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けんかの理由 オナガ の広場
はるる くあ 中1 よくことわざで、『けんかするほど仲が良い』というが、必ずしもそうとは限らないと思う。その理由は、一口にけんかと言っても二通りあるからだ。まず 一つ目は、身内の中でのけんかである。そして、二つ目は身内ではないけんかである。  

 身内でのけんかの場合、あまり良いことはないと思う。例えば私の体験から言わせてもらうと、母は私のことを自分と対等と感じていない。(当然のこと
かも知れないが)だから、いくら分かり合おうと思っても、見下してしまう。分かり合うには相手と自分の気持ちをぶつけ合わなければならないから、見下 してしまった時点で、相手の意見が生意気だとか偉そうだとか思い、意見を述べさせていることが嫌になってくる。たぶんこんな感じだろう。それに、私の 友達でも、母、父とけんかをして仲が良くなったという事を聞いたことがない。たまに小説で母(または父)と子供が、泣きながら手を握り合っている内容 の本を見かけるが現代においてそういう状況を作るのはかなり困難だ。  

 では身内同士ではないけんかはどうだろう。まず、友達というのは自分と相手を対等だと思っている。ということは、意見を言い合える関係なのだ。だか
らけんかによって、自分が知らなかった相手を知ることができる。つまり分かり合える。  

 確かに、けんかは良いとはいえない。なぜかというと、けんかをしないで仲が良くなれれば、それにこしたことはないからだ。しかし、人間というものは
、自分自身にプライドという厄介なものがある。そして、意見というそれぞれ違うものがある。この二つがあつ限り、けんかや戦争は消えないだろう。だか ら、できるだけけんかをプラスにしていく心構えが必要だと思う。名言からの引用だが、『存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれな りの理由がある』という立派なことを言った人もいる。これをけんかに置き換えると、けんかの良い悪いを言う前に、そこにはその人なりの譲れないものが あったということだろう。けんかの良い悪いは、本人達が決めるものなのだ。  

 
                                                 
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