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清書:癒し ウグイス の広場
ホームズ なか 小6

 「ふぁ~あ。朝だ。今、何時だろう?」
 

 そう思って、僕は目覚し時計を見た。六時四十五分。
 

 「なぁ~んだ。まだこんな時間か。まだ寝てよぉーっと。」
 

 そして・・・。
 

 「ふぁ~あ。朝だ。今、何時だろう?」
 

 そう思って、僕は目覚し時計を見た。八時二十五分。
 

 「なぁ~んだ。まだこんな時間か。まだ寝てよぉーっと。」
 

 そして・・・。
 

 「ふぁ~あ。朝だ。今、何時だろう?」
 

 そう思って、僕は目覚し時計を見た。九時三十分。
 

 「げっ!!もうこんな時間だよ。『ザ・サンデー』のスポーツコーナー始まっちゃうよ!」 こうして、僕の朝は始まった。十一月の、とある日曜日の事だっ
た。 僕は、朝寝坊が大好きだ。特に、秋から冬にかけての朝寝坊は最高だ。とても温かい布団から出たくなくなる。冬の平日は、布団から出るのがトテモ つらい。僕は、夜九時に寝て、朝六時に起きるというのが夏の生活リズムだ。しかし冬は夜九時に寝るのだが、起きるのは七時近くになってしまう。やはり 冬は、二度寝をして、できる限り寝坊したいものである。次の日が休日の日は、夜十一時くらいに寝て・・・起きるのは、九時半くらい。平日の、朝寝坊し たい時に朝寝坊できない僕にとっては、朝寝坊は癒しの時間なのだ。僕だけでなく、ほとんどの国民もそう思っている事だろう。・・・例えば定年間近のサ ラリーマンとかね。(笑)  

 こうして、朝寝坊について生意気に語っている僕。だが実は二年ほど前までは朝寝坊があまり好きではなかった。そもそも、僕は寝るよりも動いている方
が好きだった。だから、二度寝ができなかった。家の母は、朝寝坊だいすき人間だ。しかし、僕が活動しているうちの母が起きてしまい、母には迷惑をかけ た。昔は朝寝坊が嫌いだった僕が、朝寝坊大好き人間となったのは、何故だろう。それは誰にも分からない『謎』である。 「朝寝坊ができるということは 、人生に余裕があるという証。朝寝坊は財産である。」という言葉を考えた。何だかちょっと名言っぽい。先ほども書いたように、朝寝坊とは癒しの時間で ある。今の世の中リストラ・不景気・大統領選挙・内閣不信任案などいろいろなことがある中、朝寝坊とは現代人にとって、数少ない癒しの時間なのだ。                                    
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