森リンの丘 森リン大賞の記録


森リンの丘


 


12月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部57人中)

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12月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部123人中)

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12月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部126人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 せんそう反対 とかげ(すみっこぐらし) 73 79744588484
2 すごいアイシュタイン らゆみ 70 62151475695
3 戦争は最悪だ エルサ 69 54948596176
4 ひみつだった交かん日記 おええ 68 55241456183
5 ゆかいで楽しくなれる友だち マーガレット 68 72646445783
6 5円いただきます みるこ 68 59148485683
7 チアダンス なゆら 67 34041596399
8 とてもなかよしな友だち さとタン 67 49046465884

 


12月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部140人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 お気に入りのゲーム わあま 78 96649778684
2 協力は大切 らあき 78 88649657289
3 DVDを語る おむれ 77 79349677184
4 苦あり楽ありの体育の時間 夢見るおたまじゃくし 77 151447616892
5 大切な物と生き物 らみの 76 90052516987
6 へびいちご?くさいちご M.Kミッキー 75 85644566883
7 丸い先生とじゅう道教室 ああてに 73 68544577787
8 ずっとずっと宝物 ころ 73 67643687083
9 ならい事でがんばっている事 わこあ 72 68046526676
10 協力すれば わさび 72 66756516392


12月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部141人中)


味覚と感情
サーサ
 「いただきます。」
僕のおなかがグーとなりそうになった気が一瞬した。僕の一番好きな給食は、「ひじきごはん」だ。普通小学生は「ハンバーグ」や「〇〇カレー」、「フルーツポンチ」などが好きなのだろう。しかし僕は、そんな豪勢な洋食ではなく、シンプルな和食が好きなのだ。僕は、自分でなぜ「ひじきごはん」が好きになったのか二つ考えてみた。一つ目は、僕がうす味が好きだからかもしれない。僕以外の家族もそんなに濃い味は好まない。たぶん濃いものを食べ過ぎると病気になりやすくなるからだろう。二つ目は、総合的な学習で、「和食」について勉強したことが影響しているからかもしれない。僕たちは、和食のいいところを本やパーソナルコンピューターのネットワーク情報で調査し、発表し合っていて、その調べた内容はとても良かった。さらに、僕は元々洋食より和食の方が好きなのだが、栄養士さんがいらっしゃって給食の和食の残量が多いとおっしゃっていた。僕に「ひじきごはん」をより好きにさせたのは、このことがきっかけなのかもしれない。僕は、さらにこの話に似た話がる。それは、家のみそ汁の話だ。みそ汁は、いつも母が作っている。そのみそ汁を作るために、僕が手伝いをするときがある。そのとき作ったみそ汁はなぜかおいしくて、
「このみそ汁、おいしいね。」
などと言う。たしかに、まるでみそ汁にちょっとスパイスが効いているいるような感じだ。僕は、この二つの話から、意識が変わってよりおいしくなったのかなと思った。
 逆に、僕がまずいと思う給食はジャムやフルーツポンチの汁だ。ジャムはベトベトしていて手にも口にも付く。洗っても固まって落ちないのでいやなのだ。それから、ジャムのように甘いものを食べると糖尿病になるかもしれない。「味」まずいのではないのだ。それからフルーツポンチの汁。あんなに果物が甘いのに汁なんか飲んだらそれこそシュガーハイと糖尿病が一度に起こるかもしれない。それなのにそんなことも知らずにお代わりする人はクラスの半分を占めている。たぶん、だからシュガーハイでうちのクラスはうるさいんだろうなと僕は思った。もちろん僕は給食の食器を片付けるとき食缶にフルーツポンチの汁を入れている。僕はたぶん好き嫌いがあまりないので病気になることがないのだろう。僕はもう風邪も二、三年ひいいていない。母は体に悪そうなもの食べ物をしょっちゅう食べていると病気になるけれど、一日だけ食べても病気にはなりにくいと言っていた。僕は、給食はそういうものが一週間に一回は出るのでこわいなと思った。
 母が学校の給食で子供のころきらいだったものは、納豆だったらしい。納豆のねばねばしているところがそのころの母は気持ち悪かったそうだ。それを聞いて僕は、母はそのころ先入観で納豆が気持ち悪くていやだと判断していたのかなと思った。しかし、母は大人になってからなぜだか納豆を好きになったそうだ。それを聞いて僕は、そういうことて良くある事例だと思った。正に「案ずるより産むが易し」だ。
 僕は、好ききらいは「味」だけでなくその他の影響を受ける場合があると分かった。これから僕は、楽しく食事をしたい。僕は手を合わせて、
「ごちそうさまでした。」
と言った。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 味覚と感情 サーサ 81 133651617690
2 期待したけどガッカリ コスモス 80 91244768177
3 サッカーと水泳 わくも 79 79143898392
4 食文化のちがい なっち 78 91842719784
5 相手の育った環境や文化を意識して話す まるち 78 139849789287
6 チーズのこだわり 白うさぎ 78 83942767581
7 私がおどろいたこと ああひめ 78 92949566884
8 好きVSきらい好きWIN らよろ 77 88439737479
9 おいしかったことまずかったこと ゆみや 75 81339538086
10 おかし大好き らろら 74 77238597183


