先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
清書:木登り オナガ の広場
ゆり あさつ 小5 「この木すんごい登りやすいよーー。のぼってきなよーーーーー」断れなくなった私は、「うーーーー」と、うかない返事をしたあとに、友達の登っている 木に登り始めた。  

 木のぼりとは、私が登ったことのある木では、だいたいはじめがのぼりにくいものである。だが、1度のぼりはじめると、調子がでてきて、あとは、だんだ
ん楽になってくる。そして、たかくなるにつれて、空が近くになってきた感じがし、とても気持ち良くなってくる。このときもそんな感じだった。始めの枝 に足をかけるのが1番大変だったと思う。後は、たしょう登りにくくても高いところめざして、ぐんぐんのぼることができる。「もうぜったい、のぼれない! !!」というところにきたときは、とても気分が良くなりスッキリしてくる。そんなときは、座れそうなところを見つけて、少し座って、まわりの空を見まわ してみたりする。ふつうに、地面に立っているときはみられないものが色々とみられるのだから、おもしろい。鳥がいつもより大きく見えて、友達は小さく 見える。地上にいる友達を探したりするとまるで「ウォーリーを探せ」でもしているようである。それに、風が吹いてくると葉っぱがそよそよいってまるで 緑のカーテンのようだ。  

 木に登るのがけっこう得意な人間は、昔やはりサルだったのだなということがわかった。いくら、年月がたっても、やはりすこしは、サルのなごりが残っ
ているのだなぁと思った。なんだか、サルに親しみが少しわいてきたようなきがする。  

 
 

 
 

 
                                               
ホームページ