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「誰もがよく知っている」を読んで イチゴ の広場
なりあき あそき 小6

 年寄りが行けるような身近な所に、薪採りのできる林があり、また、家のすぐそばには洗濯のできるきれいな小川が流れているといった、この素朴な集落
の光景は、日本人にとっての一つの原風景といってもよいだろう。里山の特色は、人間によったきわめて集約的に利用されながら、しかし、けっして消滅す ることなく、長く維持されてきたことにある。鎮守の森は、村人の信仰の場であると同時に、里山のなかに巧みに織り込まれた、今でいえば保存林にあたる 聖域でもあった。  

 今、東南亜細亜や伯剌西爾などの森林はどんどん減っている。その理由としては、森林伐採や焼畑のためだろう。森林伐採は、やめろと言えばやめられる
かもしれないが、焼畑のほうは、やめろと言ってもやめられない。これは、焼畑をやめると養分がなくなり農業ができなくなるからだ。農業をやめると、今 でも食糧が足りないのに、ますます食糧が足りなくなるからだ。  

 この前、墺太利のザルツブルクでは、ケーブルカーで火災があった。ただ、火災があっただけなら百数十人も死ななかっただろうが、たまたまトンネルの
中だったため、ケーブルカーから出ても、逃げ道は上と下しかないため、上に逃げた人は逃げ切れずに煙をすって死んでしまった。そのため、自力で脱出し た人は、みんな下から出てきた。ケーブルカーでわざわざトンネルを通った理由は、森林保護。陸上を通ると、どうしても木を切らなければならない。でも 、トンネルにすると、木を切らなくてすむ。しかし、森林保護だけでなく、ケーブルカーの安全性も考えてほしい。  

 日本では、足尾銅山の鉱毒や火山の噴火などによって森林は減っているが、それは一部のことだけなので、森林はたくさん残っている。だから、この限り
ある自然を保護したほほうがいいと思う。                                                    
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