さんのいるほうへ飛んでいきました。 「どこどこ?」 「ほら!あそこ!」
 

 篠さんは、帽子を手にとって、バッタの様子をじっとうかがっています。私たちは、息をのみました。そして、まちに待っていたチャンスが訪れました。
バッタが、とぶのをやめたのです! 「今だ〜!」 「ばさ!」  

 篠さんは、バッタの真上から帽子をかぶせました。そして道のほうに帽子を引きずり出してきて、中をそっとのぞいてみると・・・、いません!篠さんは


 「あ〜あ。」 とため息をつきました。私は、
 

 「大丈夫だよ。まだたくさんいるから。また頑張って見つけよ!」 と言いました。 私は、どうして逃げたのか考えてみました。たぶん、道のほうに引
きずり出してくるときに、帽子と地面の間にすき間があって、バッタは、そこから逃げてしまったんだと思います。  

 そしてまた探していると、 「いた〜〜!!」 今度は私が見つけました。篠さんも飛んできて、今度は私が取ります。
 

 「ばさ!」 またぼうしを道のほうへ引きずり出して中をのぞいてみると・・・、いました!念願のバッタが帽子の中でもがいています。篠さんと私は、


 「やったね!!」
 

 と言い合いました。 そしてじきに、もう1匹見つけて、つかまえました。 私たちは、1匹ずつ自分のバッタを持って、観察をすることにしました。
 

 観察が終わってから、 「またつかまえられるかなあ?」 と相談しました。私は、
 

 「大丈夫だよ。きっとつかまえられるよ!」 「私がバッタを2匹とも持っているから、篠さんは頑張って捕まえてね!」 と言いました。
 

 またバッタ取り開始です。 「今度は、茶色くて大きいバッタ取ろうね!!」 と決心しました。茶色いバッタとは、トノサマバッタのことです。
 

 2人で一生懸命探して、取るのを失敗してもまた探しました。だけれど、 「終わりでーす。先生より前を歩いてください。」 私は一瞬、
 

 「もうだめだ!」 と思いました。しかし、最後に篠さんが 「見つけた!!」
 

 と言いました。私はすぐに飛んでいきました。そして、 「いまだ!」 と言いながら篠さんはぼうしをかぶせました。
 

 そっと見てみると 「いる!」 と言って、まるでもう手放さないと言うくらいに大事そうにすくい上げました。もう逃がさないと言わんばかりに、帽子
のまま持っていました。だって、このバッタの大きさは、私の人差し指くらい大きかったのですから。  

 これで帰れる!と思って私が手に持っていたバッタが1匹いません。あるのは、バッタの足1本のみ。篠さんに大急ぎで言ったら、 「大丈夫だよ。まだ
あと2匹もいるんだから。それにバッタの足は再生するからね。」 となぐさめてくれました。その時はうれしかったです。  

 しかし、篠さんが持っていた帽子の中のバッタは・・・。 篠さんは、もう1回確認で帽子の中をのぞきました。すると、 「あれ?いない!どこにいっ
たの?」  

 と、あちこちを探しています。私は、その時は信じられませんでした。でも、帽子の中を見せてもらうと、本当にいませんでした。私は、 「大丈夫。残
りの1匹を2人で大事に育てようね!」 と言って、学校に帰りました。  

 帰りに、 「今日は篠さんが持って帰ってくれる?」 「うん!いいよ。」
 

 と言ってその日は篠さんが持って帰りました。 しかし次の日、 「あのね、昨日、二瓶さん(他の友達)が、さわりたいって言ってさわらせてあげたら
、バッタの足が骨折しちゃって、かわいそうだったから自然に帰してあげたんだ。」  

 と言われました。そのとき私はショックだったけれど、 「じゃあ、また今度見つけようね!」 と言いました。

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