森リンの丘 森リン大賞の記録


森リンの丘


 


2月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部61人中)

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2月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部123人中)

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2月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部113人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 マネーボールを読んで きみけ 75 148652918486
2 ママが作るよ!カボチャスープ ゴーゴーピーコちゃん 74 63842668386
3 とけそうだな やまら 72 105842518387
4 一日が長ければよかったのに ゆかみ 72 125349626586
5 ホウセンカの忍術変身 関東助太刀 71 62638637279
6 大切なカブトムシ にえけ 71 54642647290
7 めいわくな雪 なもい 71 110041587087
8 ぼくの金魚は日本一 ドラえもん 71 59647536980
9 寒っ!でも楽しい!! あのん 71 62141536993
10 寒い冬のおくりもの ゆふお 71 93944506886

 


2月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部131人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 ラストスパートをかけぬけろ なむな 80 112848839683
2 とてもしんどかったマラソン大会 とらたいがくん 80 89548838890
3 友チョコ さりく 79 736417410280
4 「カはたくましい」 あこん 78 107347609496
5 がんばったごほうび 湖れいくん 78 100742649096
6 目ざせマラソン ゆめく 78 112347688980
7 仲間は大切で不・思・議 ひさの 78 134742758684
8 王様の食事 たすく 78 83648627987
9 カは害虫?それとも益虫? きなは 78 91262557886
10 絶対に忘れないよ みんみ 78 123541777687



2月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部152人中)


準備体操
きゅうちゃん
「右足、左足。」
心の中でつぶやいた。三つのテニスコートを二周走ると、二周目ではまるで機械のように足を動かしていた。準備体操の時点で、私は疲れてへたへたになっていた。ボールを打ち始めるときには、(足が棒になるとは、こういう時に言うんだなぁ。)と心から思った。 私の行っているテニスクラブでは、三人のコーチがいる。三人のうち、二人は性格がよくてやさしいのだが、一人は人を走らせたり走ったりするのが趣味である。私はいつも、(どうかあのコーチ以外のコーチもいますように。)と願う。なぜなら、もしそのコーチだけがいると、私たち生徒をクタクタになるまで準備体操をさせるからだ。準備体操は数種類ある。私が今覚えているのは、片足とび、両足とび、そしてスキップである。片足とびと両足とびを覚えている理由は、この二つが一番嫌いなものだからである。私は、この二つを考えついた人に
「なんでこんな物をつくったの!」
と怒鳴ってやりたい。(いや、もしかしたら小学生にこの二つの運動をしょっちゅうやらせるコーチが悪いのかもしれない。)という結論にいつも達するが。だが、千里の道は一歩から、と言うように準備体操をして力をつけることは大切だと思う。良薬は口に苦しとも言う。もしこの二つのことわざがなかったら、もしかしたら私はもっと疲れたかもしれない。これらのことわざたちのおかげで私は準備運動を何とかすることができる。私は今、これまで以上に昔の人たちに感謝をしている。(表現)
 三年生の頃である。体育の時間に広い校庭を四周走らなくてはならなかった。マラソン選手にとっては朝飯前だろうが、三年生にとっては、二日間くらい筋肉痛が続くほど大変であった。さらに、そのランニングを一週間に一度やらなくてはならなかった。私はランニングが終わるたびに、友達と一緒に
「やっと終わった!あと一週間走らなくてすむ!!!」
と喜んだものだ。運動は肺がはちきれるかと思うぐらい大変であった。まるでエベレストに上るくらい大変であった。思い出すと顔をしかめてしまうくらい大変な運動だったが、今思うと運動不足だったあの頃にはちょうどよかったのかもしれない。(題材)
 私は、色々な大変なことはある程度の回数をやると、不思議なことに慣れてくることがわかった。いつのまにか慣れてくると、苦痛に感じなくなってくる。例えば、テニスコートのランニングは始めた当時は一周走っただけでヒーヒーしていたが、二年間、毎週二回走っていると自然と二周走っても余裕が出てくる。コート六つ分走り終えた私は、心の中でガッツポーズを作った。(構成)(主題)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 準備体操 きゅうちゃん 82 108552788087
2 生き物の神秘 ひあう 82 157651717389
3 環境の変化と生き物の関係 ドラえもん 80 116944899893
4 生き物が生きていく場所 のしほ 80 111346819790
5 めずらしい生き物 パルキア 80 95646729090
6 広い世界への挑戦 みおコロネ 80 113351839081
7 生物の不思議 さまあ 80 95247728895
8 守っていきたい命 ちやく 80 100247828692
9 こわかった節分 きほち 80 109042678583
10 がんばることの大切さ 彌織 80 114653668592


