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季節感を大切に。 アジサイ の広場
幸子 あさも 中3

 縁側にゴザをひき、お盆の上に載せた冷たいすいかをしゃきりと食べ、風鈴がすずしげな音で鳴り、真黒に焼ける。丸坊主のガキどもは庭を走りまわり、
水遊びをしている…。夏の風物詩である。しかし今は、こんな風景は見ることが出来ない。今や縁側は存在せず、スイカは食べず、風鈴は一年中鳴っている 。そして日に当たっても焼けない。ちっとも夏を感じることが出来ない。四季のある日本に住んでいる以上、もっと季節感を感じて生きていくべきではない だろうか?  

 確かに暑いのはいやだし、夏は涼しく、冬はあったかくすごしたい。八百屋で「旬のもの!」とか書いてあっても「冬でもある」とか思ってしまう。真夏にミ
カンを食べ、真冬に桃を食べられる。季節感が全くない。今の時代、季節感を無くそうと思えばトコトン無くす事が出来る。しかし、日本人の誰が季節感の ない暮らしをしたいと思うか。せっかく四季のある日本に住んでいるのだから、四季を楽しんでいけば良いではないか。  

 
                                                     
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