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● 高校入試ハイパー作文8.3週 (582字) 森川林 2018年08月10日 18時28分
9107 (受験作文小論文の岸)
高校入試ハイパー作文8.3週
世界に誇れる「日本の文化」
慶應女子高校 2007年 海外
あなたが世界に誇れると思う「日本の文化」は何ですか。理由も含めて600字以内で書きなさい。
説明
第一段落は、説明。「これまでの日本は、欧米からいろいろなものを吸収することが国際化であるかのように考えてきた。しかし、これからの社会では、日本のよい面を世界にアピールすることが国際化の中心になる。世界に誇れる日本文化を私は二つ考えている。」など。
第二段落は、展開1。「第一は、自然の豊かさと、その自然と調和した生活や文化だ。欧米の文化では、自然は征服の対象と考えられていることが多い。それに対して日本では、自然は人間の生活の中に溶け込むものとして考えられている。例えば、私の家では夏によく打ち水をする。それは……」など。
第三段落は、展開2。「第二は、他の人と共感する文化だ。欧米では個人主義の原理が根付いているが、日本では個人主義に徹する人は少ない。だから、意見の食い違いがあるときも相手に合わせようと努力することが多い。それが、日本の社会の治安のよさを支えているとも考えられる。」など。
第四段落は、まとめ。「文化には、それぞれ個性がある。どの文化が優れているということはできない。しかし、だからこそ、これから日本は日本文化のよさを世界に広げていくことが……」など。
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● 中学入試ハイパー作文8.1週 (1682字) 森川林 2018年07月17日 14時41分
9068 (受験作文小論文の岸)
中学入試ハイパー作文8.1週
■自然環境保護について(14歳の君へ)
同志社女子中 2010年 60分800字
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2012/1210140443.jpg
説明
生き方の主題で、複数の方法を書く形でまとめるとよい。
四段落で書く場合、全体が800字なので、1段落200字ぐらいの配分で。
第一段落は、筆者の意見に沿う形の説明と意見。「私たちはつい『自然を守る』などという言葉を使って、今の自然環境の保護を考える。しかし、私たちも自然の一部だ。例えば、昨年の夏は猛暑が続いたが、都会ではクーラーを使うことによって、室内は涼しくなるもののかえって外気の温度が上がるという問題が生まれた。そこで、私の家では打ち水などを行い、できるだけ自然の力で夏を過ごす工夫をした。私たちは、人間も自然の一部なのだという謙虚な気持ちを持ち続けるべきだと思う。」など。
第二段落は、方法1。「そのためには第一に、できるだけ自然の負担にならないような生活を工夫することだ。今の農業は、農薬と肥料がなければ成り立たないという話を聞いたことがある。私の母も・・・・・・。できるだけ自然と共存できるような生活をしていくことが大切だ。」など。(具体的な例などを入れて長く書く)
第三段落は、方法2。「第二は、人間が自然の一部だということを子供のころからもっと学べる機会を作ることだ。私の学校では、毎年近くの小さな田んぼで田植えの実習を行う。ふだん接する機会の少ない土や水に接すると、人間は自然の一部なのだということを実感する。私はそこで・・・・・・」など。
第四段落は、まとめ。「確かに、人間は自然を克服することによって衛生的な環境を築いてきた。例えば、蚊やハエのいない環境は、健康な生活を送るためには必要だ。しかし、・・・・・・」など。(第四段落に、再度「例えば」を入れると長く書ける)
■自然と人間とのかかわり
都立小石川中 2008年度
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2009/0928102944.jpg
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2009/0928103000.jpg
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2009/0928103010.jpg
説明
文章1は、社会の進歩に伴って自然が失われたことを述べている。文章2は、自然は人間との関わりの中で初めて価値あるものになると述べている。
第一段落は、状況と説明。「私たちの身の回りの自然は、年々失われているようだ。たまに田舎に行き、祖父母の話を聞くと、昔は今よりも豊かな自然に囲まれていたことが実感できる。」など。
第二段落は、文章1の意見に沿って。「文章1の筆者が述べているように、社会の進歩によって昔の自然がなくなっていくのはやむをえない面がある。例えば、草の生えている土の自然の道も、人間が歩くのに便利なように次第にアスファルト舗装になっていく。しかし、だからこそ、人の手の入っていない自然を残していく必要がある。先日、ホタルの川を取り戻すという話を聞いた。このように、人間の手によって失われた自然は、人間の手によって取り戻していく必要がある。」など。
第三段落は、文章2の意見に沿って。「しかし、文章2の筆者が述べているように、自然は人間との関わりで初めて意味のあるものになる。単に人間の手の加わらない自然を残すことを考えるだけでなく、人間にとって居心地のいい自然を作っていくことも大切だ。例えば、虫捕りや山菜摘みは、自然を破壊するものではなく、人間と自然が交流するものでもある。私も田舎で庭にあるカキの実を食べたことがあるが、人間が食べるためにカキの木を育てるというのも、もう一つの自然の守り方だ。」など。
第四段落は、まとめ。「自然は人間と対立するものではなく、人間もまた自然の一員だ。自分自身を大切にするように、自然を大切にしていきたい。」など。
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● 高校入試ハイパー作文8.1週 (1023字) 森川林 2018年07月17日 14時15分
9060 (受験作文小論文の岸)
高校入試ハイパー作文8.1週
■私が考える『人類と自然との共生』」
大阪府立今宮高校 総合学科
説明
大きく四つの段落で、現状と問題、原因、対策、まとめ。結びに「人類」「自然」「共生」というキーワードを入れる。
第一段落。「さまざまな形で環境破壊が進行している。地球温暖化、オゾン層破壊、環境ホルモンなど。(具体例を挙げながら、現状を述べる)。人類と自然が共生していくことはこれからの大きな課題だ。」
第二段落。「共生がまだできていない原因の一つは、自然に対する謙虚さの不足だ。例えば、日本には「水に流す」「臭いものに蓋」などの言葉があるが、これは自然の力に任せて……。もう一つの原因は、科学技術の進歩に環境への配慮を欠いていた点だ。プラスチックを作るときに、それを廃棄するときのことまで考えていなかったのが、これまでの科学である。……。」
第三段落。「私たちにできることは、まず身近な生活から変えていくことだ。第一に、省エネ・省資源の環境に優しい生活の実践。例えば、エアコンなども……。第二に、リサイクルやゴミの分別収集など、環境を守る生活習慣を作ることだ。例えば、私の街では……。」
第四段落。「人類と自然は、これまで自然の大きな力に支えられて共生してきた。しかし、人類の科学がここまで発達した以上……。」
■環境問題
神奈川県立横浜国際高校 2009年度
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2009/0928110536.jpg
説明
第一段落は説明。「環境問題といわれるものには、大気汚染、地球温暖化、生態系の破壊、環境ホルモンなどさまざまなものがあるが、私はその中でも、地球温暖化が最も大きな問題だと考える。地球温暖化とは……」など。
第二段落は、理由1。「その理由は第一に、地球が温暖化することによって、異常気象による穀物不足など、生活に大きな影響が出てくることが考えられるからである。例えば……」など。
第三段落は、理由2。「第二の理由は、地球温暖化によって海水面の上昇など、予測できない環境変化が引き起こされる可能性があることである。例えば……」など。
第四段落は、意見。「確かに、人間は経済を発展させることによって豊かな社会を実現してきた。しかし、環境問題は、人類全体が直面する問題である。環境を守ることは、単に技術的な問題ではなく、人間の生き方そのものを変えていく問題なのである。」など。
