森リンの丘 森リン大賞の記録


森リンの丘


 


10月の森リン大賞と上位入賞者(小1の部55人中)

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10月の森リン大賞と上位入賞者(小2の部121人中)

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10月の森リン大賞と上位入賞者(小3の部122人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 朝のできごと きみけ 79 60546999589
2 しゅうねんのぎゃくてんげき 左のエース 74 51338738884
3 まだまだはじまったばかりの秋 まいちゃん 73 72639588293
4 秋のくだものは最高! なむけ 73 65746568187
5 最初から最後までドキドキする運動会 ほたか 73 59942637784
6 すごく怖いホワイトタイガー ゆせも 73 59142717589
7 どきどきクリスマス クローバー 72 112437607289
8 ぼくだけのお月見 甘えんぼ 71 55339617483
9 にぎやかなどんぐりひろい ゆみゆみ 71 61743597381
10 天国か地ごくリレー ゆくか 71 61242587187

 


10月の森リン大賞と上位入賞者(小4の部141人中)

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 ドキドキした入学試験 とらたいがくん 80 91946868479
2 お母さんは千手かんのん くあゆ 79 89748858590
3 わくわくのダイビング アーレクス 79 161749688289
4 秋を見つけたこと なおくん 78 90846608792
5 キャリアカウンセラーの母 ひあと 77 65147828295
6 捜索開始! みんみ 77 121543747980
7 ドキドキン?体験!! みるきーな 77 119839747884
8 心ぞうのこどう なるふ 77 82347657495
9 新しいドキドキを なむな 77 96648667084
10 ドキドキコンクール しゅうちゃん 77 95248696786



10月の森リン大賞と上位入賞者(小5の部164人中)


「一石三鳥」
彌織
 「まわれ、まわれ。」
チームの子たちが叫んだ。私は「キックベース」が大好きだし、得意でもある。朝休みに六年生とのコートの取り合いを経て、有志が集まりしている。
 「キックベース」とはルールは野球と同じだが、バットが足、ボールはサッカーボールを使う。朝、授業の準備が終わった人から外に出て、「グッパ」でチームを決める。多少力の差があっても、それは時の運として納得する。私は女子の中ではスポーツ好きで野球もよく知っていて、男子とも肩を並べられる。守備でもファーストを守っていて、大変だが信頼は得ているようだ。ただ、まともにまっすぐ前に蹴ると、相手は男子なので簡単に取られてしまう。いろんな所に散らばる様に蹴るのが重要だ。私がサードのランナーの時である。何も考えずに行動する人がバッターになった。その時満塁だったためバントはしてはいけないのだが、その子は一番自分にとって楽だと言うことでバントをしてしまったのである。幸いなことに、私はピッチャーがボールを投げたときにスタートを切っていたので間一髪で間に合い、相手守備陣もホームベースで頭がいっぱいでその子自身もセーフだった。結局一つもアウトは取られなかったが、その子の自己中心的性格と危ういプレーをしたことを、私も含めチームの子たちで二分間以上説教をした。そして私たちは走るのと説教するので体力を奪われ、やる気力すらなかった。その為、試合は一時、中断したが、たくさんの子がまた集まってきたので、試合は再開された。まったくちゃんと頭を使って行動して欲しいものだ.
 学校では六月頃から将棋がはやり始めた。私はそれまで一度もやったことが無く、ルールも知らなかったが、友達に教えてもらい出来るようになった。私は勝手にT君を倒したら初級、K君やUさんを倒したら中級、T君、KさんとTさんを倒したら上級、それより上の子を倒したらゴールとしている。私は今、中級と上級の間くらいだ。また、小型の将棋セットも買ってもらったので、家でもたくさんするようになった。だが、問題も発生している。将棋盤は五戦分しかなく、取り合いになることもしばしばある。将棋セットがおいてある所に一番近い私は、みんなから
「将棋取っといて。」
と口々に頼まれる。ただ、私の分も取りたいので、四ペア分しか聞かないようにしている。また、将棋大会も開かれているのだが、私はいつも初戦か二回戦敗退なので、もっと腕を上げて、レスリングの吉田選手みたいに、優勝を総なめしてみたい。
 私は、遊びは身体能力を向上させると共に病気に強いからだが作れ、楽しいという、いわゆる「一石三鳥」だと言うことが分かった。もっともっと外遊びなどをしていきたい。
 私は「キックベース」が大好きだし、得意でもある。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 「一石三鳥」 彌織 80 1143438910189
2 昔と今、好きな遊び レシラム 80 86348789787
3 野球の好きな理由 まりて 80 76046828686
4 岩城の自然はすごかった! はーちゃん 80 99047728486
5 手作業の大切さ しおん 80 98151738286
6 雲一つない青空 みはあ 80 90746728090
7 私の好きな遊び もも 80 112446737886
8 朱に交われば赤くなる りすっぴ 80 96544667684
9 手仕事の良さ きゅうちゃん 80 123346707496
10 押し切って! なみま 80 140657566887



