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オープンの川
 低学年から学力の基礎を作る
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思考国算講座(HP)
 公立中高一貫校の受験問題をもとに、解き方や勉強の仕方を考える講座です。

 公立中高一貫校受験問題は、しばらくの間、閲覧自由ですが、将来は言葉の森の生徒限定の登録制になります。



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思考国算講座0720資料(7/20 17:16追加) (3770字) 森川林() 2016/07/14 14:45:36 8180   8     

■中学受験についての考え方

1.実力があれば何とでもなる、が基本。

1-5.最後の目標は仕事で社会に貢献すること。その前の目標が大学に合格すること。その前の目標が高校や中学に合格すること。そう考えると、本人さえしっかりしていれば途中の成功や失敗は単なるエピソード。手前の目標だけを考えると、不合格で落ち込んだり、合格で遊びほうけたりする。常に先の本当の目標を考えておくことが大事。

2.大企業の就職は学歴で左右されるので、大学合否という出発点の差は大きい。ただし、スタートのときだけ。

3.そして、今の大企業の未来は、少数の幹部社員と多数の準リストラ社員に分かれていく。それは、市場が広がらない中で競争を維持するためには内部のコスト削減を進めなければならないため。特にグローパルな企業は国際的なコスト競争をしなければならないのでローカルな企業よりも厳しくなる。また大企業は豊富な内部留保を生かしてM&Aを進めるが、自社が機動的な新市場開拓をする面は弱いのでポストは広がらない。大企業で終身雇用で年功序列という仕組みは過去のものになっている。今後は、自分の個性を生かしてどこでも通用する人材になっておくことが大事。

4.高学歴の基準は大学入試で、高3のときの集中的な受験勉強がほとんどすべて。その点で、高3の学習を高2で先取りできる私立中高一貫校は有利。

5.ただし、私立中高一貫校に行っても、中学生時代は特に家庭学習のフォローがなければ、学校の進度についていけなくなることがある。

6.2020年からの大学入試改革では、難関大学ほど特色入試を進める。高校生時代に、自分の個性を生かし、文章力と読書力とアピール力を鍛えておくと特色入試を活用できる。この路線は、将来の仕事にも生かせるので、この個性+文章力がこれからの勉強の基本になる。

7.受験は、半年ないし1年間の集中学習が大事。その時期は嫌というほど勉強するとよい。しかし、そういう勉強に自覚的に耐えられるのは中3以降。小6ではもともとそういう自覚はないから、無理をしないことが大事。無理をすると、必ずその後に反動が来る。

8.私立中受験は、解法パターンの知識の詰め込み学習の度合いが加速している。長期間この受験勉強をやっても、その後の学力にはプラスにならないどころかマイナスになる。だから、受験の集中勉強は合格するための必要悪と割り切って短期間で済ませるのが理想。ただし、そういう短期間で受験勉強に対応する学習塾はほとんどない。大手の塾は小3や小4からが中心になりつつある。

9.公立中受験は、倍率が高いので、塾では私立中の受験と併用することがすすめることが多い。しかし、私立中の受験も併用するぐらいなら、最初から私立中をメインにした方がよい。

10.公立中の受験問題も、私立中と同じように解法パターンの知識の詰め込みになりつつある。

11.家計の予算全体を考えると、私立中受験と私立中高でコストをとかけるよりも、子供が大学に入ってからの留学などにコストをかけた方がずっとプラスになる。

12.私立中高一貫校の利点である先取り学習は、今後家庭で行えるようになる。そのツールとして使えるのが、スタディサプリなどのオンライン教材。

 以上のことから、次のような方向で、小4~6の勉強を進めていくとよいと思います。

1.小4からは、学校の勉強よりも1年間先取りするつもりで勉強を進めておく。同学年のレベルで難問をやる必要はない。難問というのは、結局パターンを身につけるだけの対応なので、受験期に短期間集中学習して取り組むのかよい。先取り学習は紙ベースでは難しい面があるが、スタディサプリのようなビデオ授業で先に進み、紙の問題集で演習時間を確保するとよい。

2.公立中高一貫校の入試問題は、教科書レベルの知識を前提として考える難問が多いので、ここで考えることが苦にならない勉強スタイルを身につけておくとよい。更に理想を言えば、考えるのが楽しいという数学オリンピックに参加する子供たちのような感覚を持てるとよい。

3.小6の夏以降は、集中学習である程度無理をする勉強が必要になる。家庭で長時間勉強することが難しいなら、塾に行かせてもよい。しかし、塾は勉強時間を増やすという効果があるだけで、質的にプラスになることはないと考えておく。

4.小6が家庭で受験勉強に取り組む場合は、まず志望校の過去問を答えを見ながら全部解き、傾向を把握する。解法の詳しい問題集を順番にやっていき、できなかったときはすぐに解法を見て理解する。1冊が全部終わったら最初に戻り、できなかった問題だけをやり直す。4周か5周繰り返すと、1冊の中でできない問題はなくなる。そうしたら別の問題集に移ってもよいが、1冊を完璧に終えるだけで時間がなくなると考えた方がよい。

5.塾でやる場合でも家庭でやる場合でも、小6のころはまだ勉強の自覚が持てないので、無理はしない。また、難しい勉強の機会を持ち実力をつけることが第一で、合格はしなくてよいぐらいに話しておくとよい。実際に倍率的に合格する可能性は低いが、子供は自分に都合よく考えがちのため、かなりの割合で合格するつもりでいる。

6.公立中高一貫校に合格圏内に入る生徒の実力はほぼ同じ。どこで合否の差が出るかというと、問題選択力で、できない問題や時間のかかる問題を早く見つけ、できる問題で確実に得点するという判断力とスピードが必要になる。これは、勉強というよりも訓練なので、秋以降は、全国の過去問を45分で解きおえる練習をしていくとよい。

7.公立中高一貫校受験に全面的に取り組むわけでない場合は、中学に入ってからの先取り学習を進めておくとよい。その延長で、中学生になってもやはり先取り学習を進める。そして、中2までに中3の勉強を済ませておき、中3で高校受験をする場合は、夏休みから受験勉強モードに入るとよい。

 今回、小4~6のオンエア講座と、中1~3のオンエア講座は、スタディサプリと併用学習をする仕組みにしました。
 希望者はご連絡ください。

■国語問題

★余裕のある人は、構想図を書いたあと、そのテーマに関連する自作名言を書いておこう。
 自作名言とは、「○○はAではなくBである」というスタイルの表現。
 例えば、今回の文章だと「デザインとは、見せるものではなく、むしろデザインであることを見せないものである。」とか何とか。
 この表現が作文の結び5行に入ると、得点が2割アップする(笑)。ホント。

「公立中高一貫校適性検査問題集2017」P280より

■算数問題

「思考力で合格!算数」P136より

■みんなの発表

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