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● 高校入試ハイパー作文7.3週 (679字) 森川林 2018年07月10日 10時58分
9022 (受験作文小論文の岸)
高校入試ハイパー作文7.3週
想像力を使って考えることについて
大阪府立北野高校
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2015/1301458581.jpg
説明
第一段落は、実例と意見。「学問には、分析と想像が必要だと言う。これは、私たちの身近な勉強や生活にも当てはまる。例えば、スポーツの世界でも、試合に勝つためにはまず相手を分析する必要がある。しかし、その分析から自然に答えが出てくるわけではない。当日、どういう作戦を立てて臨むかは、想像の力を借りる必要がある。そして、大事なのは、この想像力だ。」など。
第二段落は、その理由。「なぜ、想像力が大事かというと、現実の世界は、知識と理屈による分析だけではカバーできない不確定な要素があるからだ。ニュートンは、自分の学問を、世界という広い海を前にして小さな砂浜で遊んでいることにたとえた。こういう謙虚さが、新しい学問を生み出す背景にあったのだ。……」など。
第三段落は、その方法。「では、想像力を持つためには、どうしたらよいのだろうか。それは、幅広い教養を持つことだと思う。学問の世界の新しい発見は、往々にして予想外のミスのようなところから生まれている。その予想外の出来事を、意味あるものと考えるためには、専門の学問を超えた知識が役に立つことが多いはずだ。……」など。
第四段落は、反対理解とまとめ。「確かに、正確な分析は、学問研究の基礎だ。しかし、分析だけで終わったのでは、学問に進歩はない。新しい発明や発見のためには、想像力が欠かせない。そして、その想像力は……」など。
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● 中学入試ハイパー作文7.3週 (666字) 森川林 2018年07月10日 10時55分
9021 (受験作文小論文の岸)
中学入試ハイパー作文7.3週
みんなが仲良くなるための活動の提案
兵庫県立芦屋国際中 2015年度 B4用紙1枚 60分
本校入学後、みんなが仲良くなるための活動を提案するとともに、その提案しようと思った理由や、活動に参加しない仲間がいた場合に考えられる理由及び全員で活動するために自分ができること
説明
設問に沿って書いていくとよい。
第一段落は、説明。「私は、みんなが仲良くなるための活動として、自分たちで行う合宿を提案したい。それは、先生や親に頼らずに、目的地の選定から、利用する交通機関や宿泊場所や食事の用意まですべて生徒どうしで企画する活動だ。」など。
第二段落は、理由1。「私がその活動がよいと思った理由は、人間は責任を持たされることそのことに積極的に関われるようになるからだ。その積極性が、お互いが仲良くなる前提になる。例えば、私は小学生のときに、友達とキャンプに行った。それは……」など。
第三段落は、理由2。「もうひとつの理由は、大規模な企画になれば、少数の人だけでなく、みんなが動かなければならなくなるからだ。役割分担をする人が多くなればなるほど、コミュニケーションは活発になる。例えば……」など。
第四段落は、反対理解(参加しない仲間がいた場合の理由)とまとめ。「確かに、中には、生徒だけで企画するのは危険だという理由などで反対する人がいるかもしれない。しかし、人間の成長のためには、難しいことに挑戦することが必要だ。私は、こういう企画の中では、お互いの意思疎通を図る役割をしていきたい。それは……」など。
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● 中学入試ハイパー作文7.2週 (645字) 森川林 2018年07月03日 14時12分
8995 (受験作文小論文の岸)
中学入試ハイパー作文7.2週
恩送り
近畿大学附属豊岡中 800字
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2015/8051645576.jpg
第一段落は、説明。「恩返しは、なかなかできないことも多い。例えば、あのとき、あの人は、こういうことをしてくれんだと思いだしたときに、その人がもう身近にいないということもある。しかし、その分、自分が受けた恩をほかの人に送っていくことはできる。私は、そういう恩送りのできる人間になりたい。」など。
第二段落は、方法1。「そのためには、まず第一に、人間どうしの関わりについて敏感になることだ。例えば、江戸しぐさというものがある。狭い道を通り過ぎるときなど、持っている傘を斜めにして相手が通りやすいように配慮することだ。しかし、こういうことをされたときに、自分がそのことに気づく感性を持っていなければならない。先日……」など。
第三段落は、方法2。「恩送りをするために大事なことは第二に、自分に直接関係のない人に対しても、人間はみんな兄弟のようなものだと考えることだ。先日、父が外出先で財布を落としてきた。父は半ばあきらめていたが、数日後見知らぬ人から連絡があり、その財布は戻ってきた。私はその話を聞いたときに……」など。
第四段落は、まとめ。「確かに、その場でできる恩返しも大切だ。例えば、何かしてもらったらすぐにお礼を言うことなどがそうである。しかし、世の中にはすぐの恩返しができないことも多い。だから、私は……」など。
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● 高校入試ハイパー作文7.2週 (710字) 森川林 2018年07月03日 14時11分
8994 (受験作文小論文の岸)
高校入試ハイパー作文7.2週
「地図を持たない旅行者」のたとえから、学問を探求していくことについて
大阪府立北野高校
「地図を持たない旅行者」のたとえから、学問を探求していくことについて
説明 大阪府立北野高校
説明
第一段落は、実例と意見。「学問には、多くの場合一つの答えがある。しかし、その答えに行き着く道は多様である。例えば、小学生のとき、台形の面積の求め方に多くの方法があるということを教わった。そのとき、ただ答えを知っているだけでなく、どう考えるかということが大切なのだとわかった。……私は、回り道をするところに、学問を探求する意義があるのだと思う。」など。
第二段落は、理由。「その理由は、新しいものを創造するときには、さまざまな試行錯誤があるはずだからだ。私の趣味はプログラミングだが、あるときどうしても自分のしたいことができずに、何日間も悩んだことがある。しかし、その遠回りの過程で、当初思ってもいなかったような別の方法を考えついた。この経験から……」など。
第三段落は、方法。「学問の探求のために大事なことは、最初の目的をしっかり持ち続けることだ。しかし、そのためには幅広い学力を身につけておく必要がある。いろいろな遠回りを試すためにも、自分の専門分野以外の多くのことに関心を持つことが大切だ。湯川秀樹さんは物理学者だが、他の学問分野の人と多くの交流があったと聞いている。そのように……」など。
第四段落は、反対理解とまとめ。「確かに、先人の切り開いてくれた道を歩くことも最初のうちは大切だ。しかし、本当に大事なことは、その真っ直ぐな道の先に、自分なりの道を切り開いていくことだ。私はこれから……」など。
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● 高校入試ハイパー作文6.3週 (1164字) 森川林 2018年06月10日 17時16分
8975 (受験作文小論文の岸)
高校入試ハイパー作文6.3週
「サヨナラダケガ人生ダ」
慶應義塾ニューヨーク学院高校 2013年(ニューヨーク) 600字以内
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2014/5151028290.jpg
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2014/5151028291.jpg
解説
意見の焦点がはっきりさせにくい課題の場合は、自分の生き方や社会の問題に結びつけて、意見を考えます。これを、生き方の主題と呼んでいます。