2月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部77人中)


平和な社会
まもる
 私の家の前の道は土の道だった。道ばたには草が生えていた。数年たって、道がほそうされ、雑草は姿を消してしまった。町中の雑草に対する人間の態度は時と場所によってさまざまである。ハイキングに行けば「緑がいっぱいで気持ちがいいわねえ」と喜ぶ人も、自分の庭に出てきた雑草は血眼で引き抜いてしまう。
 私は花を育てる時に、雑草が生えたらすぐ引き抜こうと教わった。なぜなら、雑草は花を育ちにくくする悪い植物だからだ。だから雑草が生えたらすぐ引き抜いている。近くにある花壇では、月に何回も花壇の手入れをするので、雑草がひとつも生えていないきれいな花壇だ。さらに、見た目が美しい花だけが植えられていて、見る人の心を和ませる。それに対して、私の学校で自然を大事にするという考えで、学校内に自然広場を造った。自然広場とはありのままの自然を再現する試みだ。多くの生き物が自然広場に来てくれるように、植物を植えたり意思を積み重ねては虫類のすみかを造ったりした。広場の中央にある池には、絶滅しそうな横浜メダカを飼い、横浜メダカを増やす活動をしている。このように、自然豊かにした広場は、多くの生き物が暮らし、緑がいきいきとしている。私は花壇では雑草として引き抜かれた植物が、自然広場では多くの生き物にすみかを提供しているのを感じて、自然の本当の営みについて考えさせられました。
 前にも述べたように自然を大事にし、自然豊かな場所にしていく活動がある反面、科学技術など近代化を進める活動が活発にある。人間がより豊かになろうとして、経済と科学技術を発展させてきた結果、自然の営みに悪影響を及ぼし、自然破壊を引き起こした。地球温暖化、オゾン層の破壊、熱帯林の減少は地球上での大問題となっている。熱帯林の減少は燃料として使用するために森林を伐採し自然が減少することである。このことにより、土砂崩れ、洪水などが起き、逆に私の生活を悪くしてしまうのである。地球温暖化は、近代化の時代にはなくてはならない石油をたくさん使い、二酸化炭素を排出することによってただでさえ二酸化炭素を酸素に変える森林が減少する中で、二酸化炭素を増やし、地球全体の気温が上昇していくという現象だ。このことが南極の氷河を壊し、オゾン層も破壊している。時計の針はもとには戻らないが、地球全体の環境を守るために、人類みんなで取り組んでいくべきだ。
 人間にとって自然とは、対立するものではなく、人間も自然の一部と考えるべきものだ。自然がなくては人間は生きていけないのだ。整えられた花壇も美しいが、ありのままの自然を知ることは、人間もまたその営みの中で生きる生き物なのだと気づかせてくれる。現在の世界は、人間の都合により、自然を考えずに自然破壊をしている。「過ぎたるは及ばざるがごとし」というように、自然再生も近代化もどちらかに偏ってしまうのではなく、平等に保ちながら自然と人間が共存しあう社会にしたら、世界中だけではなく宇宙中が平和になれると思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 平和な社会 まもる 88 123858778287
2 リンゴ ゆるら 87 142458989596
3 人間って理不尽なの? エクスカリバー 86 127162729386
4 外見より中身 かけん 86 119158708392
5 緊張と付き合う ゆのか 85 122854888581
6 大自然 まあやん 83 109853718389
7 きんちょうしたお礼の言葉 りんご 82 123746858290
8 考え方は様々で・・・ 華月 82 100852677687
9 プレッシャー くりお 81 121146617283
10 外観と中身の関係 スヌーピー 80 138949829987

