先頭ページ前ページ次ページ最終ページ
人間 is 心がすべて アジサイの広場
AE86えや高2

 能を見るとわかるが、能役者の足の動きは独特である。スーッと一歩足が出る時は足の指が全て内側へまがっている。しかも出きるまでは舞台の板にぴっ
たりとはりついている。ところが足が出きったところでスーッとつま先が板をはなれて、かかとを板につけたまま足が空中にうく。そのときは足の指が全部真直ぐになる。そしてそうなった足がポンと舞台の板へおちるのである。 

 日本という国は、まず「型」から入る。武道をやるのであれば、まずは正座から入る。この正座という姿勢はとても不自然な形である。人間というものは
精巧かつ素直にできている為、無理をすれば必ず拒絶反応が現れる。ここでは「足が痺れる」というのが拒絶反応である。この拒絶反応を無理して乗り切ることで成長していくのだ。という考え方は日本式である。私の学校はとても校則が厳しい。これは「古く、昔からの伝統もある」という理由もあるだろうが、とにかく「型」から入る。私はこの考え方には賛成できない。そもそも「型」などは二の次三の次で良いと思う。人間は心がすべてである。 

 対して、外国の考え方は「型より心」である。極端な話、人間をサイボーグ化し、外見はロボットであっても、脳さえ人間であるならば人間と見なすので
ある。これは日本では考えられないものである。 

 もう一度、「人間とは何なのか」ということを考え直さなければならないような時期が来たのではないだろうか?
 

 
 

 
                        
ホームページ