12月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部128人中)


青春に捜す泉
イクラ
 私は、今自分の泉を模索中である。泉とは、人が産まれながらに持っている資質のことをいう。自分にあった資質を選ぶことができると、自ずと社会に貢献出来る生き方になっていく。自分の泉は、いったい何なのか。来年の四月から私は、小学校の六カ年間の課程を終え中学校に進級する。そして、多くの人が部活動をするだろう。私は、姉を見ている限り、部活とは、青春の内にやっておかなければならない泉探しに大きく影響、いや、泉になるのではないかと思う。私の学校は、エスカレーター形式で小・中・高と続いている。小学校校舎と中高棟は、別だが、中高生が、放課後部活をしていたり、私達は、中高生が企画する学院祭に招待されたりしているので、中学・高校にどんな部活が属するのかを知っている。それに加え、私には、中学二年生の姉が同じ学校に在籍している。そして、皆、自分に合った部活に入部したいと考えている。今の時期から、私達は、部活の話に花を咲かしている。中には、運動が苦手なので敢えてバスケットボール部を希望している友達もいる。しかし、それも自分の泉探しではないか。苦手だと思っていたが、一年やってみると学年一シュート数が多い子になっているかもしれない。たとえ、ずっと苦手のままでもよいことは、山ほどある。その部で知り合った、友達・先輩・後輩と一緒に過ごす内に、その友の影響で自分の泉が見つかるかもしれない。また、仲間とプレーすることの楽しさを見いだし学べるだろう。要するに、たとえ、どの部活に入ろうとも様々な刺激の中で収穫は大いにあるわけだ。しかし、私達は、日々、どの部活に入ろうかと悩んでいる。それは、当然である。自分に少しでも合っている好きな部活に入った方が、楽しめるし、より多くの収穫があるともうからだ。ちなみに私は、「歴史部」か「演劇部」のどちらかに入部したいと思っている。どちらの部活も学院祭で魅力を知った。まず、歴史部は、一年がかりで完成させたレポート「フランス革命」についてだった。フランス革命で有名な著作「レ・ミゼラブル」と「歴史部」をかけて「れ、きしラブル」と題していたのに、まず、魅力を感じた。と言うか、感じさせられた。大きな紙が三十枚以上教室中に並んで貼り付けられてた。辞書や本を参考にして調査するだけではなく、実際に取材にまで行ったそうだ。私は、歴史が大好きで達成感がある部活に入りたいと思っていたので、歴史部に腕をつかまれた気分だった。次に、「演劇部」だ。これも、また、学院祭で「ロミオとジュリエット」と言う誰もが知っている西洋の物語を観て私は、胸を打たれた。はっきり言って、その劇は、私達の学芸会とは、格が違った。役者のせりふ・声・動作・顔・立ち姿を始め、舞台の照明・大道具・衣装の全てがすばらしかった。そして、私は、自信は、ゼロに近いが自分もこんな風に演劇をしたいし、作り上げ、間近で応援をしたいなぁと感じた。どちらの部活も、みんなで作り上げる創作物である。私は、今、真剣にどちらの部活にしようかと考えている。まるで、私の好物のパスタとビーフシチューをどちらか選べといわれている様に思ってしまう。多分、私の友達の中には、更に二つ以上の好物が並んで、悩んでいる者もいるだろう。そんなことを考えながら、私は、隣にいる「弦楽アンサンブル部」で活動中の姉に、
「部活をしていて、どんなことが楽しい?」
と聞いた。すると、姉は、
「もちろん、全部が全部楽しいよ。でも、特に、各パートを合わせて奏でるのが楽しいなぁ。全員の音が重なって、一つの大きな音を作り出しているの。とっても、気持ちがよいよ。」
と笑顔で答えてくれた。
 母は、書道部に入部したそうだ。母は、入部する前は、「書道部」
か「ESS部」で迷ったそうだ。だが、昔から書道を習っていたので、更なる高みを目指して書道部に決めたそうだ。もし、私が母なら、母の学校が認めれば、両部活を掛け持ちしていたかもしれない。もちろん、どちらの部活でも十分喝ははいるだろう。
 人間にとって、自分の資質とは、天から与えられたチャンスではないだろうか。「青春とは何もかも実験である」と言う言葉があるように、私は、これから来る青春を悔いなく、標的に向かって、楽しく泉を捜して過ごしていこうと決意した。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 青春に捜す泉 イクラ 81 1761529410084
2 自分の特徴は? ゆとえ 80 109446999992
3 生まれながらにもっているもの なゆは 80 109244797987
4 最悪の一年 レモン 79 143449709479
5 調理実習 なゆの 78 1556447710786
6 「約束」の力 ゆはる 77 1057478811083
7 夢中になること なほら 77 82438697292
8 自由な努力としばられた努力 ゆやわ 77 89947576193
9 自分の未来のため 四つ葉 76 82652566684
10 人間にとって勉強とは はわほ 69 54948535990

