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昔話 イチゴ の広場
A.L あそき 中1

 文学的価値ということは、たいへんむつかしい問題で、論じだせばきりがありませんが、ここでは、ひとまず、文学的に価値のある作品とは、「私たちの
心を楽しませ、人間についての私たちの理解を助けてくれるもの」と、表現しておきましょう。ではそういう作品をどこに求めるかということになりますと 、具体的には昔話と創作(主として子供向きの短編)ということになります。お話に興味をもつ者にとっては、昔話は、たえずそこに自分をうるおしにかえっ ていかなければならない泉のようなものだと思います。  

 僕は、母から昔話を小さい頃にたくさん読み聞かせてもらった。しかし、今でも覚えているのは、ほんの少ししかない。覚えている昔話の中に、ふくろう
の染物屋がある。これは、題名どうりふくろうが染物屋をしているのだ。そして、ある日白いカラスがやってきて、ふくろうに体を染めてもらっていた。で も、カラスは気に入らないため、ふくろうに一番きれいな色で染めてもらうことにした。ところが、ふくろうは全部の色を混ぜて、真っ黒にしてしまいそれ をからすにかけてしまった。そしたら、カラスは怒りふくろうをつつき殺そうとした。ふくろうは木の穴にかくれた。カラスはふくろうを見つけられなかっ たが、黒も気に入ったため、ふくろうを許してやった。でも、ふくろうはそうとも知らず、カラスが恐いので夜しか行動しなくなった。この本の解説みたい なところには、「カラスはなぜ黒いのか、ふくろうは木の洞にすみ、夜しか出てこないのか、その理由までも説明するはなしになっています。」と書いてあ る。(非科学的だが)他にも、「昔の人たちは、子供たちに鳥の見分け方や特性までも学ばせようとしました。」とも書いてある。  

 こうしたことから、昔話と言うのは、昔の人の知識の供給源でもあり、人間の生き方を表したものでもあると思う。
                                                     
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