全体の4つの段落に分け、第一段落は、状況実例と意見を書いていきます。(課題のとおりに書く場合は、説明を書いていきます。)
第一段落の例。「あれは、私が小学5年生のときだった。私のいちばん仲良しの友達が引っ越ししてしまうことになったのだ。私はこれまでの友達との楽しかった生活を思い出すと、その友達がもういなくなくなることが信じられなかった。……(中略)……。しかし、私はそのときのサヨナラをただのサヨナラではなく、よりよいサヨナラにしようと考えた。人生には別離はつきものだ。しかし、私たちはその別離がよりよりものになるような生き方をすべきではないか。」など。
(課題のとおりに説明を書くとすれば)「人生には、さまざまな出会いの喜びがある。しかし、出会いの喜びは、いつか別離という形で消える。出会ったときの喜びははかなく、私たちは惜別の感情の中に生きていると言っても、言い過ぎではない。」など。
第二段落は、方法1。「そのためには第一に、いつか来る別離を考えて、毎日を密度濃く生きていくことだ。。一期一会という言葉がある。別離が悲しいのは、その別離までの時間が充実していからだとも言える。昨年、海外からホームステイに来た外国の生徒がいた。私たち家族はその人ができるだけ充実したホームステイの生活が送れるようにいろいろ工夫した。だから、最後にサヨナラをするときがとても悲しかったが、それはそれだけ密度の濃い過ごし方をしたからではないだろうか。」など。
第三段落は、方法2。「よりよいサヨナラをするために大事な第二のことは、過去に目を奪われるのではなく、新しい未来に目を向けることだ。サヨナラは、過去へのサヨナラであるとともに、未来への新しい出発でもある。例えば、日本は明治維新のとき、長年の鎖国の安定した生活に別れをつげ、新しい近代社会に歩みだした。過去の別離にこだわって生きていたのでは、私たちの生活は、このように豊かにはならなかっただろう。」など。
第四段落は、反対理解とまとめ。「確かに別離は、誰にとっても悲しいものだ。しかし、それが避けられないものであるならば、よりよいサヨナラをすることが、私たちの目指す生き方ではないだろうか。」など。
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● 中学入試ハイパー作文6.3週 (741字) 森川林 2018年06月10日 17時16分
8974 (受験作文小論文の岸)
中学入試ハイパー作文6.3週
あなたは他者をどのような存在だと考えますか
都立武蔵高附属中 2013年
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2014/12261032160.jpg
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2014/12261032161.jpg
説明
問題一、問題二は略。
問題三を四段落で説明。短くまとめる場合は、2、4段落を中心に。
第一段落は、説明。「人間には、いろいろな考えがあるから発展がある。だから、他者の異なる意見は、異なる意見として認め、他者は自分とは異なるが、自分と同じ価値を持つ別の存在だと考え尊重していくことが大切だ。私は、こういう異なる他者と次のように関わっていきたい。」など。
第二段落は、方法1。「第一は、相手の意見をできるだけ理解しようと心がけることだ。生まれや環境hが異なれば、考え方が違ってくるのは当然だ。それを相手の立場に立って考えることが必要だ。以前、私たちのクラスに、外国人の転入生が来た。私はその転入生の近くの席だったのでいろいろ話をした。驚いたことは、その外国人は、豚肉は汚れているから食べないという考えをしっかり持っていた。私は……」など。
第三段落は、方法2。「他者と関わる上で第二に大切なことは、自分の意見をはっきりと述べることだ。相手との摩擦を恐れて、相手に合わせているのでは真の理解も発展も生まれない。私たちにはともすれば、争うくらいなら自分の方が譲るという考えがある。しかし、国際社会の中では……」など。
第四段落は、まとめ。「真の心の友と呼べるような他者は、相手の意見を聞き、自分の意見も述べるという努力によって生まれる。私はこれから……」など。
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● 高校入試ハイパー作文6.2週 (688字) 森川林 2018年06月03日 07時11分
8965 (受験作文小論文の岸)
高校入試ハイパー作文6.2週
余分なものがなぜよりよく生きるために必要であるのか
都立小山台高校 2014年 50分
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2014/11181015201.jpg
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2014/11181015202.jpg
説明
「生きるために必要なもの」は反対理解の第四段落に。
「文化」「遊び」のキーワードは、それぞれ第二、第三段落に、というふうにあらかじめ見通しをつけておく。
第一段落は、説明。「世の中には、余分に見えるものも多い。しかし、その余分なものによって、私たちの心は豊かになり……」など。
第二段落は、実例1。「その例の一つに、噴水がある。噴水の水は、飲むためのものでもないし、畑を潤すためのものでもない。強いて言えば、文化のための水と言ってもよいのではないだろうか。私たちは、噴水を見るときに、その経済的役割よりも、文化的役割を……」など。
第三段落は、実例2。「もう一つの例は、音楽だ。(スポーツでも、ファッションでも何でも可)……。そこに流れているものは、仕事に役立つ何かではなく、むしろ遊びの精神だ。……」など。
第四段落は、反対理解とまとめ。「確かに、生きるために必要なものは、人間社会の土台である。しかし、人間は、必要なものだけで生きているのではない。余分なものがあるということは、その余分なものを通して、相手に喜んでもらいたいという気持ちがるということだ。そういう互いの思いやりによって、人間社会は豊かになってきた。……」など。
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● 中学入試ハイパー作文6.1週 (782字) 森川林 2018年05月23日 10時44分
8943 (受験作文小論文の岸)
中学入試ハイパー作文6.1週
「おかげさまで」
都立桜修館中 2012年 45分
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2012/1129123721.jpg
説明
「おかげさま」という言葉を象徴的な課題として考えて、自分の生き方に結び付けて考える。
第一段落は、説明。「資料では、さまざまな場面で『おかげさまで』ということばが使われている。そこに共通するものは、実際に何かそのひとに助けてもらったわけでもないことに対して『おかげさまで』という感謝の言葉を使っていることだ。私は、これは、特定の人に対する感謝ではなく、自分を取り巻く社会に対する対象を特定しない感謝の言葉だと思う。私も、このように周囲の環境に感謝して生きる姿勢を持っていきたいと思う。」など。
第二段落は、方法1。「そのためには、まず第一に自分に与えられた境遇に満足することだ。例えば、私は、足が遅い。運動会ではいつもくやしい思いをしてきた。しかし、それはもしかしたら、私が、同じように身体のハンディを持っている人に対して優しい気持ちが持てるようにとどこかから与えられた運命なのかもしれないと思うようにした。すると、……」など。
第三段落は、方法2。「周囲に感謝して生きるために、第二には、自分自身も直接利害関係を持たないものに対して、できるだけ助けてあげる姿勢でいることだ。私の家では、よく余ったご飯をベランダに来るスズメたちにやるようにしている。私がベランダに出ると、スズメたちが気がつくらしく遠くから飛んでくることがよくある。こんなところに、『おかげさま』のつながりがあるのではないかと私は思う。」など。
第四段落は、まとめ。「確かに、人間はひとりひとりで努力して生きていくことが大切だ。しかし、その根底には、互いに助け合う社会がある。私はこれから……。」など。
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● 高校入試ハイパー作文6.1週 (665字) 森川林 2018年05月23日 10時41分
8942 (受験作文小論文の岸)
