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蚯蚓(ミミズ) ウグイス の広場
潤之介 かな 中1

 土とミミズ。例外はもちろんあるけれど、ふつうのミミズは、土を豊かにするために重要な動物である。 ミミズは、毎日、土を食べて生きている。しか
し、ミミズの口へ入る前の土とミミズが外へ出した土とは、土の性質がまるで違っていて、土と一緒に呑み込まれた半腐れのワラなどが、ミミズの体内の分 泌液によって細かい団粒状の水や空気が通りやすいふわふわした土になってでてくるのである。農村で多くの人々が、ロにしている「土が死んだ」というこ と、それは「ミミズが死んだ」ということだというのは、実に深刻な事態である。  

 私は自然のものはいいと思う。その理由は2つある。第一に、他のものなどに害がないというところだ。「便利」な化学肥料は、単純な配合でできている
(チッソ、リン、カリウムなど)。しかし、自然の土は化学肥料に入ってないような、微生物や微量な元素があり、それが実は重要な役割を果たしてたりす るかもしれない。これは人間の体にも例える事ができる。無機質、たんぱく質、脂質、ビタミン、炭水化物、と大きく分けて五つの栄養素があるが、こうい う物を摂取する時にも、ビタミンなどがはいっている薬ばかり飲んでいて良いというわけではないだろう。だから私たちはしっかり微量な栄養素などが入っ ているごはんなどを食べるのである。そういうことから植物に必要な栄養素だけでは完璧に育てる事はできないと思う。だから自然を守るためには、微生物 や微量な元素のしっかりはいった、自然の土が必要だと思う。  

 第二の理由は、人工のものは、かたよっているからだ。人間が作り出したもののなかで、ある一定のものには素晴らしい効果を発揮して、ほかの物には害
がない。なんていうものは聞いたことがない。どんな素晴らしいものにも、人間が作り出したものには欠点があるのである。例えば一番身近な例としては、 農薬がそうである。農薬は虫に農作物食い荒らされるのを防ぐためにつくられたものだ。見比べてみると、農薬をかけたものよりか農薬をかけなかったもの の方が、見た目が悪いが味は農薬をかけてない方が美味しい。それにほとんど全部の部分が食べられる。りんごなどは皮を食べてはいけないと言うが、それ も農薬がかかっているからである。  

 たしかに、人工のものも、便利なときがある。しかし、私は、「井の中の蛙、大海を知らず」という名言のあるように、現代社会の人達は、人工的なもの
の中に縛られていて、もっと大きい自然の方に目を傾けようとしない、そういうことからも、「便利で人工的」よりも「自然のまま」の方がいいと思う。  

 
                                                 
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