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ライブは観客と演奏者が一体となるものだ! 
アジサイ の広場
AE86 えや 中3
 大相撲を初めて見に行ったとき、びっくりしたことがある。それは、取り組
み中、観客席が四六時中ザワザワしていて、呼び出しから仕切り、立ち会い、
組み合い、そして勝負までのしだいに盛り上っていくはずの緊張感が全然ない
ことだ。演ずる者と見る者、つまり演じられている舞台とそれを鑑賞する観客
とを空間的に分離すること、そういう制度に馴れてしまうと、大相撲とか歌舞
伎の楽しみ方に、始めはとまどう。
 
 おしゃべりだけではない。観衆は演奏中に様々な「副業」を行なっていた。
じっと息を凝らして、作品の世界に浸りきるという「集中的聴取」の思想はま
だ無かったわけである。
 
 「隔たり」というモノがここでのポイントとなる。ここでは、見るものと見
らえるものを空間的に分離するためのものだ。
 
 私もライブなどに行って自分の好きな歌手と一緒に騒ぎたーい! なんて思
ったことはないだろうか? 少なくとも私はある。あの一体感が何とも言えず
イイ感じなんだよなぁ。(テレビを見ている限り)
 
 最近のライブなどは「隔たり」をよく使っている。しかし、そんな「隔たり
」を打ち壊してしまう観客もスゴイし歌手もスゴイ。個人的には隔たりという
ものがあっても、それを如何にも無いかのように思わせてくれる歌手がいる。
それは「サザンオールスターズの桑田佳祐」だ。この人は2000年カウント
ダウンライブをやり、みごと成功を収めたのだ。何がすごいって、私もテレビ
で見ただけなので詳しいことは知らないが、自分で紙コップの水をかぶり、観
客にもかける。個人的にスゴク親近感を感じたのだ。このようなフレンドリー
な有名人は大好きである。最近の傾向としてこのような人が多くなってきてい
るのだ。だからこそ最近ではストリートライブが流行っている(?)のだ。親
が偉くて子は偉くない。このような考えは古い。芸能人は偉いなどと考えてい
る人は考え方を変えた方が良いかもしれない。歌手は歌うの専門、観客は聞い
て拍手するだけではないのだ。ライブなら観客も演奏者もこの際だから同じ立
場に立って歌って踊って騒ぎまくる! なんて良い光景であろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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