想像力を使って考えることについて
大阪府立北野高校
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2015/1301458581.jpg
説明
第一段落は、実例と意見。「学問には、分析と想像が必要だと言う。これは、私たちの身近な勉強や生活にも当てはまる。例えば、スポーツの世界でも、試合に勝つためにはまず相手を分析する必要がある。しかし、その分析から自然に答えが出てくるわけではない。当日、どういう作戦を立てて臨むかは、想像の力を借りる必要がある。そして、大事なのは、この想像力だ。」など。
第二段落は、その理由。「なぜ、想像力が大事かというと、現実の世界は、知識と理屈による分析だけではカバーできない不確定な要素があるからだ。ニュートンは、自分の学問を、世界という広い海を前にして小さな砂浜で遊んでいることにたとえた。こういう謙虚さが、新しい学問を生み出す背景にあったのだ。……」など。
第三段落は、その方法。「では、想像力を持つためには、どうしたらよいのだろうか。それは、幅広い教養を持つことだと思う。学問の世界の新しい発見は、往々にして予想外のミスのようなところから生まれている。その予想外の出来事を、意味あるものと考えるためには、専門の学問を超えた知識が役に立つことが多いはずだ。……」など。
第四段落は、反対理解とまとめ。「確かに、正確な分析は、学問研究の基礎だ。しかし、分析だけで終わったのでは、学問に進歩はない。新しい発明や発見のためには、想像力が欠かせない。そして、その想像力は……」など。
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● 高校入試ハイパー作文5.4週 (843字) 森川林 2018年05月15日 14時07分
8934 (受験作文小論文の岸)
高校入試ハイパー作文5.4週
英語の公用化についての是非
都立小金井北高校 2013年 600字 50分
説明
第一段落は、説明。「英語の必要性は、ますます高まっている。2020年にオリンピックが開催されるが、そこで問題になっているのは、英語を話せるタクシー運転手や、英語で用の足りる宿泊施設などが不足していることだ。日本の企業の中でも、世界を相手に仕事をしているところで、ユニクロ(ファーストリテイリング)や楽天に見られるように、社会の公用語を英語にしているところもある。この英語公用化の是非について考えてみたい。……」など。
第二段落は、意見A。「確かに、英語の公用化にはよい面がある。アジアの諸国でも、国内でさまざまな言語が使われているところは、英語を共通の言語とすることで統一が保たれている。例えば、インドがその例だ。英語を公用化することによって、国内の統一が図られるというのは、日本の場合は利点にはならないが、海外で仕事をしたり、海外からの人と協働で仕事をするときには役に立つ。……」など。
第三段落は、意見B。「しかし、同時に英語の公用化には根強い反対意見もある。その理由のうち大きなものは、日本の文化が破壊される可能性についてだ。言語は、文化と高い相関を持っている。英語が日常的に使われているところでは、英語的な発想が行われる。その点、日本は世界でも珍しい自然との調和を保つ文化を持っている。そういう日本の文化のよさが失われるのではないかというのだ。……」など。
第四段落は、総合化の主題。「このように考えると、英語の公用化には、長所も短所もあることがわかる。だから、大事なことは、単に英語の公用化の是非にとどまるのではなく、私たちがこれからどういう文化を目指していくのかを考えることだ。世界はこれかれあますます狭くなる。しかし、それによってますます多様性を許容することも必要になってくる。その文化の選択をするのは、学者や政治家ではなく、私たち自身なのである。」など。
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● 中学入試ハイパー作文5.4週 (622字) 森川林 2018年05月15日 14時07分
8933 (受験作文小論文の岸)
中学入試ハイパー作文5.4週
学校に一番早くつかなければならないのに、道に迷っているおばあさんに出合った
太田市立太田中 2013年
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2017/10311405390.jpg
説明
美化委員長として朝一番に学校に行くとみんなに約束したものの、通学の途中で道に迷っているおばあさんに道順を教えてくれるように頼まれた。このとき、私は次のように行動したいと思う。
まず第一は、通学路の近くにおばあさんに道順を教えられそうな人がいないか探してみることだ。その人が詳しい道順を知らない場合でも、私がその人に教えてあげることによって、その人がお坊さんの道案内をしてくれるかもしれない。
しかし第二に、そのような人がいなかった場合、私は美化委員長として学校に遅れることを覚悟の上で、おばあさんの道案内をしてあげたいと思う。なぜなら困っている度合いは美化委員長がいないときの学校の友達より、道順に迷っているおばあさんの方がより重要で緊急だと思うからだ。その結果学校の美化活動に遅れることがあったとしても、その理由を説明すればみんなは理解してくれると思う。また、たとえ自分のとった行動が理解されなかったとしても、自分なりに正しいと判断して行なったことは後悔しないと思う。
確かに自分の責任を果たすことは大切だが、それを果たせる条件との兼ね合いで何が最も重要なのかを判断することが必要だと思う。
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● ハイパー作文高校入試用5.3週の予習 (659字) 森川林 2018年05月09日 14時17分
8932 (受験作文小論文の岸)
ハイパー作文高校入試用5.3週の予習
「身近なもの」を情報通信技術と組み合わせることによる新しいサービスのアイデア
都立産業技術高専 600字
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2017/9291035151.jpg
説明
第一段落は、説明。
情報通信技術は、これから身近なものに生かされ、新しい便利な生活を提案する可能性を秘めている。
私は、そのアイデアを二つ提案したい。
第二段落は、実例1。
一つは、スーパーなどの生鮮食品の売れ残り防止策だ。それぞれの店で、どの食品がどれだけ売れ残っているかということが、家庭のテレビのような端末ですぐにわかるようになれば、それを見て買い物をする人も増える。このことによって、廃棄される可能性のあったものを利用することができる。
第三段落は、実例2。
もう一つは、ネットワークを利用した習い事だ。既に、MOOCなどで勉強面のインターネット利用は進んでいるが、これからは立体的な映像を使って、運動系の習い事も家庭でネット利用でできるようになると思う。これを発展させれば、海外の人や文化との交流もできるようになる。この庶民のレベルでの交流が、世界の平和の一つの土台にもなると思う。
第四段落は、まとめ。
情報科学技術は、これまでは専門家の仕事のように思われてきた。
しかし、これからは誰もがその技術を自分の身近な生活の中で生かすことができるようになる。
情報科学技術を使って、よりよい生活を作るとともに、よりよい社会を作っていきたい。
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● ハイパー作文中学入試用5.3 (744字) 森川林 2018年05月09日 14時17分
8931 (受験作文小論文の岸)
ハイパー作文中学入試用5.3週の予習
読書する習慣を持つことのよい点
2015年 大阪市立咲くやこの花中 360-400字
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2017/9281548290.jpg
説明
第一段落は説明。
読書力とは読書の習慣のことで、日々の習慣が人間の生き方を確かにする。
私は、読書の習慣を持つことは良いことだと思う。
第二段落は理由と実例。
その理由は第一に、自分の内側に外の世界では別の豊かな世界を持つことができるからだ。
毎日の生活の中には、苦しいことや面倒なことも多い。
しかし、自分の好きな本を開きその本を読んでいると、外側にあるわずらわしい世界とは別の落ち着いた世界に戻ることができる。