 


2月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部75人中)


行間や余白の意義
アルセウス
 新聞は毎日立つ縁日のようなものだ。そのような縁日には、日常生活とは異なったさまざまな偶然の介入があったほうがよい。そうした偶然が潜んでいる空間はやはり、あちこちに散らばっている情報なのである。物事を正面から見るのではなく、行間や余白にもっと注目するべきだと、僕は思う。
 その理由は第一に、行間や余白のように役に立たないように見えるものでも、重要な役割を果たすものがその中にはあるからである。例えば、授業で先生が、その授業の間に教えなければいけないことだけを教えるだけではその授業はつまらないものになる。授業には脱線が少しはあったほうが楽しくなるのでよい。僕の学校の先生は教えることだけを教えて、脱線も全くしない先生は数えるほどしかいない。先生の中で圧倒的に多いのは、教えることは教えるが、脱線もたくさんする先生である。社会のT先生は、授業が面白いことでとても人気のある先生だ。T先生は関西出身の先生で、社会の先生だ。T先生の授業はよく脱線する。しかし、その脱線は無駄な脱線ではなく、授業に関係ある脱線なのだ。つまり、今勉強していることに関する面白い話をもってきて、それを授業で話してくれるのだ。例えば、室町幕府第三代将軍足利義満は実はボーイズラブだったとか、下剋上をわかりやすくするために、クラスの人たちをその時代の人たちにおきかえて説明したりすることだ。だがこうすることにより、物事に関係のある雑談が心に残り、その物事も関連付けられて一緒に心に残るために、その物事を記憶することができるのだ。今年入ってきた新しい先生は、初めの方は雑談がなく、つまらない授業だったが、二学期、三学期には雑談が間に入るようになった。脱線は、勉強と一緒にするときに最大の効果を発揮できる。それに、勉強には少し脱線することも必要だ。
 また、行間や余白に目を向けるべきだと思う理由は第二に、行間や余白がないと疲れてきてしまうからだ。「収入増と労働時間短縮のどちらを選ぶか」というデータでは、「収入増」を選ぶ人は男性が三十七パーセント、女性が二十八パーセントにとどまったのに対し、「時間短縮」を選んだ人は男性が四十九パーセント、女性が五十二パーセントとなっている。このデータから男性と女性は両方とも、収入がふえることよりも、時間を短縮することを望んでいる人が多いことが分かる。このことは、小学生や中学生についても同じことが言える。小学生も中学生も、誰もが授業と授業の間の休み時間を長くしてほしいと思っているだろう。やはり、子供でも大人でも、本題だけに集中するのではなく、行間や余白が必要だということは変わらないのである。
 確かに余計なことを間に入れずに、集中して勉強することも大切だ。しかし、「雑草とは、まだその美点が発見されていない植物のことである。」という名言もあるように、行間や余白の美点を認め、勉強の中に散りばめていくことも大切なのである。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 行間や余白の意義 アルセウス 88 121559748295
2 曖昧な言葉と厳密に定義された言葉 れたす 88 149758728095
3 愛情と厳しさ いなりずし 87 125954697892
4 コトバでコミュニケーションをとるには がんばる 86 112062819480
5 余白の美 ききも 86 122454798587
6 躾の力 りょうたろう 86 138053798196
7 親からの愛情ある躾によって みっくまっく 85 119556628186
8 清書 ゆわと 85 106962697986
9 メイン以外にも出番はある! ほしのみか 84 120456758690
10 白は白、黒は黒! ぎんぎつね 84 146152708389

 
1、2、4、5位の作品は要約の部分がやや多かったので、3位の作品は誤入力が多かったので、代表作品としては表示しませんでした。

2月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部72人中)


