★幼児作文コースのページは、下記の親子作文のページに移転しました。
https://www.mori7.com/yousaku/oyako.php

幼児作文コース受講案内 2014/6/4 改訂
画像を高精細で表示するには、印刷モードでごらんください。


◆1、幼児作文コースの内容

 国語力の大もとは、幼児期に形成されます。
 言葉の森では、まだ字をあまり書けないお子様を対象に、幼児作文コースを募集しています。
 毎週の電話指導があります。保護者のご協力がある程度必要ですので、保護者のどなたかが電話に出られる時間帯での電話指導になります。

▼対象年齢

○幼児年長
○小学1年生
 幼児年少、幼児年中の方も受講できますが、人数制限のため、しばらくは幼児年長以上の方が対象となります。
 小学2年生以上でも、海外在住などで日本語による作文が特に苦手な方は、幼児作文コースで受講できます。

▼受講料

 幼児作文コースの受講料は、通常コースの小学生の受講料と同じです。
 幼児作文コースから通常コースへの移行、又は通常コースから幼児作文コースへの移行は随時できます。(ただし、学期の途中の移行で教材の追加が必要な場合は、教材費がかかることもあります。)

○入会金:10,800円(通常コースと共通)
○受講料月額:8,434円
○課題フォルダ:540円(ただし学期の途中で課題集を変更する場合)

▼幼児作文の説明

▽書く練習の土台になる、聞く・話す・読む練習
 作文の勉強は、作文の勉強だけで成り立っているのではありません。作文は、いわば山の頂上にあたる部分で、その山頂を支える広い裾野が必要になります。その裾野が、聞く・話す・読む勉強です

▽書かせて直す勉強をすると、作文が嫌いになる
 聞く・話す・読むという基礎がまだ十分でないうちに、書く勉強をさせると、書き間違いが必ず出てきます。その間違いを直していると、すぐに作文が嫌いになります。
 今行われている作文指導のほとんどは、この書かせて直す指導です。

▽聞く・話す・読む練習は、直す必要がないので、楽しくできる
 作文の勉強(書く勉強)は、直す必要のないところから始めるのが理想です。それが話す勉強です。また、読む勉強も、直す必要のないところから始めるのが理想です。それが聞く勉強です。話す勉強、聞く勉強は、直すことがないので、楽しくできます。作文の勉強は、この楽しくできるということが最も重要です。

▽子供は、お母さんやお父さんがしていることを真似したがる
 小さい子供は、親のしていることを真似したがります。だから、親が本を読んでいる姿を見せていると、子供も本好きになります。親が文章を書く姿を見せていると、自然に文章を書くことが好きになります。

▽子供が絵をかき、親子で対話し、親が作文を書き、子供が読む
 子供は、絵をかくのが好きです。その日にあったことを絵にかいてもらい、その絵をもとに親子で対話をします。対話をしながら親が作文を書いてあげます。これが親子の対話による作文です。

▽よい手本を何度も見ていれば、最初から直す必要のない作文が書ける
 対話をしながら書く文章は、必ずしもきちんとしたものである必要はありません。短文をつなげているようなものでかまいません。また、字の上手下手も問いません。字の練習は、子供が自分で文章を書きたがったときに、文字の手本を見せて練習すればよいからです。大事なことは、気軽に楽しく書くということです。
 ただし、対話をしながらその場で書くのが難しいという場合は、メモだけをして、あとで作文にする形でもかまいません。

▽漢字は自然に使い、ふりがなをふっておく
 親が書く作文では、漢字は自然に使ってください。そして、その漢字にあとでふりがなをふっておきます。すると、日常生活で使う漢字の読みを自然に覚えます。漢字のドリルのようなもので練習するよりも、日常生活の中で必要に応じて使う漢字の方がずっとよく身につきます。

▽お母さんだけでなく、お父さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも
 毎週の電話に出ていただくのは、子供本人と、その時間帯に家にいるお母様になることが多いと思います。しかし、作文を書くのは、別の人が、別の日や別の時間帯に書く形でもかまいません。家族の中のいろいろな人が関わることで、子供はバランスのとれた成長をしていきます。

