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無駄づかい
ウグイス の広場
ナズナ あもせ 小5
 金がたくさんある日本では「無駄使い」というものがある。日本の各地では
リサイクルというものもやっているのだが、たいして効き目が無い。そう言え
ばこの前、○○リサイクルセンターに見学しに行った。そして私はほかの皆と
一緒にこんな事を聞いた。
 
 「日本では無駄使いが多いので、大変ごみが増えています。ごみを燃やせば
ダイオキシンという悪い空気がでてしまうし、埋め立てるには土地が居て、こ
れほどのごみを埋め立てる土地などは高いのです。そんなのカンタンカンタン
!リサイクルすれば良いのです。缶は黄色い箱に、ガラスは青いはこにいれま
す。紙類は燃えるごみにいれます。また紙類はおよそ九百度の熱湯で溶かされ
、そして君たちが持っているようなノートの紙、いわゆる厚さが薄く平べった
いかたにいれ、再び再生紙に生まれ変わるのです。…………………しかし私達
,○○リサイクルセンターの者たちはこういうようなリサイクルなどしなくて
もよい平和な日本にしたいと、心から思っております。」
 
 私はあぜんとしてしまった。話が終わると四方位から質問が出てくる。その
中で一人、ぱらっとこう言った子がいた。
 
 「なぜリサイクルセンターで働いている人がリサイクルなどやらないような
世の中にしたい。と言っているの?もしリサイクルがやらなくなったらここで
働いている人はどうなるわけ?」
 
 「それは君たちがこれから作る未来のためだよ。私達が汚いごみだらけの日
本を君たちにあげてもうれしくないし、つまり私達は、君たちが大人になって
いるころにはもうこことは関わらない国にしたいんだ。」とあっさりと言い返
されてしまった。まだまだ続く。
 
 「君たちが日本を汚くするような人間になんないように、君たちのお母さん
やお父さんは一生懸命なんだ。それに、ごみを減らすのはリサイクルだけじゃ
ないんだよ。ものを無駄使いするのがいけないんだ。」
 
 そして私はこんな物語を書いた。
 
 
 「あっ使ったんだ!」
 
 僕は空の折り紙箱を除きながらそう言った。
 
 今月のおこづかいはあと百円しかない。こんなんでなにがかえるか。それに
僕のほしいおりがみは和紙で出来た厚めの折り紙セット。普通の厚い折り紙セ
ットで四百円なのに、和紙では一体いくらかかるのか。………昨日たかひろに
借りた和紙の折り紙百枚を明日返さなければならない。なんだか気が遠くなり
そうだ………。
 
 床に寝ているうちに京太がやってきた。
 
 「にいちゃん、和紙の折り紙のことで困ってるの?………これ、少しだけな
ら貸してあげても良いよ。その代わり、お父さんのほしいもの教えてくれる?
 
 そこには和紙の折り紙の新品の束があった。父の欲しい物なんて後で何とか
なる。それより今は和紙の折り紙のことが先だ。
 
 「オーケー!」
 
 ついうっかりオーケーしてしまったが大丈夫なのか。ま、いいか。そんなこ
とは今度教えてあげる。と言い続け、そのうち京太も忘れるだろう。
 
 
「お兄ちゃん、まだ教えてくれないの?いいかげんに教えてよ!」
 
 京太は忘れると思ったけれどなかなかしぶとい。
 
 「いいか。父さんは教えたくないって言ってるんだ!
 
 
 
 などと言う話である。最初から最後まで教えてしまうと長くなるので、ここ
で止めにしておく。ただ、私から一つ、無駄使いをしないようにとおもう。
 
 
 
 
 
 
 
 

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