 

12月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部81人中)


実態に合わせて言葉を変えるのは良いか?
られし
 方言という現象は、ある地方で、幼児の言語に見られるもので、恐らく起こりは幼児時代の言語に始まったものであろう。僕が旅行するときも色々な方言」を聞く。特に、沖縄に行ったときに沖縄の方言とその意味がたくさんかいてあるクリアファイルをお土産に買ってみた事がある。日本語には、たくさんの表現がある。また、新しいものと古いものがある。電車の「つり革」は現在は革ではなくビニールのため、「つりビニール」と言うべきという考えが掲載されてきた。しかし、このような考えをすれおかしな言葉はいくらでも出てくる。「駅」や「駐車」も馬偏が付いているのはおかしい。昔のように、馬や馬車が走っているのではなく、「駅」は鉄道のステーションであり、「駐車禁止」などの「駐車」は自動車やバスやバイクやトラックを止めておく場所だ。「赤い白墨」、「黄色い白墨」もおかしな表現と」いえる。言葉意識を作り上げるのは、主としてのその人の経験、教養、教育だ。だから、僕は実態に合わせて、言葉は変えない方が良いと思う。
 その理由は第1に、頻繁に言葉を変えると、混乱が起こるからだ。実態が変わるたびに言葉を変えていたのでは、徹底するまでに時間がかっかたり、年代による差や、地域による差がでてきたりすることが考えられる。「下駄箱」を「靴箱」、「ふで箱」を「ペンケース」などと、いちいち変えていくのは、一世代では無理で、差が増える。実際に方言やなまりのある話し方のひとは、「田舎者」「通じない」など馬鹿にされている。確かに北海道、沖縄、四国方面、九州方面、離島の本州から離れた場所のため、言葉が違っても仕方ないが、昔と現在の言葉の違いは、歴史でもあるため、修正する必要が無く、変えると、逆に分からなくなってしまう。
 その理由は第2に、日本の文化に根ずいた慣れ親しんだ言葉に愛着があるからだ。たとえ、実態に合っていなくても昔から慣れ親しまれた言葉や、日本の伝統を背景とした言葉は無くしたくない。『20代独身男女の理想の朝食像(全国味噌工業協同組合連合1996年)』というデータによると、20代の独身男女の理想の朝食像がパンなどの洋食系が良いと答えた人が31・0%、ご飯や味噌汁などの和食系が良いと答えた人が59・0%だそうだ。これを見ても日本の伝統的な和食が好きという人が多いことが分かる。そのため、朝食同様、昔から変わらない言葉を使った方が良いと思った。確かに実態と言葉が一致している方が分かりやすいこともある。しかし、『自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。』という名言があるように、自分になじんでいる言葉を使った方が実感がわくのでわないだろうか?

