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「モノ」よりも「価値感」を重点視しよう! アジサイの広場
AE86えや高2

 日本は豊かな国である、という。
 

 一九八八年、日本人一人あたりのGNPは、名目で三百二万六千円(二万三千六百二十ドル)である。それに日本の国土面積は、アメリカの二十
五分の一しかないのに、地価の総額は、アメリカ全土の四倍以上(一九八七年末、千六百三十七兆円)であるという。  

 今、みなさんにとっての幸せの象徴というのは何であろうか? 人それぞれであるとは思うが「お金」を思い浮かべた人も多いのではないだろう
か? その人には悪いが、私は心が貧しくなっていると思う。  

 昔に比べて今の日本は、とても豊かになり、それによって生じるメリットも数多くあるが、デメリットも増えてくる。まずメリットから出すと、
国自身が暮らしやすい環境に変化してくるということだ。これには私はとても大きなメリットを感じる。しかし、その逆のデメリットはというと「 みんなが金を持っているんだから、自分のことは自分で」という考えをする人も増えてきてしまい、お互いが助け合うという機会が少なくなってし まうということだ。私は豊かになるのは大賛成である。しかし、人間の心が貧しくなるのはやめてほしい。  

 私は今、学校で仲の良い友達の相談に乗っている。私はこういうのが「幸せの象徴なのではないだろうか?」と思う。相手にしてみれば本気で相
談できる相手が居て、私にしてみれば本気で心を打ち明けてくれる友達が居るということが、今の私にとっての幸せである。  

 幸せisお金と連想してしまったあなた。もう一度「幸せ」の考え方を考えてみてはどうだろうか? お金で買える「モノ」も数多く溢れている
が、お金で買えない「価値感」というものも存在する。私はお金で買える「モノ」よりも、お金で買えない「価値感」の方を重点視したい。  

 
                                             
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