10月の森リン大賞と上位入賞者(小6の部97人中)


私の楽しみ
魁珠愛
「カタカタ・・・カタカタカタカタ。」
私が好きな遊びは、読書、絵を描くこと、サッカー、パソコンなど四つもあるが順番をつけると一番はパソコン、二番はサッカー、三番目に絵で、次に読書なのだ。なぜパソコンが一番好きなのかというと、私は音楽がないと生きられないと言っても過言ではないほど音楽好きで、よくパソコンを使って動画などを見るからだ。この遊びの一番好きなところは、インターネットだとあまり有名ではなものでもキーワードを入れれば大抵の物はすぐに出てくるところだ。
 私は今、バンドにはまっているのだがあまり知られていないバンドでもインターネットを使えばすぐに出てくるので、家で時間を作れた日には30分という時間制限を守ってパソコンを使っている。なので私はパソコンというものは、まるで頭の良いすぐれた人のようだと思った。私はいつも父に、
「もうすぐ30分だよ。」
と言われる時、すごく名残惜しいのだが『明日も時間を作れば見ることができる。』と思ったら、やる気が出てくるので次の日もがんばれる。私は昔から音楽が大好きだった。保育園の頃はお姉ちゃんの影響で「嵐」に興味があり、小学校の一年二年生ぐらいから四年生の二学期ぐらいまで「少女時代」が好きだった。また、四年生の二学期に仲良くなった子が教えてくれてから六年の夏休み前までは「「AKB48」が好きだったのだが今年の夏休みにおばあちゃんの家に言ったとき、テレビの「大!天才テレビ」という番組でバンドが出ていて、今までバンドに興味は無かったのだが少し興味がわいた。その数日後、おばあちゃんの家から自分の家に帰るときに駅でおばあちゃんが買ってくれた雑誌の裏表紙にもバンドの宣伝があった。こんなにバンドが話題になっていたので、今までアイドルしか好きではなかったのだが、気になってインターネットで曲を聴いてみた。バンドは、アイドルとは違い、自分たちの実力で演奏をする人が多いので、努力をして力を合わせて曲が出来上がっているのを見て感動しました。また、バンドは数が多いのでかなり上手くないとCDが売れないため、その練習をしたあとの努力が曲に出ているのが分かって、私は感心した。私は多分、音楽が無かったら、はまっているものが少なかっただろう。
 私は前までアイドルが好きだったので、友達とかに教えてもらってダンスとかを覚えていたのだがまず覚えるには、やっぱり曲や歌詞を覚えないといけなくて、最近では曲を5回ぐらい聴けば半分ぐらいは、曲の感じや歌詞は覚えることができて10回目ぐらいには間奏の間の曲も歌えるようになるので、昔、覚えていたからできるのかなと思った。ただ、早く覚えることができてもあまり役に立つことはないのだ。(笑)私は、きっとこれからも音楽が好きでい続けるんだろうと感じた。
好きな遊びとは、人間にとって趣味であり、ストレスを発散できるものでもあってあってもなくても良い物なのに、大切な存在なのだ。「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように遊びは誰に教えられるわけでもなく、好きな物がだんだん上手になるものなのだ。私は、これからも好きなことや趣味を増やしていろいろな体験をしてみたい。
「カタカタカタ・・カタカタ・・・・・カタカタカタカタ。」
今日も、部屋では私が楽しそうにパソコンのキーボードを打つ音が聞こえてくる。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 私の楽しみ 魁珠愛 83 138448757686
2 幸運の本当の意味 レオキング 83 93356747693
3 努力と運 スヌーピー 83 107954737392
4 人間にとって名前とは・・・ レシラム 80 92747769090
5 柿制復古の大号令 ノブ 80 97748798686
6 「笑う門には福が来る」を読んで はなえ 80 104547828084
7 名前 あわみ 80 96744677989
8 栄養たっぷりな柿 まあやん 80 93456607579
9 楽しい遊び なもれ 79 894429511087
10 運をつかみとるのじゃ~! はーちゃん 79 129448709884