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 実態に合わせて言葉を変えるのは良いか? られし 83 111257919681
2 死は良くも悪くもない わのに 83 114854748790
3 「言葉」と「実態」は一致するべきか わくゆ 83 96456778084
4 ルールを守る みいた 83 102058787486
5 締め切りとは にえけ 82 91156687993
6 楽しい勉強 広い世界へ ふふふ 81 116347678095
7 行列を見て考える ああなは 81 93554667881
8 善いことと悪いこと 白いごはん 80 92756708787
9 「死」を意識する らこむ 80 97961556590
10 「死」への意識 らうみ 78 116852739380

 

12月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部70人中)


誰のための自分か
みんみ
 自分の利益を考えることは大切だ。私は5才の頃からピアノを習っている。習い始めるきっかけは母のすすめだったこともあり、小学校4年生くらいまでは、出された課題を言われるがままに弾いていた。今思うと、ピアノを習う目的が、当時は「細く長く続けること」だったように感じる。しかし、小学校5年生あたりから、タッチを大幅に変えたことによる自らの成長と古典のおもしろさを発見し、「もっとうまくなりたい」「ジャンルを問わず、クラシックでもポップでもたくさんの曲を弾きたい」と強く思うまでになった。当時から現在まで常に多忙な状態が続いているが、何の曲でもいいから時間を見つけたら弾くようにしたり、自分の演奏を録音し、曲想や弱点と向き合う努力をしたりした。誰かと競うわけでもなく、ただひたすら、大好きな「音楽」と自分のものにしたかったのだ。しかし、メリットは自分の満足だけではなかった。上達したために、合唱コンクールのクラスの伴奏者に選出され、クラスに貢献することができたのだ。自分の理想を追い求め、思いっきり打ち込むことで、自分のレベルアップにつながるのはもちろん、それによって周囲の役にも立てるのである。
 一方で、全体の利益を考えることも必要だ。私は学級委員を務めて、これで三期目になる。学級委員は、他の委員会に比べ、詳細な仕事内容は無いが、円滑なクラス運営のために、どうやったらうまくいくか、私は日々試行錯誤している。それに伴い、クラスや学年へのメッセージを考え、全体の場で発表する機会が頻繁にある。これはとても大変な仕事で、自分のための時間をかなり犠牲にすることになる。ではなぜ、自分の時間を犠牲にしてまで私は学級委員を続けているのか。それは、自分の口からみんなに思いをぶつけて、少しでもみんなの心に残って、成長の糧としてほしいという切実な願いがあるからだ。だから、自分よりも周囲に費やす時間が増えても苦ではない。発表した直後にみんなから
「すごかったよ!」
と言われたり、日常生活の質の向上が感じられることが何よりも嬉しい。全体を優先するといえば、三銃士の有名なセリフが思い浮かぶ。“One for all, All for one.(ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために)” この精神があったからこそ、三銃士たちはいかなる試練も乗り越えられたのである。このように、自分の利益を犠牲にしてまでも全体の利益を優先させることで、相手の心を動かす何かを生み出すことができるのだ。
 確かに、自分の利益を考えることも全体の利益を考えることも必要だ。しかし最も大切なのは、自分の利益か、全体の利益か、どちらかを限定するのではなく、双方の結びつきを理解することだと私は思う。つまり、自分のためにやっていたことが周囲に良い影響をもたらすこともあれば、全体への働きかけによって自分も良い気分になることもあるということだ。「あなたは誰かの心と体を潤しているのです。」という希望の言葉を、常に心に留めておきたいものである。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 誰のための自分か みんみ 88 125259848590
2 最適の言葉 リリア 88 119462757993
3 断言・曖昧の間には ゆめた 86 126463739484
4 全てをプラスに変えてゆけ はや 86 119959687583
5 個々の波紋 マーフィー 85 117554938689
6 方言で「つるべ」(清書) ああかち 85 114052827892
7 自分の利益、全体の利益 くあゆ 83 111757738684
8 肯定と否定 レモン 82 104549647383
9 言葉 ひなえ 81 102349666595
10 「はい」と「いいえ」 わせえ 80 102256566490

