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本物と使い捨て ウグイス の広場
はるる くあ 中2 百年以上家具を使ったという例は別にめずらしくない。それに比べたら、車や家電製品はほとんどのものが十年以内の寿命である。薄っぺらな合板と無垢の 天然木は存在感が違う。そして、単に迫力があるだけでなく自然素材特有の温かさと柔らかさで、私たちを受け入れてくれる。しかし身の周りが、安っぽい 工業製品であふれていたためか、若者の興味が安っぽく薄っぺらなものばかりに集中している。  

 私は木材で作った家具の方が良いと思う。その理由は、安さとその場だけの体裁を重視したものよりも、はるかに親近感がわくからだ。私たちは昔から樹
木と共に生きてきた。だからコンクリートで作られた家よりも、木材で作られた家の方が落ち着くはずだ。そういう意味でも、木とは人間の「癒し」にも重 要な役割があると思う。確かにすぐ壊れてしまうものの方が現代の人間には便利かもしれない。それこそ使い捨ての時代もあった。しかしそれでいいのだろ うか。例えば家具というものは少なくても十年は使うと思う。十年でさえ、人間にとっては短い時間ではない。その十年間の中に、色々な思い出があるだろ う。自然と、薄っぺらな家具でも愛着がわくはずだ。だとしたら、、、、、、。すぐ壊れてしまうものより長く付き合っていけるものの方が良いのではない だろうか。だって折角生活のパートナーとして自分自身に馴染んできたものが壊れてしまう。これは結構悲しいことだと思う。  

 結論は、私の体験からも考えると、本物の木で作ったものの方が良い感じた。でも使い捨てのものも多少はあっても良いと思う。でないと、私はまず普通
に生活できない。要は、いかにして生活に本物と使い捨てを組み合わせていくかだろう。これからも身近な物を大切にしていきたい。  

 
 

 
                                                 
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