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新聞と自分
イチゴ の広場
太一 あうけ 中1
 新聞というものをまるで読まないと言い切っている人がいる。そうかと思う
と、朝手洗いで新刊書の広告を読むのが最大の楽しみだという人もいる。私は
どちらのほうに近いのだろうかと考えてみた。私は、どちらかといえば、私は
、行間と余白の読み手であるのかもしれない。そういう意味で私は、新聞を、
月1度とか2度ではなく、毎日立つ縁日のようなものと見ているふしがある。
ということになると、1番楽しくぴったりしているのはやはり広告欄という名
の夜店通りかもしれない。広告も小さい下の書籍欄のように仲良く並んでいる
のは、チャーミングな店舗である。縁日であるから、やはりそこには、日常生
活の流れと異なった、さまざまな偶然の介入があったほうが良い。本について
も音楽についても、しかるべき欄ではなく、コラムのほうから得られる情報の
ほうに生々とした関心をよぶものが多いというのは、情報の活性化も面でちょ
っと気にとめておく必要のある事実かもしれない。
 
 僕もどちらかといえば、新聞を読むと、ついつい広告欄に目が行ってしまう
。その広告が面白いと、数分みとれてしまう。広告の中でも、僕が一番喜ぶの
は電気屋の折り込み広告だ。その広告はだいたい木曜日と日曜日に入っている
ことが多いので、木曜日や日曜日に新聞を見つけると、つい探してしまう。
 
 しかし、近頃になって、広告ばかりを見ているのではなく、記事にも少し興
味を持つようになってきた。そのきっかけというのは、少し前、何かにインタ
ーネットで朝日新聞が読めるということが書いてあり、早速読んでみようと思
い、アクセスしてみると、けっこう記事がおもしろかったし、タダで読める事
もわかったので、ひまがあると、見に行くようになった。そして、朝日新聞を
読んでいるうちに、家で取っている日本経済新聞も読むようになった。でもな
ぜ、今まで日本経済新聞を読もうとしなかったかというと、名前からして難し
そうだったし、親に言われて読んでみると、経済のことばかりに見えたので、
読む気がなくなってしまった。だけど今は、社会面や経済面を少し読んでいる
。経済面も良く探すと、僕の好きなコンピュータ関連のニュースが載っていた
りして、思ったよりおもしろい。しかし、日本経済新聞を読むようになったか
らといって、インターネットの朝日新聞を読まなくなったわけではない。社会
のことについては、朝日新聞の方がいろいろ載っているので、気分がいいと読
みに行く。
 
 今の時代は、テレビのほうが新聞よりすばやくニュースなどを伝えられるけ
れど、まだこの世界に新聞が残っているのは、少しぐらい情報を伝えるのが遅
くても、新聞はテレビにはないいいところがたくさんあると思う。しかし、あ
る本に載っていたが、朝日新聞をネットで公開するようになったら少し朝日新
聞の読者が減ってしまったらしい。僕はこれから新聞がどうなっていくか楽し
みだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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