 

12月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部53人中)


言葉の愛
りすっぴ
 私は、言葉に愛をこめられるような生き方をしたい。
 そのための方法としては第一に、相手の名前などをしっかり覚えておくことだ。相手が自分の名前を覚えていてくれると、何となくうれしいし、その人とは急に距離が近くなったような気がする。その逆もまた然りだ。例えば、私は去年の春にクラスの子に声をかけたら、名前を尋ねられたことがある。初めてあった時に名乗り、すでに何回か顔を合わせたことがあるにも関わらずだ。その後、かなり仲良くなるまで名前を覚えてもらえなかった。どうやら、彼女は人の名前を覚えるのが苦手らしい。「鯨岡」などという名字はかなり珍しいと思うのだが。私はこの名字のおかげで、先生方や生徒を総じて覚えが良い。一回だけ会った先生に名前を覚えられていることもしょっちゅうだ。だが、それを通じて相手と仲良くなれるなら、目立つ名前もいいものかもしれない。
 また第二の方法としては、国同士の間でも相手の言葉や文化を尊重することだ。国では、話されている言葉がそのままアイデンティティとなり得る。特にヨーロッパの言語はそうだ。遠い東洋の島国の我々から見ると、アルファベットの表記などはほとんど同じに見える。だが、国によって発音が違ったり、母音の数が違ったりする。その国や地域の独自の言語を誇りとしている人も多いのではないだろうか。例えば、スペイン語とカタルーニャ語では、表記がほぼ同じでも発音がかなり違う。私が知っている限りでは、「J」を発音するかしないかや、母音の数も違う。スペインで独裁政治が行われていた頃、政府はスペイン語を国内唯一の言語としようとし、カタルーニャ語やバスク語を激しく弾圧した。それらの言葉を使用している人々は、その動きに抵抗したという。これと同じように、今までは支配を受け入れていても、言葉を変えさせようとすると、被支配地域が反乱を起こした事例は歴史上に多くある。使っている人は言葉を大切なものと考えていて、愛着がある。他の人々もそれを尊重すべきだ。
 確かに、合理的に物事を進めるために、言葉を記号として扱う場合もある。マイナンバー制度などが良い例なのではないだろうか。しかし、『家とは、外から見るものではなく中で住むためのものである。』という名言もあるように、私たちの名前はただの記号ではなく、私たち自身を表している。『名は体を表す。』とはよく言ったものだ。それは少なからず、名前に愛がこもっているからだろう。だからこそ、名前は特に愛情を込めて呼びたいものなのだ。名前と同じように、他の言葉にも愛をこめて生きていきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 言葉の愛 りすっぴ 86 106961787690
2 一瞬 きろせ 84 106051677592
3 自己を尊重せよ 彌織 83 100953728096
4 呼び名(清書) ジャスミン 78 86444677593
5 言葉に込められた思い ゆへき 71 63946566483
6 考えてみると カレーライス 70 60752526276

 

12月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部116人中)


