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朝の光景
エンジュ の広場
寛子 こた 小6
 
 
 
 「ほら起きなさい、もうお兄ちゃんも起きてるわよ。」
 
 私はいつものように起こされた。眠たくてしょうがない私は、
 
 「後1分~。」
 
 と言って寝てしまいました。少し時間がたって…。今は6:50です。
 
 「あ~~もうこんな時間、なんで起こしてくんなかったのよ!」
 
 と言うと、
 
 「何回も起こしてるわよ自分が起きないだけでしょ。」
 
 と言って冷たく言うのです。でも本当は、6;50には、着替えに行く時間
なのに、こんな時間に着替えにいっては、絶対に友達との待ち合わせ時間に遅
れてしまうと思い、そのまま着替えて出て行きました。そのときはもう、7:
3で、もうとっくに出ている時間でした。
 
 駅に走っていく途中に、いつも見る人たちがたくさんとうりすぎました。私
はそこでびっくりしました。
 
 (あれ、なんで遅れたはずの私がこの人と会うんだ?)と思いながら、駅に入
っていきました。
 
 私は、時間がずれているのかと思い駅の時計を見ました。するとどうでしょ
う。私が出たときに7:3だったのに、今が7:3なのです。そこで気がついた
のです。分かった、私の部屋の時計がずれていたんだということに。私はこん
なに急いで走ってきたのに時間がずれていることにも気がつかずに一人で急い
でいたことがばからしく思えてきました。せっかく急いできたのにこの努力は
水の泡になってしまいました。でもこのおかげで、少しゆっくりいくことがで
きました。
 
 そして一緒にいっている友達に私の苦労を教えてみると、
 
 「へ~そんじゃあ、すごいショックでしょ。」
 
 と、言われました。
 
 でも、全然行くときに面白くなくてつまらない登校よりも、面白くてスリル
ある登校のほうが面白いと思ったので、こんなに面白い登校は、最初で最後だ
と思います。
 
 でもあと一つ、どきどきすることがあります。それは、席替えの順番です。
私は友達と隣になれるかなと思いながら、友達とはしって学校に行きました。
すると一番に着きました。校門が開くのを待っている間に、ふと横を見ると、
梅の木がつぼみを出していました。私はそれを見て、心がなごやかになりまし
た。
 
 でも今日は、とてもいそがしい一日でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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