 


10月の森リン大賞と上位入賞者(中1の部78人中)


不思議の力
りょうたろう
 「何で葉っぱにこんな線みたいなんが付いてんねん。」
と僕は不思議そうな顔でつぶやいた。午後四時、内代公園で、僕は何の変哲もない葉に釘付けになっていた。僕は、物事を不思議に思い疑問を持つことは大切だと思う。
 その理由は第一に、疑問を持ち、それを解決することで自分の知能レベルが上がるからだ。例えば、僕にはこんな体験がある。中学校に入学してすぐの頃、僕はよく公園で友達と隠れんぼをして遊んでいた。その日も、生い茂る灌木の中を行ったり来たりして隠れていたのだが、その間に灌木の葉についてある疑問を抱いた。それは、葉の表面にある線のようなものが何かということだ。いつまで経ってもその疑問が頭から離れず、遂には隠れんぼなんてどうでもいいように思われてきた。(僕は一緒に遊んでいた友達に悪かったなぁと、今になって反省している。)
 僕は、家に帰るとすぐパソコンの電源を入れた。母の話によると、その時の僕の動きは、まるで獲物をとらえようと全力で走っているチーターのように速かったそうだ。勿論インターネットで「植物の葉」について調べるためである。検索してみると色々なことが分かった。一つは、僕が見た線のようなものは葉脈と言われるもので、水を運んだりする働きをしているということだ。もう一つは、葉脈の種類についてだ。葉脈には、網目状に広がっている網状脈と、真っ直ぐに伸びている平行脈があるということだ。これらの事実が分かった僕は、奥につかえていた何かが取れたようにすっきりとした気分になった。
 一週間後、理科の授業で先生が、
「葉にある線のようなものの名前を知っている人は手を挙げてください。」
と言ったとき、僕は真っ先に手を挙げたのだった。
 その理由は第二に、疑問や好奇心を持つ積極的な姿勢が大切だからだ。積極的な姿勢が、時には世界的な大発明につながることがある。例えば、アイザック・ニュートンの万有引力はどうだろうか。リンゴの木からその実が落ちたとき、単に「もうリンゴが落ちる時期になったのかぁ」と思うだけではあの発見はできなかっただろう。「なぜリンゴは落ちたのだろうか」という疑問と、この疑問を解きたいという好奇心を積極的に持つことで、あの発見はなされたのだ。しかし今、多くの人々はテレビなどの受動的なものを余りに頻繁に使用している。これらのものは、疑問を持つということからかけ離れているものだ。世界がネット社会化した今、この問題は普遍的に考えて行かなければならないものだと僕は感じている。
 確かに、新たに疑問など持たなくても、今の生活で充分だという意見もある。しかし、「脱皮できない蛇は滅びる」というニーチェの名言があるように、今で充分だと言って何もしなければ、今の生活さえ崩壊するだろう。だから僕は、物事を不思議に思って疑問を持ち、その疑問を解決したいという好奇心を持つことは大切だと思う。そして、それを大切にすることによって、古い皮(今までの生活)を破り、新たな皮(より良い生活)へ踏み出すことができるのだ。
 これから僕は、アイザック・ニュートンのように多くの疑問を持ちたい。そして、その疑問を解くことで、全ての人がより良い生活を送れるようにしたい。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 不思議の力 りょうたろう 86 132853748395
2 不思議 とりう 85 111956717590
3 科学文化 いゆん 85 114763617290
4 科学技術を過信しないことの大切さ まりは 84 123659839581
5 『きんちょうも成功のもと』 ぴょんぴょん 84 192253727883
6 科学文明について がんばる 84 100654677695
7 「ふしぎ」を発見する ぎんぎつね 84 109964666792
8 テストと今の社会現状 みっくまっく 83 101657838889
9 科学文明 あよあよ 83 111151767886
10 切っても切れない関係 れたす 83 167657577481