▼幼児作文の方法

1、まず、電話を受ける時間を決めてください。
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2、担当の先生が自宅に電話をします。
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3、先生は、主に保護者様と話をしますが、その前にお子様が電話に出て先生と話をすることもできます。
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4、お子様が、今日書くことを鉛筆で絵にかきます。
 (絵をかくのが苦手だというお子様には、保護者様がかいてあげた絵を写すようにしてもかまいません。その際、お絵かき歌などを利用してもよいと思います。)  (絵には色を塗ることもできますが、時間のないときは、色は作文を書いたあとで塗るというようにするとよいでしょう。)
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5、絵をかき終えたら、お子様とお母様が話をします。
 話をしながら、お子様の言ったことを散らし書き風にメモしていきます。言葉の森では、これを構成図と呼んでいます。
 (構成図には、作文に書かないようなことも含めて自由に書いてください。話しながら書く時間は、10~15分です。少しものたりないと思うぐらいの時間で打ち切るのが、長期間続けていくコツです。)
 ↓
6、構成図を書きおえたあと、お子様が絵に色を塗る場合は、塗らせてください。
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7、お母様が、構成図をもとに作文を書きます。このときは、もうお子様が近くにいなくてもよいので、お母様の都合のよい時間に作文を書いてください。
 作文には、漢字を自然に使い、あとでふりがなをつけておくとよいでしょう。
 ↓
8、その作文は、ご家族で回覧し、自由にコメントなどを入れておくとよいでしょう。また、関連する写真などを貼り付けておくと、お子様が関心を持ちやすくなります。
 作文は、お母様が書くだけでなく、週によってお父様、おじい様、おばあ様が、持ち回りで書くようにしてもよいと思います。

▼関連するアドバイス

1、お子様のかいた絵を批評したり、注意したり、笑ったり、からかったりせずに、ただ温かく見るようにしてください。

2、お子様の話し方についても同じです。どんなに拙い説明でも、優しく聞いてあげてください。

3、ご家族の持ち回りで作文を書く場合、他の家族が書いた作文を、批評したり、からかったりせずに、温かく見るようにしてください。

4、大人はつい長時間取り組みがちですが、子供が飽きるまでやると長続きしません。1回の絵、話、作文は、ものたりないと思うぐらいで終わるようにしてください。

5、親の書いた作文は、子供に読ませてもいいですし、親が読んであげてもいいです。
 子供が上手に読めるようになれば、週に1度ご家族の前で発表会をするといいでしょう。

6、子供が自分で書きたいと言い出したときは、すぐに書かせずに、まず文字の練習から始めましょう。
 最初に文字の練習をすることによって、正しくていねいに書くことができるようになります。

▼関連する教材

 下記の教材を、1学期ごとに2種類ずつお送りします。
 お子様が、将来自分で作文を書くときの文字の練習などの準備としてお使いください。




幼児のきそがためドリル ちえあそび入門」幼児教育研究会( http://www.amazon.co.jp/dp/4424113078 )
幼児のきそがためドリル ひらがな入門」幼児教育研究会( http://www.amazon.co.jp/dp/4424113019 )
幼児のきそがためドリル かずとけいさん入門」幼児教育研究会( http://www.amazon.co.jp/dp/4424113051 )
幼児のきそがためドリル カタカナ入門」幼児教育研究会( http://www.amazon.co.jp/dp/4424113035 )




幼児のきそがためドリル ちえあそび完成」幼児教育研究会( http://www.amazon.co.jp/dp/4424113086 )
幼児のきそがためドリル ひらがな完成」幼児教育研究会( http://www.amazon.co.jp/dp/4424113027 )
幼児のきそがためドリル かずとけいさん完成」幼児教育研究会( http://www.amazon.co.jp/dp/442411306X )
幼児のきそがためドリル カタカナ完成」幼児教育研究会( http://www.amazon.co.jp/dp/4424113043 )


◆2、授業の流れ

1、教室から先生が電話をするのは、主にお父様又はお母様(以下保護者様)に対してです。
(お子様が話をしたい場合は、先にお子様にもお話をし、そのあと保護者様に代わっていただきます。)

2、授業時間に、先生から保護者様又はお子様に電話をします。電話の時間は10分以内です。

3、電話のあと、ご家庭でご都合のよい時間に保護者様とお子様が話をして作文を書いてください。
 作文を書くためのノートをご用意ください。ノートの形式は自由です。(ノートではなく、作文用紙に書いていただいても結構です。)

4、ノート又は作文用紙にかかれたお子様の絵と保護者様の作文を、デジカメ、スマホのカメラ、スキャナなどで撮影し、その画像を次のようにして送ってください。
(1)言葉の森の「画像の泉 https://www.mori7.com/izumi/」に画像をアップロードします。アップロードできる画像は、jpg画像、gif画像、png画像、及び、pdfファイルです。

