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言葉の森
勉強の基礎は小1から始める親子作文

 考える力、読書を楽しむ力、家族との対話、新しい経験、勉強の自主性を育て、小中高時代の学力の土台と、豊かな感性と個性を育てます。


親子作文はこんな勉強です。

毎週の決まった時間に授業があります。
(電話通信では先生からの電話があります。)
 
先生と生徒が前週の作文と今週書く予定の作文について話をします。
  
お子様が読んでいる本があれば紹介していただきます。
   
先生が作文の書き方を説明します。
    
生徒(お子様)は絵をかきます。
     
お母様とお子様で話をします。
      
お母様が作文を書きます。
(お子様が一部を書いても結構です。)
       
ご家族も自由にコメントなどを書いていただけます。
        
絵と作文と関連する写真や動画などをアップロードします。
         
次の週にアップロードされた作品を中心に話をします。

 
親子作文の作品の例

▽絵は生徒(幼中)が、写真と構想図と作文はお母さんが、コメントはお父さんが書きました。



 
■親子作文の考え方

▽書く練習の土台になる、聞く・話す・読む練習
 作文の勉強は、作文の勉強だけで成り立っているのではありません。作文は、いわば山の頂上にあたる部分で、その山頂を支える広い裾野が必要になります。その裾野が、聞く・話す・読む勉強です

▽書かせて直す勉強をすると、作文が嫌いになる
 聞く・話す・読むという基礎がまだ十分でないうちに、書く勉強をさせると、書き間違いが必ず出てきます。その間違いを直していると、すぐに作文が嫌いになります。
 今行われている作文指導のほとんどは、この書かせて直す指導です。

▽聞く・話す・読む練習は、直す必要がないので、楽しくできる
 作文の勉強(書く勉強)は、直す必要のないところから始めるのが理想です。それが話す勉強です。また、読む勉強も、直す必要のないところから始めるのが理想です。それが聞く勉強です。話す勉強、聞く勉強は、直すことがないので、楽しくできます。作文の勉強は、この楽しくできるということが最も重要です。

▽子供は、お母さんやお父さんがしていることを真似したがる
 小さい子供は、親のしていることを真似したがります。だから、親が本を読んでいる姿を見せていると、子供も本好きになります。親が文章を書く姿を見せていると、自然に文章を書くことが好きになります。

▽子供が絵をかき、親子で対話し、親が作文を書き、子供が読む
 子供は、絵をかくのが好きです。その日にあったことを絵にかいてもらい、その絵をもとに親子で対話をします。対話をしながら親が作文を書いてあげます。これが親子の対話による作文です。

▽よい手本を何度も見ていれば、最初から直す必要のない作文が書ける
 対話をしながら書く文章は、必ずしもきちんとしたものである必要はありません。短文をつなげているようなものでかまいません。また、字の上手下手も問いません。字の練習は、子供が自分で文章を書きたがったときに、文字の手本を見せて練習すればよいからです。大事なことは、気軽に楽しく書くということです。
 ただし、対話をしながらその場で書くのが難しいという場合は、メモだけをして、あとで作文にする形でもかまいません。

▽漢字は自然に使い、ふりがなをふっておく
 親が書く作文では、漢字は自然に使ってください。そして、その漢字にあとでふりがなをふっておきます。すると、日常生活で使う漢字の読みを自然に覚えます。漢字のドリルのようなもので練習するよりも、日常生活の中で必要に応じて使う漢字の方がずっとよく身につきます。

▽お母さんだけでなく、お父さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも
 毎週の電話に出ていただくのは、子供本人と、その時間帯に家にいるお母様になることが多いと思います。しかし、作文を書くのは、別の人が、別の日や別の時間帯に書く形でもかまいません。家族の中のいろいろな人が関わることで、子供はバランスのとれた成長をしていきます。

 
■親子作文の進め方

1、お子様のかいた絵を批評したり、注意したり、笑ったり、からかったりせずに、ただ温かく見るようにしてください。

2、お子様の話し方についても同じです。どんなに拙い説明でも、優しく聞いてあげてください。

3、ご家族の持ち回りで作文を書く場合、他の家族が書いた作文を、批評したり、からかったりせずに、温かく見るようにしてください。

4、大人はつい長時間取り組みがちですが、子供が飽きるまでやると長続きしません。1回の絵、話、作文は、ものたりないと思うぐらいで終わるようにしてください。

5、親の書いた作文は、子供に読ませてもいいですし、親が読んであげてもいいです。
 子供が上手に読めるようになれば、週に1度ご家族の前で発表会をするといいでしょう。

6、子供が自分で書きたいと言い出したときは、すぐに書かせずに、まず文字の練習から始めましょう。
 最初に文字の練習をすることによって、正しくていねいに書くことができるようになります。

 お子様が、「自分も作文を書きたい」と言った場合は、すぐに何かを書かせるよりも、まず正しい文字の書き方、正しい鉛筆の持ち方を練習させるようにしてください。
 最初は自分で書くよりも、お母様の書いた作文の中の一文をひらがなだけで書き写すような形でよいと思います。ただし、本人の自発的な取り組みを大事にし、強制的なものにならないようにしてください。

 お子様が作文を書くことに慣れてきたら、お母様の書いたあとに、お子様が続けて作文を書いたり、お子様だけが書いたりするような形になってもかまいません。
 お子様が書くことが中心になってきたら、親子作文コースから通常作文コースに移行することもできます。
 また、移行したあと、また親子作文コースに戻すこともできます。


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