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見テ知リテナ見ソ・・・・・・を読んで ウグイス の広場
しっぽ ほし 中1

 この文章では、あるものを知る時に予備知識や固定観念が邪魔をすることがある、という。「知識があると、・・・・・・新しいものを見る時に、自分の心のお
もむくままに、見ることが困難になってくる。」と書かれている。  

 確かにそうかもしれない。ついこの間、あるテレビ番組の特集でやっていたのだが、道によく立っている男の人と女の子が手をつないでいる標識は親子の
ようにみえるが、実は違うのだという。歩道の標識のを決めるコンテストの時に、ある写真家が参加していた。その写真家は応募する写真を撮るために道端 のベンチに座っていた。良い写真がとれなくて困っていると、一組の親子連れらしき人達が通りかかった。その光景がとても素敵だったので、その写真家は それを撮って応募したという。それで、その写真は見事に採用されたわけだが、あとでわかった話によると、それは誘拐された女の子と、その誘拐犯人らし い。それを知ったあとから、私はその標識を見るのが怖くなった。  

 それからもう一つ。私が小学生の時、上級生からある先生の噂を聞いた。
 

 上級生  「ねえ、***先生の話知ってる?」
 

 私    「ほえ?」
 

 上級生  「あの先生ねえ、前勤めてた学校追い出されて、うちの学校の校長に拾われたんだって。」
 

 私    「えっ・・・・・・。」
 

 上級生  「しかもあの先生、¥年の##君を殴ったらしいよ。」
 

 私    「ぎょえええ~~!?」
 

 今までその先生のことをなんとも思っていなかったが、その日から警戒するようになってしまった。
 

 このようなことは色々なことであると思うが、やはり、このような先入観はいけないと思う。もしかしたら、ただの噂かもしれない。 先ほどの標識の話
も、仲のよさそうな親子だなあ、というイメージが一変して、「はっ、見てしまった・・・・・・。」といういやな標識になってしまった。 やはり、噂だけでは わからない。噂で悪いイメージだったものでも、実際見たりすると、結構違ったりするものだ。だから自分の目で確かめなければならい、と思う。  

 
                                   
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