価値観
小林少年
 私たちの支配者は過去の時代のように名前を持った権力者ではない。私たちの欲望は、今の時代の価値観に左右されている。大自然の中でもその価値観から逃れることはできない。
 自分自身の価値観に従って生きることは大切だ。僕は、周囲の流行に流されず、自分の考えで行動したという体験がある。それは、学校での出来事である。今、僕の学校では、大半の生徒が携帯電話を持っている。そういった携帯電話を持っている人達の中でも、特に持っている人が多い機種は、スマートホンのようだ。そんな、スマートホンを持っている数多くの人達が今はまっているのが携帯ゲームである。その携帯ゲームの中でも、特に人気があるのは、「パズドラ」というゲームだ。内容はよくわからないが、パズドラでモンスターを倒すゲームらしい。最近コマーシャルでもよく見かける。僕の学校は、公立であるため、携帯電話を学校に持ってきてはいけないという校則がある。だから、携帯電話を学校に持ってくる人はいない。でも、学校の生徒の間では「パズドラ」の話をよく耳にする。実物がなくとも、その話になってしまうほどのブームのようなのだ。それに対して、僕は、「パズドラ」に興味がない。そもそも携帯電話を持っていないのだ。かといって、携帯電話が欲しいわけではない。携帯電話が欲しいという感情すら浮かんでこないのだ。僕が考える、子供から見た携帯電話の定義は、勉強や部活動などで努力しようとするチャレンジ精神の妨げとなる障害物である。大体、流行になった物事というのは寿命が短い。僕は、そういった、はやっている割には、内容がそこまで深くない物事が嫌いだ。僕が好きなのはマンガを読むことである。マンガを読むと心が温まる。マンガは、道徳的な部分を成長させてくれるのだろう。そのため、僕は、マンガが好きなのである。
 しかし、その時代の価値観に合わせて行動することも大切だ。昔話としては、桃太郎が挙げられる。桃太郎と言えば、桃太郎が、犬、猿、きじにキビ団子をあげるシーンはさぞかし有名なことだろう。この、犬と猿ときじにあげたものが、キビ団子ではなく、何か別のものだったらどうだろう。例えば、高級なシュークリームだったらどうだろうか。おそらく、犬、猿、きじのいずれも、桃太郎を敬遠し、家来にはなっていなかったことだろう。その理由としては、桃太郎という昔話の風景にあっておらず、近代的な価値観のためというのが考えられる。また、他にもわらしべ長者という昔話がある。とある貧しい男が、最初はわらを物々交換してそれから次々に物々交換していって、最終的には大金持ちになったというような話だ。確かにわらは、お金持ちにとってはゴミくずのようなものだ。けれども、それを必要としている人にとっては、その価値は非常に高い。このように、人によって価値観は異なるものであるのだから、その人に合った価値観を考えて行動すれば、お互いに幸せになれるはずだ。
 確かに自分自身の価値観に従って生きることも、周囲の価値観に合わせることもどちらも大事だ。しかし、一番大切なことは、「未来にはひとりでにできる未来と、自分で作る未来との二つがある。」という名言があるように、今のことだけを考えるのではなく、未来の価値観を自らの手で作っていくことだ。僕もこれからは、自分が将来どうなりたいのかを見すえて先を見通したい。また、現在の価値観にこだわって分かれ道で立ち止まるのではなく、未来の価値観にこだわって一本道をつくりたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 日本文化 りんた 90 1352641009692
2 文化 コレルリ 89 136561918986
3 白き顔と赤い仮面 にゃぱ 87 16466411411289
4 価値観 きひか 87 130659999484
5 最後まで貫く そうき 87 133359717687
6 価値観 小林少年 87 144167677583
7 ひとりでにできる未来と自分で作る未来 ゆけお 86 112661899290
8 全員一致 きなら 86 114959758179
9 二つの価値観 まりあ 86 124761707887
10 強い熱意 クッキー 86 123453697786

 


2月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部32人中)