そして、その読書によって自分の生きるエネルギーを補給してまた元気に生活していけるようになる。
第二段落は理由2と実例。
第二の理由は、読書によって友達といつも新しい話題で話をすることができるからだ。
私は、週に1回近所の読書サークルで読んだ本を紹介する会に参加している。
そこでは、自分が読んだ本を紹介するとともに、他の人の読んでいる本を教えてもらうことができる。
毎週新しい本を読むと、同じ人と会っていてもいつも新鮮に接することができる。
家族で話をするときも、本を読んでいるといつも新しい話題が出てくる。
これも読書の良い点だと思う。
第三段落はまとめ。
確かに世の中には、読書以外の大切なものも多い。
例えば、毎日の勉強や仕事だ。
しかし、そういう外側の行動だけに流されていると、自分らしい生き方を忘れてしまうような気もする。
読書の習慣は、自分が自分らしく生きるために欠かせないものだと思う。
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● 中学入試ハイパー作文5.2週の予習 (871字) 森川林 2018年05月01日 14時41分
8921 (受験作文小論文の岸)
■問題
宿題を出した方がよいか出さない方がよいか
学芸大附属国際中 外国語受験 2016年 9月
生徒に出す宿題の量は、学校によって違う。
大量に出すところもあれば、ほぼ宿題を出さない学校もある。
いくつかの学校では、宿題を出さない方針ができ、いろいろな意見が出されている。
「家族や友人と触れ合う時間が多くなる」「ストレスが減る」「いろいろな体験ができる」などの賛成の意見もあれば、「復習ができない」「勉強しない生徒が出てくる」「責任の重要性がなくなる」など反対の意見もあった。
あなたはこの宿題を出さない方針について、よいかよくないかをはっきりと書き、そこにあなたの経験と根拠に基づいた意見を書きなさい。
また意見の理由が本文と同じ場合は、あなた自身の根拠も書きなさい
■解説
私は、学校で宿題を出さない方針にすることに【1】賛成だ。その理由は【2】二つある。
第一の理由は、勉強は自らするものだという自覚を持つことが大切だと思うからだ。宿題が出されると、宿題をすることが義務のようになり、自分で学ぶという意識が薄くなる。【3】私は子供のころ、毎日やる勉強をサボって親には黙っていたことがあった。それが分かったとき、母から勉強は何のためにするのかという理由をじっくりと聞かされた。【4】その後、私は人が見ていようといまいと、自分の向上のために決めたことはしっかりやろうと思うようになった。
第二の理由は、【5】家庭にはそれぞれの方針や文化があると思うからだ。私の家では読書をする習慣を大切にしていて、学校の宿題と読書が両立できないときは、宿題は休んでも読書の方を先にするようにしている。同じようにそれぞれの家庭にはその家庭ごとに大切にしているものがあるはずだ。だから、勉強は宿題に任せるのではなく、家庭の方針に任せることが大切だと思う。
【6】確かに宿題を出されなければ勉強をしなくなるという弱さも人間にはあるかもしれない。しかし、それを外側からの強制で補うのではなく、あくまでも本人の自覚を促す方向で補っていくべきだと思う
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● 高校入試ハイパー作文5.2週 (881字) 森川林 2018年05月01日 14時41分
8920 (受験作文小論文の岸)
■問題
ガラパゴス化をどう理解すべきか
都立小金井北高校 2014年 600字 50分
■解説
第一段落は、説明。【1】「日本人は、細かいところにもよく気を配る。自動販売機からお礼の音声が出たり、タクシーのドアが自動的に開閉したり、電車の出発前のアナウンスがくどいほど頻繁に行われたりするのは、日本だけの特色らしい。それがよい面でもあると同時に、日本で作られた製品が、世界のオープンな開発速度についていけず、日本だけの閉鎖的な進化をしてしまう例も多い。その典型的な例が、ガラバゴス携帯と呼ばれる、日本でしか通用しない高機能が盛り込まれた携帯電話だった。」など。
第二段落は、意見A。「【2】確かに、ガラバゴス化によって、日本が世界の標準についていけなくなることは問題だ。経済がグローバル化するにつれて、技術開発もボーダーレスになってきている。そういう時代には、自社だけ自国だけの特殊な技術を持っていることは、かえって開発のスピードを落とし、コストを高めるマイナス要因ともなる。1億2千万人の日本だけでしか通用しない技術は、70億人いる世界のマーケットでは不利に働くことも多い。例えば、先の携帯の機能では……」など。
第三段落は、意見B。「【3】しかし、ただ世界の標準に合わせていくだけでは、日本独自の文化の発達は望めない。世界標準が最優先されるならば、日本語よりも英語を標準語に、元号よりも西暦を基準に、道路も車を右側通行にするなど、多くの変更が必要になるが、その変更は単に技術的な問題ではなく日本の文化の根管に関わる問題になる。【4】世界がグローバル化する時代だからこそ、それぞれの国が独自の文化を持つことが必要なのだ。……」など。
第四段落は、まとめ。「このように考えると、【5】ガラパゴス化の是非を論じるよりも大事なことは、自分たちがどういう社会を望んでいるかという未来のビジョンを持つことだということがわかる。ガラパゴス化にしても、グローバル化にしても、大事なことは、その流れに流されるの【6】ではなく、その方向を意識的に選択することである。……」など。
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● ハイパー作文5.1週 (1581字) 森川林 2018年04月23日 03時55分
8912 (受験作文小論文の岸)
悩んでいる友達へのアドバイス
太田市立太田中 2016年
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私は、目標を決めて何かを始めるのにいつもそれが長続きしない【1】マサオくんに声をかけます。
私にも【2】決心して始めたことが続けられなかった経験はいくつもあります。最近あったことは早起きしてランニングを始めようと決心したことです。最初の3日間はいつもより1時間早く起きて早朝ランニングをすることができたが、4日目に雨が降ったことを理由にランニングをやめてから、次の日も次の日もその流れでランニングをしないことになり結局早起きてのランニングはあきらめることにしたということがありました。私はこの経験から何かを始めて長続きさせるために大事なことは【3】二つあると思いました。
第一は、自分にとって無理な決心はしないことです。何かを始めるときは理想の状態を考えて始めてしまうことが多いが【4】最初から大きな目標を立てるのではなく簡単にできる小さな目標を続けていき、それに慣れてから少しずつ目標を大きくしていくことだと思います。
第二は、何かを始めるときは自分一人で決心するのではなく、その決心を他の人にも宣言するとか、【5】紙に書いて張り出しておくとか、同じことをする友達を作って励ましあうとか、自分の心の中の決心だけでなく外にもその決心を続けられるような仕組みを作っていくことです。
決心が続かないことは決して悪いこと【6】ではなく決心をしたこと自体が尊いことなのだから私はこれからもできるだけ上手に自分の決心と付き合っていきたいと思います。【7】まさお君も、この私の考えを参考にして少しずつ決心が長続きするようになってもらいたいと思います。
高齢者の生活を支援する身の回りの道具を作るとしたら
都立産業技術高専 600字
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日本は、諸外国よりも【1】一足先に高齢者中の社会になる。この高齢者は、高齢者でない人とは違った肉体的知的条件を持っている。私は高齢者が使いやすい便利なものとして次のようなものを考えている。
それは、その高齢者のそれまでの会話を蓄積し、【2】人工知能によってその高齢者個人に合った対話やアドバイスをするロボットである。人間と同じような動作をするロボットはまだ技術的に難しいが、内容のある言葉を交わすという点ではすでに人工知能は実用化のレベルに達している。この個人対応の対話型ロボットによって、高齢者が話し相手の不足に悩むこともなくなる。またちょっとした聞きたいことや調べたことがあったとき、若い世代であればインターネットを検索することができるが高齢者はネットの活用にはまだ慣れていない。そこで、その人工知能ロボットが情報を検索して教えるというようなことが考えられる。また高齢者の健康管理にも気を使い、生活上の様々なアドバイスをすることができるようになる。
