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デジタルな芸術 アジサイ の広場
幸子 あさも 中3

 デジタルは、より正確な情報をドライかつ明確に表示することには優れているが、前後との関連や全体のなかでの位置づけを表すことには不向きだ。一方
アナログは、全体の傾向や位置づけを表すのは得意だが、細かい部分を見るにはわかりにくい。人間の脳にも右脳と左脳があるように、デジタルとアナログ も共存共栄で発展していくことだろう。デジタルにもアナログにもかたよってはいけない。  

 そのためには、デジタル的な発想もしていくことだ。デジタルのいい面、例えば、使いやすい。そしてなにより正確だ。文書の保存量なら、細かいことは
知らないが、紙切れの何万倍、何億倍をFD,MO,CDなどに保存できてしまう。こうしたデジタルのいい面はどんどん吸収していくべきだ。もしお金が あるのならパソコンやピッチ、けーたいなどは買うべきだ!(主張している)パソコンのワードを使えばレポート用紙何枚にも及ぶ文書が軽くフロッピーに 入ってしまう。インターネットの機能を使えば速達の手紙よりも速く届き、電話と違って送ったその時には見られなくてもいつかは見る。また、ピッチやけ ーたいは持ち運べる。  

 しかし、デジタルは人間の右脳の欲求(?)を果たしてはくれない。確かにインターネット上で芸術品を見ることが出来るが、芸術品はナマ(もしくは模
造品)を見てこそ“ほうっ・・・”とか思うのである。パソコンの画面では色も多少変わってしまうので、構図くらいしか味わうことができない。この世の芸術 がすべてパソコンで描いた絵や音楽だけになってしまったらいやだ。  

 だから、アナログ的な発想も大切だ。アナログはぱっと見で大まかなことは分かるという利点があり、人間の感情をみたしたりもするだろう。アナログな
ら、何があったかを絵に表すと細かいことは分からなくても、大体のことは一瞬でつかめる。音楽も、デジタル式に音符の羅列をほや~っと眺めるよりも、 音楽そのものを聞いたほうがその曲の感じをつかめ、うまくいけば作曲者や演奏者、歌手などの心情などがわかる。  

 アナログ、デジタルの両方それぞれに大切なのだから、それぞれの長所を生かしあって使っていくべきだ。「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長
所を伸ばすことである。」というように、アナログ、デジタル双方の短所をなくし合う(?)のではなく、長所をとっていけばカンペキ!ではないか。  

 
                                               
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