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友情
イチゴ の広場
ナズナ あもせ 小4
 私の学校では、文房具の盗みがはやっている。私の大親友の理沙ちゃんはそ
の犯人からさけようとして、私に、そのためのおまもりを作ろうよ。と言った
。そして作ることになって、完成したら、机の奥に置いといた。
 
 次の日、授業中理沙ちゃんがそのおまもりをまわしてきた。それが、運悪く
先生にみつかって、とりあげられた。次の中休みに私達はおこって先生に返し
てもらうことにした。理沙ちゃんは言った。
 
 「もう先生、さっきとりあげた紙、かえしてよ。」
 
 その言葉に思い出したらしく、見なかった中身まで見られてしまった。
 
 「これは誰のことを言っているのかな?」
 
 「知るわけないじゃない、だってこれ悪魔よけだもん。」
 
 先生は少し考えて、言った。
 
 「これを書いたのは一体誰なんだ。書いた奴、ちょっと来い。」
 
 私と理沙ちゃんはだまっていた。私は「これを書いたのは理沙ちゃんです。
」と言おうかと思ったが、親友だから、自ら「私です。」と言った。
 
 そして誰もいない二階のホールへ案内された。
 
 「さあ、若奈さん、これは誰のことを言ってるんですか、言ってください!
 
 「…………………。」
 
 「答えてください。誰にも言いません。」
 
 「○○ちゃんです……………。」
 
 「なんで…あんなやさしくて、かしこい子が、ほんとになにかやったんです
か?」
 
 「そうです。ただ先生はだまされているだけです。あの子はペンとか、メモ
帳とか、色々な文房具を盗んでいます。だからあんなにペンを持っているんで
す。だから私が書きました。」
 
 「ただ、盗むのも悪いかもしれないけど、こんなこと書くのも悪いですよ。
 
 そして私はやっと解放された。
 
 私は理沙ちゃんに昼休みトイレに来るようにと言われ約束どおりトイレで待
ち合わせをした。
 
 「遅いなあ理沙ちゃんどうしたんだろう。」
 
 するとトイレのドアがあいて、理沙ちゃんが来た。理沙ちゃんはトイレの床
に座って、泣いていた。
 
 私は理沙ちゃんが泣きまねをして笑わせるのを知っていた。
 
 「どうしたの理沙ちゃん。」
 
 私は理沙ちゃんの顔をあげた。すると、理沙ちゃんには温かい涙が流れてい
た。
 
 理沙ちゃんは言った。
 
 「…………ごめんね…………。」
 
 「え!?理沙ちゃんどうしたの?」
 
 「…………ごめんね、私がお守り作ろうって言ったからだよね…………かば
ってくれてありがとう。」  
 私のために泣いてくれる人を、私ははじめて見た。
 
 また、友情のすばらしさを見つけた。

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