このような個人対応の対話型ロボットで【3】工夫すべき点は。高齢者の邪魔にならないような配慮をすることである。機械は決められた通りの行動しやすいが。人間は時には無駄なことをしたり遠回りをすることに楽しみを感じることもある。人工知能のアドバイスの方が正しいように見えても、【4】高齢者の人間的な好みを優先するような配慮をすることが必要だ。また【5】耳の遠い老人には大きな声で話をしたり。目の悪い人には大きい文字を見せたりと言う細かな個人的対応も必要になる。
高齢者問題は単に高齢者だけの問題【6】ではなく、いずれ高齢者になる【7】私たち自身の問題でもある。そう考えて、誰にとっても使いやすい技術を作っていく必要がある。
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● ハイパー作文4.4週 (1491字) 森川林 2018年04月16日 03時39分
8904 (受験作文小論文の岸)
ハイパー作文4.4週
▼中学入試
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「米の消費量について」
説明
お米は、おいしく栄養のバランスがよく、しかも日本で自給できる数少ない食物の一つである。しかし、日本では朝食にパンをとる家庭が多いように、米の消費量は年々減っている。
米の消費量が減ることによる問題点として考えられるのは、稲作中心に成り立ってきた日本の文化と伝統が失われることだ。よ日本では地域のお祭りなどの行事も稲作と深く結びついている。また水田が作る景観や自然環境は、米作りと結びつかなければしだいに失われていく可能性がある。
米の消費量を増加させるための解決策として考えられるのは、次のようなことだ。まず米を使った料理をさまざまな形で工夫することである。例えばハンバーガーでも、パンではなくコメを使う例があるがこのような形を広げていくことが考えられる。もう一つは、米の消費を国内だけで考えるのではなく日本の安全でおいしい米という特色を生かして海外にまで市場を広げていくことだ。
米は単なる食品の一つではなく、日本の文化や自然環境と深く結びついていたものだということを私たちが自覚していく必要がある。
▼高校入試
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「行事の係をくじ引きで決めることについて」
説明
第一段落は、説明と意見。
行事の係を、未経験者の中からくじ引きで決めるというのは、私はあまりよいやり方ではないと思う。もっとみんなが納得し、更によりよい行事を企画できるような決め方があるはずだ。
第二段落は、理由。
係や委員の未経験者の中からくじ引きで決めるやり方がよくないと思うのは、第一に、行事の係を、みんなが嫌がるもの、避けたがるものであるという考えを前提にしているからだ。
行事の係とは、もともと、クラスをよりよく運営するために作られたものだ。と考えれば、クラスの全員が、行事の係を価値あるものだと考えるような決め方にしていく必要がある。
第二は、未経験者の中から選ぶことによって、新しい企画ができる可能性もあるが、逆に経験不足から不十分な企画になる可能性も高いと思うからだ。
第三段落は、方法。
私は、次のような方法で係を決めるのがよいと思う。
第一は、係を決める前に、これまでの行事の経験からどういう行事が必要かということを論議することだ。
行事のイメージがはっきりしてくれば、自主的に係をやりたいという人が出てくることもあると思う。
第二は、係がなかなか決まらない場合でも、できるだけ話し合いの中で決めるようにすることだ。時間はかかるかもしれないが、逆に時間をかけて決めたものほど、みんなの協力が得られると思うからだ。
第四段落は、まとめ。
学校のクラスとは、ただ勉強するだけの場所ではなく、私たちがその中で人間的にも成長していく場だと思う。
係を決めるような一見小さなことでも、私たちの決め方によって、いろいろなことを学ぶことができる。
私はこれから(……などとまとめる。)
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● ハイパー作文4.3週 (1692字) 森川林 2018年04月09日 10時28分
8868 (受験作文小論文の岸)
ハイパー作文4.3週
▼中学入試
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2016年 千葉県共通(千葉県立千葉中 千葉県立東葛飾中)
説明
放送による問題が省略されているので、2番の文章を読み作文を書いていく練習とする。
第一段落は、最初のペンギンについての説明。
「ペンギンは面白い生態を持っていて一羽のペンギンが水の中に飛び込むまで他のペンギンは飛び込もうとしないそうだ。しかし、一羽が飛び込むと他のペンギンたちも次々と飛び込む。つまり、初めてやる人がいれば、続く人は出てくる。難しいのは誰もやっていないことを始めてやることだ。
、私は自分も将来の生き方として、まだ誰もやったことがないようなことについても、勇気を持ってチャレンジしていけるような人間になりたいと思う。」
第二段落は、方法1。
「そのためには第一に、自分の行動に自信を持つことだ。初めてのことは確かに不安も多いが、やりきるという気持ちがあれば勇気も湧いてくる。昔小学校の遠足で一人だけ迷子になって道が分からなくなったことがあった。しかしそこで途方にくれるだけでなく、周りの人に次々に聞いて行くことにした。すると、遠足の集団の行っている道が分かり元に戻ることができた。途中で諦めていたら、いつまでも解決することができなかったのではないかと思う。」
第三段落は、方法2。
「第二は、勇気を出してチャレンジするためには、事前の調査や準備も必要だということだ。準備不足なのに勇気だけで飛び込んでいくのは無謀ともいえる。先日学校のみんなの前で発表しなければならないことがあり不安だったが、父に聞いてみると、話す内容をしっかり準備していれば自信を持って臨めると言われた。その言葉を参考に、話す範囲以上のことも下調べして臨むと確かに安心して発表することができた。勇気の裏付けになるのは確実な準備なのだ。」
第四段落は、反対理解とまとめ。
「確かに自分がまだ得意でないことやよく知らないことについては、先に行く人のやり方を参考にすることも大切だ。しかし、いつもその他大勢のペンギンのように、みんなのあとに飛び込むようでは自分らしい生き方をしているとは言えない。私もこれからの中学校生活で、いろいろな問題に直面したとき、まず第一に飛び込めるようなペンギンになりたいと思う。」
▼高校入試
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早稲田大学高等学院(高校) 2015年度 901~1200字
説明
問題文の内容は、科学には世の中の役に立つという価値もあるが、それ以上に、科学自体が知的な喜びという価値を持つ、ということだと推測される。その考え方に沿って。
第一段落は、説明。「科学の発達は、人間社会の進歩に大きな役割を果たした。時に、それは科学の悪用による弊害ももたらしたが、その弊害を克服するのもまた科学の力だった。
しかし、科学は、世の中の役に立つとい価値だけで成り立っているのではない。科学が発展したきたのは、役に立つという価値観以上に、科学の進歩自体が人間の知的な喜びであったからである。……」など。
第二段落は、科学を学ぶ意味その1。「私がこれから、学校で学ぶことも、科学の価値になぞらえて考えることができる。それは第一に、社会の役に立つことである。科学者になる人ばかりでなく、ビジネスで活躍する人にとっても、学問は必要である。それは……」など。
第三段落は、その2。「学ぶことの第二の意味は、その学ぶこと自体が人間の喜びであるということだ。だから、例えば、入試に出る科目だけを重点に勉強するというのではなく、自分の関心のあるものを幅広く学んでいくことだ。それによって、自分自身が成長し……」など。
第四段落は、まとめ。「現代の社会は、科学に支えられている。だから、科学を専門の学者の仕事と考えずに、私たち自身もひとりの当事者として考えていく必要がある。そのためには……」など。
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● ハイパー作文4.2週 (695字) 森川林 2018年04月02日 13時28分