 


10月の森リン大賞と上位入賞者(中2の部72人中)


知識と知恵
くこあ
 先月の社会の授業で先生が最近ノーベル賞の受賞が決定した人が誰か、知っていますか?といった。私は知っていたので手を挙げた。先生は、私をあてた。「山中さんです。」「発明したものは?」「iPS細胞です。」「それはどんな物ですか?」私は名前しか知らなかったので困った。それでとりあえず「わかりません」と答えた。すると、iPS細胞とは人間の皮膚などの体細胞に、ごく少数の遺伝子を導入することによってさまざまな組織や臓器の細胞に分化する能力を持ったものなのだと説明してくれた。私は、iPS細胞について詳しい知識を持っていなかったから答えられなかったのだ。テレビに出ていたことを右から左へと情報を流していただけで、その中身を自分の考えによって吟味していないから、どんな話をしても自分自身の人生体験に照らし合わせた知恵になっていない。
 確かに知恵は大事だ。猿蟹合戦という昔話がある。猿が、持っていた柿の種とカニのおにぎりを交換しようと言い出した。サルは、おなかをすかせていた。でも、カニは嫌がった。すると猿は、悪知恵を働かせて「おにぎりは、食べたらそれっきりだけど、柿の種は植えればたくさんの美味しい実をつける」といって交換させた。カニは柿の種を家に持ち帰り、子供と一緒に種を植えた。柿が芽を出すと、カニ達は早く伸びないとはさみで切ると言って脅した。そのあとも何度も脅されたので、柿はすぐに実を付けた。カニは、柿が食べたかったが木に登れないので柿をとることができない。それを見た猿が取ってあげようといって木に登り、勝手に柿を食べ続けけたのでカニが怒って取ってくれと喚いた「すると、サルは青い渋柿を投げつけた。カニは大怪我をした。そんなカニを見て、うすと蜂と栗が仕返しをすることにした。栗は猿にやけどをさせ、それを冷やそうと水瓶に向かった猿を蜂が刺し、あわてて家から逃げた猿をうすが屋根から飛び降りて猿を押しつぶすという話である。仕返しの仕方は読んでみると単純な方法であるように思えるが、ゼロから考えたあの三人は良く考えたと思う。しかし、その基盤となる知識も大切だ。数学の応用問題を解くためには、その基本である公式を知らなければならない。それを知らなければ、手も足も出ないかもしれないし、分かったとしても時間がかかるはずだ。最悪の場合、ただわからないのではなく、自分はどこが分からないのかさえもわからない、問題の意味が分からないということにもなるかもしれない。やはり基本の知識は大切だ。
 本や新聞などを読み、努力してたくさんの事を覚えようとすることはとてもいいことであり、すごいことである。だが、読んでいるだけという人は、怠け者だと思う。「読書とは自分の頭で考えることではなく、他人の頭で考えることである」という言葉があるように、あまり自分で考えていないのである。ただし一番大切なのは、それらの知恵や知識を何のために生かすかということだ。確かに、学生時代は、まだ生かすことを考えるよりも、知識や知恵を習得していくこと全体を目的としていかなければならないかもしれないが。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 知識と知恵 くこあ 87 127861728881
2 情報、知識、知恵 はるりん 87 129262697486
3 4分の1時代の住民たちへ にゃぱ 85 143358809389
4 スポーツの勝ち負け はつね 85 100456798092
5 sports クッキー 85 126252867896
6 昔も良かった。 ふっくー 84 105958708687
7 テスト 清書 もけけ 83 108351747892
8 無邪気な時代と一人になる時 かふた 83 138949687483
9 勝ち負けにこだわらず なおつ 83 106253697095
10 子どもに期待したい ヒロト 83 106961646889

