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清書:ウサギ式、カメ式の勉強 アジサイ の広場
太一 あうけ 中3 ウサギとカメの話から考えられることとして、一夜漬けが挙げられる。一夜漬けというものは、科目によって効果が現れるか現れないかの差は大きく開く。  

 例えば、数学。数学は日常のうちからこつこつとやることで、ゆっくりとだが確実に着想力や判断力が付き、結果としてテストで良い結果が出せる。これ
をウサギとカメの話にたとえれば、「こつこつと」ということから分かるようにカメ式のやり方である。  

 それに比べて社会は僕にとって正反対だ。社会はほとんど考える必要が無い。例えば、1945年と1947年の間に起こった大きな出来事をひとつ挙げなさい、
という問題がでたら、まさか数学のように考え、計算して解答できる人はこの世には存在しない。すべては自分の記憶を使い問題を解いていく。よって、知 識が無ければどうしようもない。したがって、このような教科は一夜漬けで普段の勉強では絶対に出せない集中力ではるかに高効率で覚えることが出来る。 これらはいわゆるカメ式に対するウサギ式である。  

  しかし、一夜漬けというものはテストに対してはいいが、それが本当に知識かというとやはりそれにも疑わしいものがある。一夜漬けを行って数日経つ
と、誰もが知っているように覚えた事の大半はもう忘れてしまっている。一夜漬けだけで高得点を取っている人は、自分のそのときは自分が高得点を取り、 いい気になれるが、結局いつかどこかで跳ね返りを食らうと思う。  

 だから、勉強のことに限って言えば、ウサギ式の一夜漬けより、カメ式のこつこつと行う方が結果としては本物の自分の学力となるのだ。
 

 
 

 
                                             
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