長い蓄積と一瞬の閃き
きろる
 ビートルズの一曲がある日突然心に響いた。その一瞬の閃きによる理解は読書についてもある。相応な試行錯誤の末に読書のコツを手に入れさえすれば、あとは読むに値する本が次々と見つかり読書が楽しくなる。また、繰り返した試行錯誤はものの良し悪しを弁別する見取り図を成立させ、コンパスの役割をする。僕たちは一瞬の閃きを見つけるためにも、長い蓄積を大切にすべきだ。そのために考えられる方法は二つある。
 第一の方法として、何かに取り組んだらすぐに投げ出さず続けてみることである。僕はいわゆるスポーツや運動の能力というものに恵まれない子供で、何をやっても駄目だった。しかし、縄跳びなら続けられると思い練習を続けていたら、縄跳びだけは得意になった。練習を始めて数年間はどれだけ試しても二重跳びをはじめとする基本的な技すらできなかったが、ある日突然できるようになったのである。その後は楽なもので、挑戦するたびほとんど毎回跳べるようになった。それならばとさらに難しい技に挑戦して何度も失敗したが、また数年もしたら普通の人ではできないくらいの技、例えば交差二重跳びくらいならできるようになった。ここで新しい技を会得するということは、すなわち一瞬の閃きによるものである。だから、物事を理解・会得するためには一瞬の閃きを生み出し得る長い蓄積が必要なのである。ちなみに、今では球状のホッピング器具に乗ったまま、つまりホッピングしたまま二重跳びができるようになっている。これも長い蓄積の結果である。
 第二の方法としては、効率を求める現代の社会風潮を改めることである。現代社会では、効率を求めるあまり過程を大事にしていないように見える。このままでは長い蓄積によって一瞬の閃きを得ることは不可能である。例えば逆にドイツでは伝統的に、「マイスター制度」というものがある。これは子供の頃に職人になると決めた人が、親方のもとで奉公をしながら一人前になるという制度で、ドイツではそれが法制化されていた。こういう制度は昔の日本にもあったが、やはりこの制度で得られるような長い蓄積が僕たちにとっては大切だと思う。例えば知り合いの親戚が僕の家の近くにイタリアンレストランを開いているのだが、その人は確かイタリアかその周辺で修業をしたと聞いたことがある。その時に学んだらしく、その人はピザを指先で回して作ることができる。技能の伝承に関しても、長い時間をかけて技を盗むという教わり方をされてきたことからもわかるように、長い蓄積が本当に大事であることがわかる。
 確かに、効率を優先しなければならない時もある。しかし、物事の理解は一朝一夕にできるものではなく、自分自身でしっかりとした経験を積んでこそ可能となるのである。閃きは天が勝手に与えてくれるものではなく、自分の長く地道な努力によって生み出されるものである。僕たちは、一瞬の閃きを見つけるためにも、長い蓄積を大切にすべきだ。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 長い蓄積と一瞬の閃き きろる 93 121367909089
2 規制の存在 そうき 90 111862929096
3 日本のボランティア精神 ききも 88 105359848293
4 変化と安定 にゃーみ 86 107459778896
5 自分を基準に ゆよた 86 99762818390
6 閃きを生み出す経験値 りなこ 86 137456738389
7 とりあえずの安全意識 Qちゃん 86 107357707896
8 文化 わいし 83 108454917992
9 規制について考える 枕草子 82 101056959086
10 使われる言葉 らわん 82 98553798296



2020年09月の森リン大賞 |  2020年08月の森リン大賞 |  2020年07月の森リン大賞 | 
2020年06月の森リン大賞 |  2020年05月の森リン大賞 |  2020年04月の森リン大賞 |  2020年03月の森リン大賞 |  2020年02月の森リン大賞 | 
2020年01月の森リン大賞 |  2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
2019年08月の森リン大賞 |  2019年07月の森リン大賞 |  2019年06月の森リン大賞 |  2019年05月の森リン大賞 |  2019年04月の森リン大賞 | 
2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
2018年10月の森リン大賞 |  2018年09月の森リン大賞 |  2018年08月の森リン大賞 |  2018年07月の森リン大賞 |  2018年06月の森リン大賞 | 
2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
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2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
2015年07月の森リン大賞 |  2015年06月の森リン大賞 |  2015年05月の森リン大賞 |  2015年04月の森リン大賞 |  2015年03月の森リン大賞 | 
2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
2014年09月の森リン大賞 |  (2014年7~8月は未集計) |  2014年06月の森リン大賞 |  2014年05月の森リン大賞 |  2014年04月の森リン大賞
2014年03月の森リン大賞 |  2014年02月の森リン大賞 |  2014年01月の森リン大賞 |  2013年12月の森リン大賞 |  2013年11月の森リン大賞
2013年10月の森リン大賞 |  2013年09月の森リン大賞 |  2013年08月の森リン大賞 |  2013年07月の森リン大賞 |  2013年06月の森リン大賞
2013年05月の森リン大賞 |  2013年04月の森リン大賞 |  2013年03月の森リン大賞 |  2013年02月の森リン大賞 |  2013年01月の森リン大賞
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2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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