 


10月の森リン大賞と上位入賞者(中3の部39人中)


季節感のある暮らし
はわえ
 日本では、春、夏、秋、冬と四季がある。私はどの季節も好きだ。春は、桜が入学の時期に満開になり、はらはらと散っていくのが好きで、特に散った花びらが川の表面で流れていくのが好きだ。夏は暑いが、暑い時に降る雨が最高で、蒸し暑くて、汗をかくと夏だなとよく思ってしまう。また、森の中に入って、自然を感じられるのがいい。秋は、文化祭があったり、紅葉がきれいで、食欲、読書の秋とよく言われるため、私自身も食べ過ぎたり、読書をよくする。冬は、朝、登校の時の寒い感じがよくする。1月に箱根駅伝を見て、2月ぐらいになると、雪が降るかどうかが楽しみにしている。このように、四季にはそれぞれ特徴があって、それを楽しむのが私は好きだ。だから、私は自然、四季を楽しみたいと思う。
 そのためには、人工的なものをあまり使わないことが必要だと思う。私の学校には、クーラーがあるが、夏になると、学校で定められた設定温度26度以下に操作する人が多くいる。今年の夏、私は席がクーラーの真下で、とても暑い時には23度に設定されている時があり、一回夏風邪になり、熱が出た。また、服装は夏服なので、寒すぎる時はベストに腕を通さない状態、つまり、だるまさん状態で授業を受けることがたびたびあった。今、だいたいの家庭にはクーラーや暖房があるが、快適な温度に設定して生活を送る方がいいと思う。家はほぼ毎日いる場所のため、外に対して、寒すぎず、暑すぎない温度に設定するべきだと思う。
 また、自然の中で生活をする必要がある。私は小学校の時、友達とキャンプに行って、多くの自然の魅力を発見した。キャンプではほぼクーラーや冷房がないし、森の中で生活をするため、基本涼しいし、空気がきれいだ。有名な詩人、宮沢賢治が作った詩の中に、「雨ニモマケズ」という詩がある。おそらく一度は読んだことがあるはずだが、この詩の中には、さまざまな自然環境に触れる様子、機械をあまり使わない料理、自分の周りで起きるいろいろな事件、自然と自分の状態が書かれており、最後に「そういうものに私はなりたい」とある。私もこれには共感できるところがたくさんある。
 しかし、あまり、人工的なものは使わないというのに対し、いくら暑くても、寒くても、設定温度を調節する必要があるのではないかと思うかもしれない。確かに、さっきの学校の場面では授業に集中できないかもしれないし、さっきの私のように、クーラーでは、一部の人にとってはかなり効いているが、クーラーから遠い人はあまり効かないかもしれない。しかし、クーラー以外にもいろいろな方法で暑さ、寒さに対応できると思う。例えば、クーラーがなかった小学校では、タオルを冷たい水にぬらして、首回りをよく拭いたり、飲み物を前日に凍らせたりして暑さに対応したし、今は、熱中症対策として、いろいろな物が売られている。また、カイロや湯たんぽで寒さにも対応できる。あとは、服装による調節もできる。「アンネの日記」の著者として有名なアンネ・フランクは「苦しいことについては、私は何も考えない。美しいことがまだ残ってるんだから。」という名言を残している。でも私は暑さ、寒さを感じるのも季節を感じられるし、カイロや、氷などでも季節を感じられるからいいと思う。だから、私は自然、四季を楽しみたいと思う。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 季節感のある暮らし はわえ 89 136664738792
2 物事の裏 BOY 88 127162757989
3 原理や原則の学びかた きぬこ 88 134468757493
4 原理の追求 なるか 87 146357849193
5 物の見方、考え方 きよほ 87 133257657397
6 ここであきらめるのか ゆたや 86 122866717583
7 背後の原理 ハッピームーミン 86 110359757590
8 コミュニケーションの大切さ ききか 86 178359667290
9 勉強 アルテマウェポン 85 125852637886
10 スポーツの勝ち負け ゆまり 84 114056778784

 


10月の森リン大賞と上位入賞者(高1高2高3社の部129人中)