本当の自分
なるか
 筆者は大学生時代、アメリカ人講師による会話のクラスが苦手だった。彼の絶え間ない笑顔に違和感を持っていたからだ。時を経て、女子大生の英語の語学研修の同行で、筆者はアイオワ州のある私大へ行った。そこでの人々はホスピタリティにあふれ、いつも微笑んでいた。彼らが笑顔の民族だと思っていた筆者だが、ある教授を見てそれが意識的な努力の賜物だと知った。彼らは明確な価値観を持ち、一瞬一瞬を選択し行動していた。行動の読めない知らない人がいるという心理的風土のもとで、相手に殺されないために、敵意のないことを笑顔で示していたのだ。わたしはアメリカ人のように、自分を理解してもらえるようなアピールをして生きていきたい。
 そのためには第一に、自分を抑えないことだ。もちろん他人に尽くす事は良い事であるし、我儘を通せという意味ではない。しかし、尽くす事は良い事だからと自分のやりたいことまで我慢していると、誤解を招く。わたしは昔、人に親切にしようと、他人を傷つけないよう好みが正反対でも否定せずやり過ごし、好みや趣味をあまり語らなかった。すると、わたしは好き嫌いがあまりなく無趣味だという間違った情報が定着していた。冗談ではない。わたしは好き嫌いはかなり激しいし、趣味だってある。他人との衝突を避けて自分を抑えすぎたせいである。その後はきちんと好き嫌いも表明しているが、その時の教訓を踏まえ、たとえ周囲から浮いていても自己の抑えすぎは避けている。誤解を招かず相手に自分を理解してもらうため、自分の性格や好みを抑え隠しすぎないことが必要だ。
 また、子供の頃から様々な人と触れ合える場所をつくる事も大切だ。様々な人がそれぞれのコミュニケーションの方法をとるのを見ていれば、自分のアピールの仕方にも幅が出てくる。人によって方法をあったものに変化させることも可能になる。勝海舟はそれを最も良く示した人物だろう。蘭学を学び、渡米した日本人。日本人にもアメリカ人にも様々な人がいるから、彼は常任よりもはるかに多くの人と出会い、コミュニケーションをとってきたはずだ。その経験が彼の話術の幅を広げ、西郷隆盛との交渉による江戸無血開城へとこぎつけたのだ。幕府への怒りが頂点に達していたこの時代に無血開城という奇跡を成し遂げたのは、彼の話術により西郷に自らの真意を明確に示したからだろう。諸国で培ったコミュニケーション能力が、大偉業へとつながったのだ。この例を見ればわかるように、自らをアピールするために、様々な人とコミュニケーションをとれる場を設ける事は大切だ。
 確かに、他人の目を気にして自分をアピールしなくとも、自分が自分らしくあるのならばわざわざアピールする必要はない、という声もあるだろう。理解してもらえるよう自分をアピールせずとも自分をわかってくれる人こそが、本当に自分を理解してくれる人だという意見もある。しかし、『道は近くても、行かなければ到達しない。』という名言がある。たとえ身近にいる人でも、自らアピールしなければ、相手は完全には私を理解しないだろう。相手との距離が「近くても」、自らアピールして相手の方へ「行かなければ」、相手は本当のわたしへは「到達しない」。だから、様々な人と触れ合える場所を設け、自分を抑えず交流することで、本当の自分を理解してもらえるようアピールし続け、大切な絆を結べるように生きていきたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 本当の自分 なるか 89 140062879492
2 芸術の価値はどこにあるのか 織田信之助 89 127664747990
3 管理人その1 ピルル 85 161557949892
4 笑顔で接することとは ききか 85 159057677086
5 渦の中心 ことのは 83 13515610810490
6 大人になるには きらり 83 119752969289
7 日本人には難しい笑顔 ピクシー 83 121648788192
8 大相撲をはじめて見に行ったとき はわえ 83 102357918090
9 観客参加の必要性 きよほ 82 127549898190
10 笑顔を大切に BOY 82 109551686987

 
1、2位の作品は要約の部分がやや多かったので、代表作品としては表示しませんでした。

2月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部120人中)