(2)画像のリンク先のURLをコピーし、それを「作文の丘 https://www.mori7.com/oka/ipost.php」の本文に貼り付けて送信してください。
(「作文の丘」からの送り方は、「学習の手引 https://www.mori7.com/mori/gate.php」をごらんください。)

(3)DropBoxなどのクラウドのサービスを利用して画像を保存している人は、そのクラウド画像のリンク先のURLを作文の丘から送信していただいても結構です。(「DropBox 使い方」などで検索すると、わかりやすい説明があります。)
 また、ご自分のブログなどにアップロードした画像のリンク先のURLを送信してただいても結構です。

※幼児作文コースでは、作文の郵送、ファクス送信、メール送信は、受け付けていませんので、作文画像のリンク先を作文の丘から送信する形だけでお願いします。
5、絵や作文に対する赤ペン添削はありません。
 先生の指導は、300字程度の講評と10分以内の電話指導が中心となります。

6、次の授業までの1週間で、作文に書けそうな話題を見つけておくと、次の授業で、お子様と話をしやすくなります。
 また、写真に撮れるような場面があれば、写真に撮っておくと、次の授業の作文に貼付するなどして、お子様の関心を高めやすくなります。

7、ときどき、お母様の作文、家族のコメント、先生の講評などをお子様に読んであげてください。
 その際、真面目な勉強のような雰囲気ではなく、楽しい談話のような雰囲気で読むようにしてください。


◆3、お子様が作文を書く場合、及び通常コースへの切り換え

 お子様が、「自分も作文を書きたい」と言った場合は、すぐに何かを書かせるよりも、まず正しい文字の書き方、正しい鉛筆の持ち方を練習させるようにしてください。
 最初は自分で書くよりも、お母様の書いた作文の中の一文をひらがなだけで書き写すような形でよいと思います。ただし、本人の自発的な取り組みを大事にし、強制的なものにならないようにしてください。

 お子様が作文を書くことに慣れてきたら、お母様の書いたあとに、お子様が続けて作文を書いたり、お子様だけが書いたりするような形になってもかまいません。
 お子様が書くことが中心になってきたら、幼児作文コースから通常作文コースに移行することもできます。
 また、移行したあと、また幼児作文コースに戻すこともできます。

 幼児コースと通常コースの切り換えは、学期単位が原則になります。次の学期に入る1ヶ月前までにご連絡ください。(4月からの切り換えは3月1日まで、7月からの切り換えは6月1日まで、10月からの切り換えは9月1日まで、1月からの切り換えは12月1日まで)
 学期の途中でコースを切り換えることもできますが、その場合、新しい課題フォルダが教材費として必要になります。切り換えを希望する月の1ヶ月前までにご連絡ください。


◆4、お母様による作文指導法の習得としての取り組み

 幼児作文コースの作文の課題は、毎回自由ですが、作文の項目は、学期ごとに進級していきます。
 その進級の度合を、約6ヶ月ごとに1学年進むようにしていくと、お子様が幼児作文コースを受講している間に、お母様は小1から小4までの項目を練習できるようになります。
 このように、作文の項目で学年の先取りをすることによって、将来、お母様が、ご自分のお子様やご近所のお友達の作文指導をする際に、幼児作文コースで習得したものが生かせるようにしたいと思います。

 ご近所の小中学生の作文指導を本格的に始める場合は、森林プロジェクトのシステムをご利用ください。(言葉の森の入会金分が割引になります)


◆5、コミュニケーションのページ

 幼児作文コースにご参加していただいている保護者様向けのコミュニケーションページがあります。
▽オープン教育「幼児作文掲示板」https://www.mori7.com/ope/index.php?k=65
 重要な連絡は、個々にメールなどで行いますが、軽易な連絡はこの掲示板で行います。
(RSSリーダーにRSSを登録しておくと更新がすぐにわかります)
▽facebookグループ「幼児作文交流会」https://www.facebook.com/groups/yousaku/
(facebook内の検索で、「幼児作文交流会」と検索してください。非公開グループなので参加申請をしてください。)