「神話」を見直す
nakamu
人間が「ふしぎ」に対して、人間の内的世界と結びつけられた「説明」をつけた事で生まれた「神話」は、私たちを納得させ、安心させる役割を持っている。だがそういった神話で説明のつかない「ふしぎ」も存在する。そこで人間と切り離して観察し、普遍的な回答を探す「自然科学」が生まれた。とはいえ子どもよりも知識の多い大人が「ふしぎ」を提供する番組を見る行動の様に、人は「ふしぎ」からの安心を欲して続けているといえる。
 現代社会では「自然科学」が尊重され、「神話」には不都合が多いと批判される。が、我々は普遍的な理解だけでなく、人の内面と深くつながっている「神話」の重要さを知り、見直すべきではないだろうか。

 それを知る方法の1つは、子どもの頃持っていた独特の世界観を思い起こすことだ。子どもは「自然科学」で納得しようとせず、自らにとって納得のいく答えを選び取る。「ふしぎ」を通じて出される自分の答えは、自身の声とも言えるので、自分自身を知る事にもつながる事だろう。
 例えば子どもが「赤ちゃんはどこから来るの」と聞いた時、母親はなんと答えるだろうか。おそらく子作りの仕方を説明しようとするのは少数派だろう。日本ではコウノトリ説が多用されていると聞く。ロシアではキャベツ説、キャベツの中から赤ちゃんといういかにも桃太郎な話が多いとか。
 母からコウノトリ説を聞いた A子はそれをメルヘンな物語に仕上げて納得し、一方B男は内心で否定、卵で生まれるというメルヘンだが理科要素のある自分の考えで納得したとする。一つの「ふしぎ」から生まれる答えは無限大で、人はそれぞれ違う考えで納得する。そしてこの時、自分で出した答えが最も自分を示しているのだ 。だからこの場合 A子は空想力があるとか、B男は理科の話に興味を持っているなどが言えるだろう。ここでの答えはいわば「神話」だ。そしてこの方法で吟味する事は自分を知るのにも役立つことだろう。

 第二の方法としては、日頃から科学的説明に頼らない事が挙げられる。国民的行事の多くは「神話」に基づいて形作られている。そこから人の内面との関わり見いだす事で、「神話」は身近に感じられることだろう。
 例えば秋のお盆の行事では、先祖を奉ることが趣旨とされている。しかし科学的に考えてみれば幽霊はいないとされている上、キュウリや茄子に楊枝をさすことは資源の無駄遣いと見なされてしまうだろう。しかし、里帰りをして親戚一同が集まって先祖を想うこと、先祖を想う気持ちを形にする事は、人々の心を「ふしぎ」から生まれるのと似た安心で埋める事だろう。
 全てを「自然科学」に頼らず「神話」的なものにも目を向ける事は、人間の彼ら自身による人間的な日常には必要不可欠だろうと私は思う。

 確かに、現象を人間から切り離して観察をする「自然科学」は、物事を普遍的な道で解明する、という方法で事の行き詰まりを解消させ、人類を発展させるのに大きく貢献してきた。しかし、「人の情は必ずしも不利益、不幸を生じさせるとは言えず、それは旅の途中などでは何より有り難いものだから、人は心の持ち方が最も大切である((情けは人の為ならず→)旅は情け、人は心)」と言えるように、人の心は何よりまず人をつくり、そしておおいな支えだと言える。そして「神話」で科学では補えない、人の内面の問題、例えば存在理由といった問題に救いの手を差し伸べてくれる辺りで、人間の精神的安定に大きく影響を与えているのだ。
 私は現代社会に生きる人に、より「神話」の重要性を知って欲しい。そしてそこから自身の内面に関する問題への安心、或はその手がかりを見付け、自分を豊かにする事へつなげてもらえたら幸いだと思った。

順位題名ペンネーム得点字数思考知識表現文体
1 「神話」を見直す nakamu 90 1533699210092
2 「ふしぎ」に対するこたえ りあん 89 131563938695
3 興味を持つことから自分が始まる ゆてた 88 108661838589
4 未来のために テマリ 88 138557777890
5 科学的な説明は くまもんっ☆ 88 140266717689
6 幸福の定義 とりの羽 85 108464757686
7 季節に親しむ ななみ 85 112061677689
8 人間にとっての幸福 くけぬ 85 109258747589
9 芸術スポーツ いここ 84 113962978579
10 勝敗が伝える本当の価値 なすび 84 122053697887