8860 (受験作文小論文の岸)
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2017/9291020440.jpg
人に伝えることを目的とする文章なので、敬体で書く方がよい【8】。
第一段落は説明。
私が、美しいと思う日本語は、「いただきます」と「ごちそうさま」という言葉です。
第二段落は、詳しい説明。
「いただきます」は、食事の前にする挨拶のような言葉ですが、こういう挨拶は日本以外の国にはないと聞いたことがあります。【1】「ごちそうさま」は、同じく食事が終わったときにする挨拶ですが、これも習慣になっていて、誰も深い意味など考えずに使っています。それぐらい、日本の文化の中に定着している言葉です。
第三段落は、理由。
私が、この二つの言葉が美しいと思う理由は【2】、この言葉の中に、食事を作ってくれた人に対する感謝の気持ちがあるととともに、食事の材料やその材料を生み出した自然に対する感謝の気持ちがあると思うからです。【3】
私たちは、社会の中で【4】助け合って生きています。しかし、日々の生活の中では他人と競争するようなことも数多くあります。
そういう自分の利益だけを考えがちな生活から【5】、感謝の気持ちに戻してくれるのが、この食事のときの挨拶の言葉ではないかと思います。
第四段落は、まとめ。
言葉は、その国の文化を反映しています。【6】
日本の言葉は、日本の長い歴史の中で生まれてきた言葉ですから、ただ意味を伝えるだけでなく【7】、私たちの生きる姿勢も伝えていると思います。
これからも、こういう美しい言葉を大切にし、それを外国の人にも伝えていきたいと思います。
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● ハイパー作文クラス3.4週 (3746字) 森川林 2018年03月24日 06時02分
8852 (受験作文小論文の岸)
■あかいじどうしゃ
第20回文部大臣賞 小学1年生
「プップッー。」
つくばのお山のほうから、またあかいじどうしゃが、はしってきました。せんとうのたけしくんが、
「あかいくるまだぞー。」
と、大きなこえでいったので、ぼくはびっくりしました。みつおくん。ゆきおくんもあおちゃんもすすむくんも、まっすぐになって、しんかんせんのようにあるきだしました。あかいくるまは、すうーと、ぼくたちのれつのわきにとまりました。まどから大つ先生のめがねのかおがでて、キョロ目がめがねの中でくるくると、ぼくたち六人のかおをみました。
うしろのまどから、ながつか先生、しば先生、よしわら先生の三つのかおがくびをだしました。ぼくは、びっくりしてとまってしまいました。くるまがとまるときまって四つのかおが、いちどにくびをだします。
「よく一れつにならんでいるな。」
「あるきかたが、とてもじょうずね。」
「えらい、えらい、りこうだなあ。」
「きをつけてかえるのよ。」
先生たちは、くちぐちにいろいろいいます。くるまからおりて、まえから、たけしくん、みつおくんと、あたまをなでてから先生たちは、ひとりずつあたまのてっぺんに、大きなまるをかきました。たけしくんは、手でかおをかくして、
「うふふふ。」
と、くびをひっこめました。ぼくも、
「くっくっくっ。」
と、わらってしまいました。みんなかめのこみたいに、くびをひっこめてわらいました。先生たちは、手をふりながら、くるまはまたはしりだして、とおくに小さくなっていきました。
あかいじどうしゃは、大つ先生がうんてんして、まい日、わたしたちのまちをひとまわりします。ぼくたちが一ねんせいにはいってからいままで、がっこうがえりのあるきかたをみてまわっているので
どこをはしっていても、ぼくたち一ねんせいのれつをみつけると、きまって
「プップッー。」
と、あいずしていきます。あかくてかっこいいので、どこからでもすぐ目だってわかります。
「あっ、あかいくるまだよ。右がわ一れつ。」
と、みつけた人が大ごえでいうと、ばくたちは、まっすぐまえをみて、さっさとあるきます。よそみなんかする人はひとりもいません。
「プップッー。」
と、ならして、手をふりながらとおりすぎたとおもうと、とおくのほうにとまって、ぼくたちがいくのをみていたりすることもあります。
このまえ、二十五ごうたいふうのとき、と「ちゅうのさくら川が大水になって、ルる田んぼも、水がいっぱいになりました。いねのほが、あたまだけだして、みちだけがみえていました。そのときも、あかいじどうしゃは、水じょうじどうしゃのようにはしっていきました。川のはしのところにとまって、四人の先生が、ぼく「たちのことを、みていてくれました。雨がやんでも、川の水は、うずをまいてながれ、はしの上にとどきそうになっていました。ぼくたちは、こうもりをもって、「ながぐつをブッカ、ブッカならしながら、がんばってあるきました。やっとはしのところまでくると、大つ先生が、
「たにしくん、うまいぞ。」
と、大きな手で、たけしくんのあたまをなんかいもなでまわしました。たけしくんは、がっこうがえり、たにしとりばかりしていたので、たにしくんというなまえを、もらってしまいました。たにしのように目をほそくして、くびをひっこめたので、みんなが、あははとわらいました。ながつか先生が、
「あめかぜの日は、みちのはしはあぶないから、このへんをあるくのね。」
と、あるいてみせました。あぶないところをとおりすぎると、あかいじどうしゃは、手をふりながらはしっていきました。ばくは、くるまが小さくなるまで、手をふってさよならしました。
あかいじどうしゃは、ぼくたちがかえるのをみて、うれしそうにはしるときと、おこったようにはしるときがあります。ぼくたちが、かえりにランドセルをほうりなげて、たにしとりにむちゅうになったり、くわがたむしを、ぼうしの中にいれて、あたまのてっぺんをあるかせたりして、みちくさしていると、おこったようにおそろしく大きく、
「ブッブッブッ。ブッブッブッ。」
と、ならして、とまってしまいます。
一れつになって、さっさとあるいてかえるときは、うれしそうに、
「プップー。たいへんじょうずですよ。」
と、きもちよくはしっていきます。そんなとき、ぼくは、あかいじどうしゃはいいな、だいすきとおもいます。きょうもあしたもそのつぎも、あかいじどうしゃははしります。
■「木材」の写真
都立桜修館中 2014年 500-600字
右の「木材」の写真を見てあなたが考えたことを分かり やすく書きましょう。 字数は,五百字以上, 六百字以内とします。
(書き方)
○ 題名,名前は書かずに一行目から書き始めましょう。
○ 書き出しや段落をかえた時は、ますを一字あけて書きましょう。
○ 文章全体の組み立てを考え,適切に段落がえをしましょう。段落がえをしてあいたますも一字と数えます。
○ 読点→や句点→・かぎ→「などはそれぞれ一ますに書 きましょう。ただし,句点とかぎ→ 。」は、同じますに書きましょう。
○ 読点や句点が行の一番上にきてしまうときは,前の行の 一番最後の字といっしょに同じますに書きましょう。
○ 文章を直すときは,消してから書き直しましょう。
●解説
生き方の主題で。
第一段落と第四段落で木材の写真に関連したことが書いてあれば、展開部分の第三、第四段落は、木材から離れてもよい。
第一段落は、説明。「形も大きさも少し違う木材が、少しずつずれて並んでいる。私は、この写真を見て、大きい子の上に小さい子が乗り、少しずれ落ちそうになりながら遊んでいる様子を連想した。木材と同じように、人間もそれぞれ似ているが違うところがある。木材は、その違いをうまく組み合わせることによって家を作る材料になる。人間も、違いをうまく組み合わせることによって、社会が成り立つのではないかと思った。……」など。
第二段落は、方法1。「だから、ひとつには、その違いを認めることだ。今の社会は、人間を同じような規格に合わせてしまうことがある。例えば、流行なども、みんなが個性的に思っているようなことがかえって同じような行動になってしまうことがあると思う。私たち一人ひとりが、互いの違いを尊重することが、より豊かな社会を作っていくもとになると思う。……」など。
第三段落は、方法2。「もうひとつには、規格からずれていることが、進歩のもとになると考えることだ。日本の歴史を見ても、新しいことを始める人は、ほとんど常に周囲との摩擦を覚悟しなければならなかった。私は、昔、『おじいさんのランプ』という短編を読んだが、そこに出てくる主人公の巳之助さんは……」など。