◆6、ノート又は作文用紙の書き方、使い方

 ノートは、お子様のお好きなものをご自由にお使いください。
(ノートは、15mm方眼罫、10mm方眼罫などがよく使われているようです。150字作文罫、200字作文罫などのノートもありますが、作文罫のノートは小さな文房具店では手に入れにくいようです。)
 ノートの書き方は自由です。下記のサンプルを参考にしてください。

 作文は、ノートではなく、作文用紙に書いていただいても結構ですが、ノートの方が保管しやすいので、ご家庭で利用しやすいと思います。

 
1 1.
 方眼罫ノートの例。
 ノートは、最初に1冊だけお送りします。その1冊が終わったあとは、ご家庭で好みのノートをご用意ください。
 学期ごとにお送りする作文用紙をご利用いただくこともできます。
2 2.
 見開きの1ページにお子様が絵をかき、そのとなりのページに保護者様がお子様と話をしながら構成図を書きます。(ノートの最初の1ページ目は目次などに使うとよいでしょう。また、前の週の作品と新しい週の作品が、見開きのページの中でつながると区切りがわかりにくくなります。新しい週の作品は、常に見開きの1ページ目から書くようにするとよいでしょう)
 絵も構成図も作文も複数のページにわたってかまいませんが、できるだけ短い時間で仕上げてください。
3 3.
 作文は、お子様との話のあとで、保護者様が構成図をもとにして書きます。お子様が自分でも読めるようにふりがなをふっておくとよいでしょう。
(月週と題名がわかるように入れておいてください。項目マークを入れると、項目評価に◎がつきますが、項目マークは特に入れなくてもかまいません。字数は評価には入れません。)
 作文と一緒にそのときの写真などがあれば貼っておくと記録になります。
 ほかの家族にも自由にコメントを書いてもらうとよいでしょう。
 

◆7、画像の送り方

1 1.
 ご自分のパソコンの中に入れた画像が、横向きや逆さまになっていないことを確認してください。(フリーのソフトで直せます)
 サイズの大きい複数の画像を送るとサーバーが処理しきれなくなることがあります。フリーのソフトなどを使い、できるだけ、横幅を1000ピクセル程度にサイズを縮めておいてください。(フリーのソフトは、「学習の手引」( https://www.mori7.com/mori/gate.php )を参考にしてください)
 準備ができたら、画像の泉 https://www.mori7.com/izumi/ に行き、ログインします。
2 2.
 生徒の場合は、生徒コードとパスワードを入れてログインボタンを押します。
 そのあと、「画像の泉」にもどります。
3 3.
 最初に、画像を「公開しない」にチェックを入れてください。(「公開しない」にチェックを入れると、画像の泉で、自分と担当講師にだけにその画像が表示されるようになります。)
 そのあと、参照ボタンを押して、パソコンの中から、アップロードしたい画像を選択します。
 ひとこと欄は、自分用のメモとして使ってください。書いても書かなくてもかまいません。
4 4.
 「参照」のフォームで、自分のパソコンから画像を引っ張ってきたところ。
(jpg画像は、複数の画像を選択し、一回の送信で一緒に送れます)
 「jpg画像を横幅800に縮小するかどうか」の選択は、「縮小する」にチェックを入れたままの状態で送信してください。
5 5.
送信すると、自分の送った画像が表示されます。
 「画像の泉に戻る」をクリックして戻ります。
6 6.
 アップロードした画像のURL(https://www.mori7.com/izumi/gazou/……….jpgなどとなっているところ)をコピーし、「作文の丘」に行きます。
7 7.
 「作文の丘」で、月、週、題名などを入力し、送信ボタンを押します。
8 8.次のページの本文の欄に、先ほどコピーしたhttps://www.mori7.com/izumi/gazou/……….jpgなどを貼り付け、送信ボタンを押します。
(画像が複数ある場合は、複数を行を変えて貼り付けます。)
9 9.次のページで、もう一度送信ボタンを押します。
10 10.送信が完了します。
11 11.送った画像と先生の講評は、「山のたより」で見られます。
 ユーザー名に、自分の生徒コード、
 パスワードに、自分のパスワード、
 コードに、もう一度自分のコード を入れて、送信ボタンを押します。
 「山のたより」のページは、
https://www.mori7.com/oka/iyama.phpです。
12 12.「山のたより」は、生徒のページのリンクから行けます。
https://www.mori7.com/seito.php

絵と作文のサンプル https://www.mori7.com/yousaku/yssample.php
講評のサンプル https://www.mori7.com/yousaku/kouhyourei.php

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