「時代」の中で生きる
ゆてた
 今日の組織性を高めた社会は、自律的につくり出される大きな交換価値が支配している。その価値をマス・メディアが敏速かつ広域に浸透させる。今日の社会で、文化的なものを完全に拒んでしまうこと、時代の価値観から逃れることは不可能だ。今までもこれからも、私は時代の価値観に影響を受け続けるのだろう。この時代を批判的な目で見る私自身の意見さえも、きっと時代の影響を免れてはいない。私たち人間は「時代」の中で生きているのだ。
 自分自身の価値観に従って行動することは大切だ。私は今、携帯電話のメールを利用していない。以前は使っていたのだが、今の私の生活にさほど無くても困らないと思い、使うのを止めた。電話に出られなくてもメッセージを残してもらえるし、折り返し電話すればよいことだ。絶対に電話でなくメールでなくてはいけない状況は、今の私の生活には少ない。たしかにメールの利点もある。多くの情報を正確に伝えようとする場合は、音声よりも文字情報のほうが安心だし便利だ。周りに人がいても、その情報を聞かれずに、やりとりができるところも良い。もし今後、必要を感じたり使いたいと思ったりすれば、私はまたメールを利用するだろう。人によって生活は違うし、生きてゆく中で生活は変化するものだ。目新しい商品が次々と出てくる時代だが、全てを取り入れる必要はない。各々が必要だと思ったときに利用すればよいのだと、私は思う。
 一方で、その時代の価値観に合わせて行動することも大切だ。「若草物語」という話がある。メグとジョーはパーティに行くための衣服に困っていた。彼女らには衣服を新調するお金の余裕はなかった。二人は相談して工夫をし、完璧ではないにせよ相応しい格好を調え、パーティに出かけて行った。彼女らの母親は娘たちに贅沢はさせなかったけれど、たまにパーティやピクニックに出かけるなどの楽しみは許していた。その場に相応しい身なりや礼儀作法などを、娘たちが幼い頃から教えていたのだろう。だから彼女らは、どこへ行っても臆せず自信を持って行動できたのだと私は思う。全てを時代の流行に合わせる必要はないが、その時代や場合の価値観を理解し相応しい振る舞いをすることも大切だ。
 たしかに、自分自身の価値観に従って行動することも、周囲の価値観に合わせることも大切だ。しかし、私たち人間は時代や周囲の価値観に影響を受けながら日々を生きているのだと、自覚することも大切だ。私たち一人一人が時代の価値観を作っているとも言える。まるで、小石が大きな波紋を描き返って来るようである。人一人の力、存在は小さいものだが、自分の言動を軽んじず責任を持つべきだと私は思う。「未来には、ひとりでにできる未来と、自分で作る未来との二つがある」という名言があるように、今のことだけを考えるのではなく、未来の価値観を自らの手で作っていくことが大切だ。私たちは「時代」の中でしか生きられないのだから。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 法よりも大切なもの ちゃんじい 93 11977110010093
2 自分の道 くまもんっ☆ 92 118471959286
3 「時代」の中で生きる ゆてた 90 121166808292
4 野原を歩けば きとみ 89 133958778495
5 自分の方法を躊躇しない きやの 89 115358868392
6 学問と社会の関わり 慎太郎 88 117562758290
7 二つの選択肢が意味するもの なすび 86 120752707893
8 自己判断 なやか 85 1217581059792
9 清書 せつな 84 92057848195
10 思いやりの心 火鉢 84 99756737889



2019年12月の森リン大賞 |  2019年11月の森リン大賞 |  2019年10月の森リン大賞 |  2019年09月の森リン大賞 | 
2019年08月の森リン大賞 |  2019年07月の森リン大賞 |  2019年06月の森リン大賞 |  2019年05月の森リン大賞 |  2019年04月の森リン大賞 | 
2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
2018年10月の森リン大賞 |  2018年09月の森リン大賞 |  2018年08月の森リン大賞 |  2018年07月の森リン大賞 |  2018年06月の森リン大賞 | 
2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
2016年10月の森リン大賞 |  2016年09月の森リン大賞 |  2016年08月の森リン大賞 |  2016年07月の森リン大賞 |  2016年06月の森リン大賞 | 
2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
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2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
2014年09月の森リン大賞 |  (2014年7~8月は未集計) |  2014年06月の森リン大賞 |  2014年05月の森リン大賞 |  2014年04月の森リン大賞
2014年03月の森リン大賞 |  2014年02月の森リン大賞 |  2014年01月の森リン大賞 |  2013年12月の森リン大賞 |  2013年11月の森リン大賞
2013年10月の森リン大賞 |  2013年09月の森リン大賞 |  2013年08月の森リン大賞 |  2013年07月の森リン大賞 |  2013年06月の森リン大賞
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2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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