第四段落は、書き出しに戻ってまとめ。「木材は、もともと生きている木から切りだされたものだ。だから、性質も違うし、大きさや形も違う。しかし、その違いやずれをうまく組み合わせることが、丈夫な建物を作る土台になる。私も、これから中学生になり、いろいろな人に出会うと思う。そのとき、……」など。
■自然は曲線を創り、人間は直線を創る(湯川秀樹)
東京都立西高校 2006年度 600字 50分
●解説
一見難しそうなテーマに見えますが、実は簡単(笑)。
象徴的なテーマは、生き方の主題で考えると書きやすくなります。そこに、現代の社会的な問題を加えれば更に優れた内容になります。
第一段落は、状況実例と意見。「時間というものの自然な姿は、区切りなくゆるやかに流れていくものだ。それはひとつの曲線のように滑らかに流れていく。しかし、人間は、その曲線にカレンダーという形で階段状の直線をつける。その直線化した時間の区切りによって、日常生活を送ることができるからだ。私は、人間の持つ直線性を生かしながら、それを自然の曲線にできるだけ近づけるような生き方をしていきたい。」など。
第二段落は、その方法1と実例。「そのためには、第一に、逆説的に見えるかもしれないが、直線の科学を更に発展させることだ。例えば、ディジタルという区切り方についても、昔のコンピューターのフォントは、ぎざぎざの文字でいかにも人工的な感じがしたものだ。しかし、ディジタルの度合いが更に細かくなると、それは次第にアナログのなめらかさに近いものになった。直線性ときわめることによって曲線にかぎりなく近づくということだ。数学で言えば、円の面積を求める発想も、もともとを円を無数の三角形に分割するころから生まれた。……」など。
第三段落は、方法2と実例。「第二には、自然に学ぶことだ。人間の創った直線は確かに、社会に大きな恩恵をもたらした。例えば、医療における手術や薬のようなものだ。ある病気には、直線的にある薬が対応するという発想で、医学は発展してきた。しかし、今、見直されているのは、自然治癒力をたかめるというような曲線的な考え方だ。……。」など。
第四段落は、反対理解とまとめ。「確かに、直線は世界を人間化することに役立ってきた。しかし、人間自体がひとつの自然の存在だ。直線と曲線を対立的に考えるのではなく……。」など。
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● 10.22の保護者セミナーに参加された方への連絡 (1238字) nane 2016年10月23日 15時43分
8318 (受験作文小論文の岸)
以下のご連絡を、お申し込みいただいたときのメールアドレスにお送りしました。
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10.22保護者セミナー参加のお礼
このメールは、10.22保護者セミナーに参加された方にお送りしています。
このメールに対するご返信はなさらないようにお願いいたします。
ご連絡などがある場合は、掲示板「受験作文小論文の岸(HP)」からお願いいたします。
https://www.mori7.com/ope/index.php?k=109
====
先日は10.22保護者セミナーにご参加いただきありがとうございました。
セミナーの講義部分はホームページに公開しましたので、有料でご参加いただいた方は、12月までに行われる今後のセミナーについて1回分無料でご参加いただけるようにしました。
次回は11月5日(土)10:30~10:55で、テーマは、作文を書き終えたあとの家庭での関わり方を中心に話して行きます。
また、受験作文を既に書いているお子様をお持ちの方でその作文についてのアドバイスを希望される方は、掲示板の方から作文の画像をお送りください。前半の講義のあと、質問相談の時間に説明します。
次回の予定は、下記のページをごらんください。
https://www.mori7.com/as/2724.html
====
11.5のセミナーでは、作文が返却されたあとに、どういう関わり方をしていくかという話をします。
また、生徒本人が書いた作文をアップロードしていたたければ、それをもとにしたアドバイスもします。
●テーマ
「公立中高一貫校の受験作文、作文返却後の関わり方」
●講師
中根克明(森川林 作文教室言葉の森代表)
●日時
11月5日(土)10:30~10:55(25分間)
●会場
googleハングアウトで行います。(スマホ、タブレット、PCのいずれからでも参加できます。)
ハングアウト会場のリンク先は、当日の15分前に、言葉の森のホームページの上部に表示します。
(10分前から入れます。入室する際は、マイクをミュートにしておいてください。ウェブカメラはオンでもオフでもどちらでもかまいません。ウェブカメラがなくても参加できます。)
●参加費
・言葉の森受験作文コース受講中の生徒の保護者………………無料
・受験作文コース以外の言葉の森の生徒の保護者…………500円(受講料と合わせての自動振替)
・言葉の森の生徒の保護者以外の方……………………2,000円(銀行口座からのお振込み)
▽銀行からお振込いただく場合の言葉の森の口座
三井住友銀行 港南台支店 普通 6599615 株式会社言葉の森
●定員
7名まで(先着順)
●お申し込み
参加予約は、下記のフォームからお願いします。
▼参加予約フォーム
https://www.mori7.com/kform.php?k=1105
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● 受験作文です (150字) ケイイチ 2016年10月21日 19時46分
8317 (受験作文小論文の岸)
思考国算講座でお世話になっています
ケイイチ母です。受験作文、三回目
振替分が、ちょうど書き終えたので、
アップロードさせてください。
字数が450字~500字を目指しています。自分の意見が大半で、体験実例や
親の話がなく、これでいいのかな、と
気になっています。
よろしくおねがいします。
(字が薄くてすみません)
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● 受験作文コースがスタート。会員向けには「受験作文コミュ」も (949字) 森川林 2016年08月21日 06時22分
8224 (受験作文小論文の岸)
ホームページの記事からの引用です。
なお、この「受験作文小論文の岸」は一般向けの公開ページです。
受験作文コースを受講する人向けには、このほかに限定ページとして、「受験作文コミュ」がありますので、そちらもご利用ください。
====
https://www.mori7.com/index.php?e=2633
公立中高一貫校の受験作文コースがスタートします。
志望校の過去問の傾向に合わせた作文課題を、週1回のペースで学習します。
言葉の森の作文指導の特徴は、事前指導で書き方をわかりやすく説明する点にあります。
ここが、書いたあとの添削が中心になる他の作文指導とちがうところです。
作文は、書く前に構成の仕方の説明があると、その説明を参考にそこに盛り込む実例や感想を考えることができます。
また、事前に両親に取材して、自分が考えついたものとは異なる実例や感想を聞くという準備ができます。
作文の力がつくのは、この事前の準備によってです。
事前の準備をして書いた作文が10本ぐらいたまると、試験の本番でどのようなテーマが出されても、何らかの形で自分がこれまで書いた作文の材料に関連させて考えることができます。
作文試験というものは、一般にそのときの出来不出来が大きいですが、この事前の練習によって自分の実力がそのまま発揮できるようになるのです。
言葉の森の指導の特徴は、単なる紙ベースの通信指導ではなく、そこに毎回の電話指導が加わることです。
先生との電話によるやりとりの中で、自分の考えを更にはっきりさせて書くことができるようになります。
例年、受験する生徒のほとんどが言ってくれる言葉が、「作文は自信を持って書けた」です。
試験当日は気合いが入るせいもあって、どの生徒も、それまでに練習した作文のいちばんいい面を出してくるようです。
中学入試の受験作文コースは、試験の4ヶ月前からスタートできます。
なお、受験作文コースとは別に、小4~小6の生徒を対象にしたオンエア講座「思考国算講座」もありますが、こちらは現在定員になっているため、新たな受付はできません。ご了解ください。
題名:
公立中高一貫校向けの受験作文コースがスタート。会員向けには「受験作文コミュ」も