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アインシュタインの最初 エンジュの広場
まいまいいかす小3

 「でもね、お母さん、小学校って、まるで軍隊みたいなんだ。だからぼく、いやなんだよ。」
 

 私は最初、心の中で、ちょっと悩んでしまいました。
 

 (小学校が軍隊?)
 

 でも、その次を読んで、ようやくわかりました。
 

 質問はダメ、自分で考えるのはダメ、さらに学校内は暗くて重苦しい・・・そんな所にいたら、心も体もまるでしめつけられるような感覚だと思いま
す。私は、アルバートの気持ちがわかるなぁ。と思いました。だって、そんな所に毎日いたら、私だっていやになっちゃうと思います。今の小学校は 、いつも明るくて、ロング集会(各学年がお店を出す集会)や遠足などの行事も、山ほどあります。私が思うには、アルバートが通っている小学校は 、遠足などの楽しめる行事は無いと思います。なぜなら、そういう楽しい行事があったら、学校が『すごく』嫌いと言う人はいないと思ったからです 。自分で考える事は、一切許されない、質問はしてはいけないと書いてありますが、私のクラスの担任の先生は、たとえばロング集会の準備をする時 、何にも手出ししないで、ありのままにやらせます。あともう一つ、先生がいつも行っている言葉があります。それは、  

 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
 

 です。こういうのを延々と続けていると、
 

 「それにくらべて・・・」
 

 と思うかもしれませんが、私は、『アルバートは偉い!』と思えるところを見つけました。一番とそう思ったのは、学校がいやになっても、勉強は
嫌いにならなかったことです。ふつう、学校がいやだと、そこで習う勉強も嫌い!となりますが、アルバートはそうなりませんでした。もう一つ、『 アルバートは偉い!』というより『アルバートはすごい!』と思ったのは、バイオリンの事です。一つの事がとってもうまいと言うのは、あまり無い と思います。みんな、たくさんのことを少しずつうまいんだと思います。いろんな人から、いろんな事を学んで、アルバートは幸せだなぁと思いまし た。あの歴史に名を残すアインシュタイン。そのアインシュタインの最初の一歩は、ここから始まったんだなぁと思いました。                                          
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