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未来の老人社会 アジサイ の広場
Lisa あいす 高1

 現代、高齢化社会を社会問題の一つとしてとりあげている。よってこの言葉に対して良いイメージをもっている人は少ないであろう。しかし、高齢化社会
という減少は日本が大きな経済成長をなしとげた上に成り立っているものなのであり、必ずしも暗いイメージを持つものではないのだ。しかし、高齢化社会 が社会に問題をきたしているということは否定できない。今までの若者社会での社会プロセスを高齢者社会のプロセスに移行しきれていないというのが理由 としてあげられる。これから日本はますます老人が増えることが予想される。よって明るい老人社会を私達は築いていくべきなのだ。  

 そのためには、早く老人社会に適した社会プロセスに移行する必要がある。2000年から介護保険が導入された。しかし、この介護保険だけではまだまだ力
不足な面がたくさんある。また老人を介護する対象としてみるだけではなく、社会に貢献できるような環境を与えることが求められている。老人が働き、活 躍できる社会を築いていくことが大切なのだ。私の学校の目の前にある交差点は距離は長いがすぐ赤信号になってしまう。学生の私達でも、小走りに渡らな ければ間に合わないほどだ。ということは、お年寄りにとってはすごく危険であり、不便である。老人にあった町作りもしていかなければならないのだ。  

 高齢化社会は年金などの面で、世代間不公平が生じる。ゆえに、現代の若者が高齢化社会をますます嫌がるのだ。しかし、現代の日本の経済を成長させ、
安定させたのは、現代の高齢者である。彼らが築いた社会があるからこそ、私達は裕福に暮らせているのだ。このことを前提に考えれば、世代間不公平の問 題もしかたなく思えてくるに違いない。若者のときに良い暮らしをするか、老人になってから良い暮らしをするかの違いなのである。私達の祖父母は戦後の 経済成長に最も寄与した年代だ。私達は老後の豊かな暮らししかみていないが、祖父母が若かった時は毎日が仕事で始まり終わっていたに違いない。それに 比べ、現在の勤労世代は余暇の延長が重視されていることからも分かるように、豊かな勤労生活を送っている。  

 確かに、労働者人口が減るなどという問題点はいくつかある。しかし、「未来には、ひとりでにできる未来と、自分で作る未来との二つがある」というよ
うに、未来は私達次第で変えることができるのだ。これから老人が増えていくということはとめられない事実である。前向きに考えて、明るい老人社会を築 いていくべきだ。  

 
                                                 
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