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日本人の話方について 島国言語の特色のひと
つは、相手に対する思いやりが行き届いている
ことである。 イチゴ の広場
友里 あむろ 中2

 島国言語の特色のひとつは、相手に対する思いやりが行き届いていることである。
 

 しかし、ヨーロッパの言語や文法の考えになれた人たちから見ると、いかにも不明瞭である。それがやがて日本語は論理的ではないのではないかという疑
いに結びついて行く。  

 島国言語のもうひとつの特質は、話の通じがたいへんよいということである。通人同士のコミュニケイションだということである。
 

 島国言語というのは極端な言い方をすると、家族同士の会話を社会全体でもやっているような言語のことで、当然、冗語性はすくなくてよい。
 

 確かに、日本のように島国の人は、「あれ知っている。」「知っているよ。」という会話が多い。こういう会話の方が、仲間同士の話みたいに感じて、親
近感を持てると思う。日本みたいな省略の多い言葉をしゃべっている国は、他にはいないそうだ。だから、外国人が日本に来て「あれ知っている。」「知っ ているよ。」のような会話を聞いていると、何を言っているのか分からないそうだ。私も、たまに分からない時がある。母親に「それとって」とよく言われ るけれど、それが何だか分からない。私たちの会話は、外国人も日本人もわかりにくいのかもしれない。  

 しかし、反対に欧米に行くと、冗語が多すぎて私たちにはわかりにくい。ILOVEYOUで考えてみよう。外国人は、人に告白するとき、ILOVEY
OUという。だが、日本人が告白する時、私はあなたを愛している。とは言わない。反対に言うと、意味が分かりずらくなる。  

 だから、私は日本人の話方でもなく、アメリカ人の話方でもない、別の話方の方が良いと思う。それは、この二つを足して二で割った話方だ。それは、あ
れ、それ、で物を言わなくて、冗語をたくさん言わない言葉だ。  

 
                                           
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