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テニスの覚え方 ウグイス の広場
友里 あむろ 中2

 「科学における発想と論理」という話になると、いつも昔やったハバチの研究のことを思い出す。もう三十年ほど前のことだが、マツノキハバチというハ
バチに興味をもった。一、二年目は失敗し、三年目の出発するとき、ふと発想がひらめいた。  

 さて、結果を学会で発表する段になると、「ふと思いつきまして……」とは絶対に言えない。なので、ふと思いついた発想には一言も触れず、データに基
づいた「論理的」推理を展開する形をとることによって、この研究も私自身も、「科学的」な体面を保つことになった。  

 確かに、直感や、思いつき、実践などは大切だ。例えば、テニスでいうと、実際コートに入りフォームを見たあと、ボールを打つということだ。最初は空
振りすることも有るかもしれないけど(笑)、そのうちタイミングをつかんで、ボールが打てるようになってくる。理屈を覚えてからボールを打とうとして もまた、フォームを見たあとボールを打つ…。のくり返しだ。だから、先に打てるようにしてから、理屈を覚えた方がよいと思う。  

 しかし、理屈を覚えてからコートに入りボールを打つということも大切だと思う。理屈を覚えた後の方が、見てからよりも分かりやすいかもしれない。そ
れに、フォームも奇麗になると思う。実際打ちかたを覚えた後に理屈を覚えると、フォームがぎこちなくなるかもしれない。だから最初にりくつをおぼえて からの方がいいと思う。  

 だが、最終的にはどちらも目的は同じだと思う。だから自分がやりたい方から先に覚えればいいと思う。ちなみに、私はフォームの方を先に覚えた。
 

 
                                               
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