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清書:「日本に帰って」 ウグイス の広場
あろつ 小4

 ぼくは三月十日に日本へ帰ってきました。成田空港から成田エクスプレスで横浜に着きました。おじいちゃんおばあちゃんが待っているホテルへ行きまし
た。おじいちゃんとおばあちゃんがぼくと妹の真由を見て、  

 「おかえりなさい。」
 

 「大きくなったね。」
 

 とうれしそうに言ってくれました。
 

 次の日に根岸線に乗って、自分の家にもどりました。家に着いて、一番最初に気がついたのはビデオで見た外の階段です。
 

 (これか…これがビデオで見た階段か…)
 

 と思いました。
 

 日本に帰って二週間ほどしたら、ぼくはもうまるでずっと前からいたみたいに本郷台のことがわかったような気がしました。
 

 四月九日から初めて日本の学校に電車通学しました。まよわないように最初の日は、お母さんと一緒に行きました。家からは、急な坂道と長い階段を下り
ると近道で、大道りにそって歩けば駅があります。  

 本郷台から山手までやく17分です。電車に乗って一番おどろいたのは、こんでいたことです。
 

 「思ったよりこんでなかったね」 とお母さんが言ったので、ぼくはびっくりして、 「思ったよりこんでた」
 

 と言いました。 山手駅から学校までは上り坂です。朝七時半から八時半までは、車が通れないようになっています。学校が見えたとき、 (やっと着い
た)  

 と思いました。 その次の日から、一人で通いました。電車の中で同じ学校の友達がいると、その友達としゃべりながら行きます。来週から登校班で通学
することになりました。登校班というのは家の近い人と待ち合わせていっしょに登校することです。たぶん一年生を助けるためです。この後どうなるか楽し みです。                                  
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