2024年02月の森リン大賞 |  2024年01月の森リン大賞 |  2023年12月の森リン大賞 | 
(23年8月~23年11月未集計) |  2023年07月の森リン大賞 |  2023年06月の森リン大賞 |  2023年05月の森リン大賞 |  2023年04月の森リン大賞 | 
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2019年03月の森リン大賞 |  2019年02月の森リン大賞 |  2019年01月の森リン大賞 |  2018年12月の森リン大賞 |  2018年11月の森リン大賞 | 
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2018年05月の森リン大賞 |  2018年04月の森リン大賞 |  2018年03月の森リン大賞 |  2018年02月の森リン大賞 |  2018年01月の森リン大賞 | 
2017年12月の森リン大賞 |  2017年02月の森リン大賞 |  2017年01月の森リン大賞 |  2016年12月の森リン大賞 |  2016年11月の森リン大賞 | 
2016年10月の森リン大賞 |  2016年09月の森リン大賞 |  2016年08月の森リン大賞 |  2016年07月の森リン大賞 |  2016年06月の森リン大賞 | 
2016年05月の森リン大賞 |  2016年04月の森リン大賞 |  2016年03月の森リン大賞 |  2016年02月の森リン大賞 |  2016年01月の森リン大賞 | 
2015年12月の森リン大賞 |  2015年11月の森リン大賞 |  2015年10月の森リン大賞 |  2015年09月の森リン大賞 |  2015年08月の森リン大賞 | 
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2015年02月の森リン大賞 |  2015年01月の森リン大賞 |  2014年12月の森リン大賞 |  2014年11月の森リン大賞 |  2014年10月の森リン大賞 | 
2014年09月の森リン大賞 |  (2014年7~8月は未集計) |  2014年06月の森リン大賞 |  2014年05月の森リン大賞 |  2014年04月の森リン大賞
2014年03月の森リン大賞 |  2014年02月の森リン大賞 |  2014年01月の森リン大賞 |  2013年12月の森リン大賞 |  2013年11月の森リン大賞
2013年10月の森リン大賞 |  2013年09月の森リン大賞 |  2013年08月の森リン大賞 |  2013年07月の森リン大賞 |  2013年06月の森リン大賞
2013年05月の森リン大賞 |  2013年04月の森リン大賞 |  2013年03月の森リン大賞 |  2013年02月の森リン大賞 |  2013年01月の森リン大賞
2012年12月の森リン大賞 |  2012年11月の森リン大賞 |  2012年10月の森リン大賞 |  2012年09月の森リン大賞 |  2012年08月の森リン大賞
2012年07月の森リン大賞 |  2012年06月の森リン大賞 |  2012年05月の森リン大賞 |  2012年04月の森リン大賞 |  2012年03月の森リン大賞
2012年02月の森リン大賞 |  2012年01月の森リン大賞 |  2011年12月の森リン大賞 |  2011年11月の森リン大賞 |  2011年10月の森リン大賞
2011年09月の森リン大賞 |  2011年08月の森リン大賞 |  2011年07月の森リン大賞 |  2011年06月の森リン大賞 |  2011年05月の森リン大賞
2011年04月の森リン大賞 |  2011年03月の森リン大賞 |  2011年02月の森リン大賞 |  2011年01月の森リン大賞 |  2010年12月の森リン大賞
2010年11月の森リン大賞 |  2010年10月の森リン大賞 |  2010年09月の森リン大賞 |  2010年08月の森リン大賞 |  2010年07月の森リン大賞
2010年06月の森リン大賞 |  2010年05月の森リン大賞 |  2010年04月の森リン大賞 |  2010年03月の森リン大賞 |  2010年02月の森リン大賞
2010年01月の森リン大賞 |  2009年12月の森リン大賞 |  2009年11月の森リン大賞 |  2009年10月の森リン大賞 |  2009年09月の森リン大賞
2006年9月~2009年8月までの森リン大賞


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